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1話 「貴女の事、ずっと殺したかったわルーチェ!!貴女が憎くて仕方がないわ!! 地獄に落ちて!!地獄で永遠に苦しめこの外道!!」

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 幼い頃からずっと家族に虐げられてきました。
妹のルーチェは自称病弱で怠け者で私に領地の仕事も聖女の仕事も全部押し付けて遊んでいました。
ルーチェはむかつく事に可愛いのです。
誰が見てもルーチェを可愛いと言います。
むかつきますよね。
そのむかつきで、私の心は壊れていきました。
私の心はいつまで持つのでしょうか。
 「ねぇブスお姉様~ルーチェの変わりに聖女の仕事しておいてね~
ルーチェは~お姉様の婚約者のパルトニーノとセックスしてくるわ~。
お姉様の婚約者のパルトニーノはルーチェが貰うわ~。
何か文句あるのかしら~。
ルーチェは可愛いんだから、パルトニーノもルーチェと結婚した方が喜ぶわよ~。
お姉様は~豚とでも結婚して豚とセックスしてればいいんじゃないかしら~。
お姉様にはお似合いよ~。
もう用意してるわよ~。どうかしらこの雄豚。
中々のイケメン豚でしょ~。お姉様にはもったいないんじゃないかしら~」
 もう、私の心は壊れるでしょう。
私は、心が完全に壊れてしまったら、ルーチェに一番に復讐して殺そうと決めていました。
そのために、常に斧を持ち歩いていました。
 「お姉様、今すぐこのイケメン豚とセックスしなさい。
あら、何か不満でもあるのかしら。
ブスなお姉様の癖に何の不満があるっていうの~?」
 私の心はばりばりと壊れてしまいました。
この時のために、ずっと訓練を続けてきました。
ずっと、ルーチェを殺そうと訓練してきました。
ルーチェを殺したいと思わない日はありませんでした。
斧をルーチェの頭に振り下ろします。
ルーチェの頭蓋骨は割れて、脳が見えました。
好機!!人間は脳をぐっちゃぐちゃにすると死ぬのです。
賢い私はそれを知っています。
 「殺す殺す殺す!!絶対殺す!!貴女は生きていてはいけないのよルーチェ!!死ね!!殺す!!」
一心不乱でルーチェの脳をぐちゃぐちゃにしました。
この時の為に、ルーチェに毒両親に虐げられても耐えて、耐えながらも訓練を努力を続けてきたのです。
ここでルーチェを殺さなければ、私は何の為に耐えて努力してきたのでしょう。
 「貴女の事、ずっと殺したかったわルーチェ!!貴女が憎くて仕方がないわ!!
地獄に落ちて!!地獄で永遠に苦しめこの外道!!」
 ルーチェは言葉を発しませんでした。
いつも煩いルーチェが言葉を話さないなんて、もう死んだんじゃないかとそう思いたい気持ちがあります。
ですが、それはそう思いたいだけなのです。
ここで確実にルーチェを殺さなければなりません。
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