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妹は癇癪を起し暴れれば誰でも要求をのむと思っているようです。こんなクズが私の妹なんですか。こんなクソ家族とは縁を切りたいです
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「お姉様、お姉様の婚約者のバスティン君をちょうだい」
はぁぁぁぁぁ。妹のルシアラが私の物を欲しがるのはいつもの事だけど
遂に私の婚約者まで欲しがるなんて。
婚約者は物じゃないからあげるなんてできないのだけれど。
なんでこんな当然の事教えなければならないのかしら。
これが妹なんだから悲しくなる。
「あのね、ルシアラ。今回は貴方にあげる事はできないのよ」
要求が通らないとなるとルシアラは癇癪を起し暴れ出す。
赤ちゃんがそのまま大きく育ったようなものね。
はぁぁぁ。両親がルシアラを溺愛して甘やかすし。
誰が見ても間違いなく美しい容姿をしているし、
殿方に媚びるのは本当に上手いものだから。
要求すれば誰もが答えてあげて当然と思うようなクズになってしまった。
いえ、これ元からかしら。
「そうやって暴れても駄目よ。人はあげられるものではないのよ」
最終的には暴れれば皆が要求を呑むものだと思っている。
私もこのクズ妹と関わるのが嫌だからこんなクズを放置していた結果が今に至っている。
「なんでそんな意地悪言うのお姉様」
どうやらルシアラは本気で私が意地悪を言ってるのだと思っているようだ。
「意地悪なんかじゃないわ。これは貴方のためを思って言ってる事でもあるのよ」
妹はよりいっそう激しく暴れる。
もう体も大きくなってきたのだからいつまでも幼児のように暴れるのはやめて欲しい。
でもそれは後でもいいわ。
とにかく人は物のようにあげられるものではないという事はなんとか教えないと。
「そうだわ。意地悪なお姉様がくれないというのなら私のものにしてしまえばいいのよ」
はぁ?私は意地悪な事など言ってないという事もあるけれど、そんな事は今はどうでもいいと
思えるぐらい頭が痛くなるような発言を聞いてしまった」
「私のものにしてしまえばいい?」
「ええ。そうよ」
ルシアラは自慢げに話す。
自慢げに言う事じゃないわよ。
「フォクト男爵家令息バスティンぐらいお父様お母様に頼めば私のものにしてくれるはずよ」
そんな馬鹿な事をよく自慢げに言えるわね。
しかし、フォクト男爵家領の経済状況を考えると、お父様お母様が本気でやればバスティンを自分のものに
する事はできそうだ。
しかしそんな馬鹿な事を私の両親は、やるんでしょうね。
ルシアラが望めば。
はぁぁぁぁぁ。妹のルシアラが私の物を欲しがるのはいつもの事だけど
遂に私の婚約者まで欲しがるなんて。
婚約者は物じゃないからあげるなんてできないのだけれど。
なんでこんな当然の事教えなければならないのかしら。
これが妹なんだから悲しくなる。
「あのね、ルシアラ。今回は貴方にあげる事はできないのよ」
要求が通らないとなるとルシアラは癇癪を起し暴れ出す。
赤ちゃんがそのまま大きく育ったようなものね。
はぁぁぁ。両親がルシアラを溺愛して甘やかすし。
誰が見ても間違いなく美しい容姿をしているし、
殿方に媚びるのは本当に上手いものだから。
要求すれば誰もが答えてあげて当然と思うようなクズになってしまった。
いえ、これ元からかしら。
「そうやって暴れても駄目よ。人はあげられるものではないのよ」
最終的には暴れれば皆が要求を呑むものだと思っている。
私もこのクズ妹と関わるのが嫌だからこんなクズを放置していた結果が今に至っている。
「なんでそんな意地悪言うのお姉様」
どうやらルシアラは本気で私が意地悪を言ってるのだと思っているようだ。
「意地悪なんかじゃないわ。これは貴方のためを思って言ってる事でもあるのよ」
妹はよりいっそう激しく暴れる。
もう体も大きくなってきたのだからいつまでも幼児のように暴れるのはやめて欲しい。
でもそれは後でもいいわ。
とにかく人は物のようにあげられるものではないという事はなんとか教えないと。
「そうだわ。意地悪なお姉様がくれないというのなら私のものにしてしまえばいいのよ」
はぁ?私は意地悪な事など言ってないという事もあるけれど、そんな事は今はどうでもいいと
思えるぐらい頭が痛くなるような発言を聞いてしまった」
「私のものにしてしまえばいい?」
「ええ。そうよ」
ルシアラは自慢げに話す。
自慢げに言う事じゃないわよ。
「フォクト男爵家令息バスティンぐらいお父様お母様に頼めば私のものにしてくれるはずよ」
そんな馬鹿な事をよく自慢げに言えるわね。
しかし、フォクト男爵家領の経済状況を考えると、お父様お母様が本気でやればバスティンを自分のものに
する事はできそうだ。
しかしそんな馬鹿な事を私の両親は、やるんでしょうね。
ルシアラが望めば。
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