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6話  助けてお姉様!! お願いだから”今更助けてと言われてももう遅い”なんて言わないで!!

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 「ふん!!真実の可愛さも美しさも知らない馬鹿どもが言ってるというだけだ!!
真実にクフォスリルン大陸1可愛いのは俺様のランレルオルティースだ!!」
 はぁー、言い訳ですかー。仕方ないですねー。
 「大体だ!!お前の周囲にばらまき捨てられてるフランクフルトの串は何だ!!
50本はあるぞ!!
お前!!自分でフランクフルト全部食ったんだろう!!」
 はぁー、ブッサイクが都合が悪くなって無理矢理話をそらしてきました。
まぁいいでしょう。合わせてあげましょう。
どうやらこのブッサイクは成人はしてても精神年齢は2歳児知能は3歳児という出来損ないのようです。
 「リリアミィが食べたに決まってるじゃないの~貴方みたいな3歳児の知能だとそんな事も聞かないと
分からないのかしら~。
え、それが何かブサイク君に関係あるのかしら。
貴女、リリアミィがフランクフルト何本食べたか監視するの?
気持ち悪いわねぇ。気持ち悪くてもう相手にしたくないので帰ってもらえるかしら」
 リリアミィは可愛くて美しいだけの馬鹿に思われがちですが、実はとっても賢いのです。
ガルシア男爵家領で300番目ぐらいに賢いのです。
リリアミィすごーい!!
 なので、とても賢いので、このブサイク君には早めに帰ってもらった方がいいでしょう。
帰って!!帰って下さい!!
リリアミィ賢いって嘘かもしれないの!!
リリアミィ賢くはないけれど!!
男爵令嬢の本能的に!!ガルシア男爵家で引き継がれてるDNAやら遺伝子的に
危機をびんびん察してるの!!
助けてお姉様!!
お願いだから”今更助けてと言われてももう遅い”なんて言わないで!!
お姉様~聖女の仕事ちゃんとしてるのかしら~。
お姉様が今眠ってるかしらー。
ガルシア男爵家領は敵意が簡単に侵入しちゃってるわよー。
リリアミィはー頑張ってフランクフルト食べながら店番してたらー
敵意を簡単に侵入させてたのー。
だからリリアミィは悪くないわよね。
そう。きっとそう。リリアミィは何も悪くない!!

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