17 / 132
17話 「お姉ちゃんはエターナルファンタジーオンラインに転生して良かったかもしれないよ」
しおりを挟む「お姉ちゃんはエターナルファンタジーオンラインに転生して良かったかもしれないよ」
メルメちゃんが、少し気を落として言う。
「メルメ達の世界はね」
「終わりに近づいてるからね」
世界が、終わりに、か。
「メルメ達の世界だけじゃないよ」
「どこの異世界も」
「魂が消耗されていってるから」
「メルメだって明日にもオロチに殺されてるかもしれないの」
「それだったら、エタファン世界で遊んでるのもきっと良いよ」
「お姉ちゃんもメルメも」
なんだか、驚く事はない話しだった。
私の魂が、メルメちゃんの話しを受け入れてた。
「古角保次郎は」
「常設英雄の彼は」
「メルメちゃんの世界にもいるんでしょう」
私は、何故だか記憶にある古角保次郎の話しを出した。
「だめだよ」
「常設英雄古角保次郎は」
「また親友を殺したの」
!
「なんですって」
「じゃあ」
私は、口を紡ぐ。
「すとろべりーぱふぇおいしー」
「そう。良かったわね」
私達は、2人とも話しを逸らす。
MMORPGの世界に転生した私よりも、現実世界の方が、危険な状況のようだ。
私は、何が出来るのかしら。
メルメちゃんに。
「VRMMOの中で食べても、美味しいと思えるのね」
私は、どうでもいい話をする。
「そういう風に出来てるんだって」
「VRMMOって便利だよねー」
「これで、現実世界ですとろべりーぱふぇが食べれなくても」
「何も食べるものがなくても」
「食べてる気分になれるんだよ」
私は、またも黙ってしまった。
電子パッドを操作して、もう1つストロベリーパフェを注文をした。
「ストロベリーパフェを持ってきたよ」
にゃーこが、またやってきて、喋る。
「にゃーこー」
「また来てくれたんだね」
「メルメの事好きなのかな」
「メルメはにゃーこの事好きだよ」
メルメちゃんは、にゃーこの耳の後ろをさわさわとなでる。
「ごゆっくりどうぞ」
にゃーこは、また戻っていく。
にゃーこは、にゃーこなのに、語尾ににゃーとかにゃとかつかないのね。
ステータス画面を見てみると、750Cとなっていた。
装備、買わないといけないわね。
21
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。



サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

久しぶりに帰省したら私のことが大好きな従妹と姫はじめしちゃった件
楠富 つかさ
恋愛
久しぶりに帰省したら私のことが大好きな従妹と姫はじめしちゃうし、なんなら恋人にもなるし、果てには彼女のために職場まで変える。まぁ、愛の力って偉大だよね。
※この物語はフィクションであり実在の地名は登場しますが、人物・団体とは関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる