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私のママが聖女って年齢的にきつい。私達は一つになった
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「そもそも私、聖女やるって同意したんだし聖女やるんだよ」
「君聖女が何をやるか。ちゃんと分かってて言ってるのか」
「分かってるよ。何かあったときの生贄みたいな者でしょ」
「モンスターや水守一族がもし人間界に攻め込んできたら、聖女様の私が殺されて、それで大和君達や島民が
聖女様が殺された。モンスターも水守一族もやってしまえ。戦いの時は来たって高揚して戦うんでしょ。
こっちから戦争を起こしたい時は、私が交渉だなんだとか理由をつけて結界の向うに行って帰ってこなくて、聖女様が帰ってこない。
交渉で結界の向うに行った聖女様を殺した外道どもだ。人間の敵だ、戦うぞ野郎どもって指揮を上げて水守一族と戦争するための
きっかけ作りの道具でしょ」
「はい、正解。分かってるじゃないか聖女たぷずん」
宮葉さんが拍手をして言ってくれる。わーい正解。嬉しいなー。問題簡単すぎるけど。誰でも分かるよ。私でも分かるんだから。
パパとママが入って来る。私が聖女契約に行ったという話を聞いてかけつけたのだろう。
全力でパパに殴られた。息をする間もなく無呼吸でパパが全力で私を殴り続ける。パパの拳から血が出てる。
当然の行為で、私が悪いので何を言う気にもならない。
「この度は、12歳の娘が勝手に聖女契約した事で、契約を無効にしにきたんだがね」
「さっきもこの島民の希望とか言われてる中学生にも説明したんだけどさ、確かにこんな契約法律で無効にできるよ。
裁判でもなんでもどこにでも持ち込めばいいけどさ、ここにいる人達も俺もそれで法律上無効になったって俺達は関係ないんだよね」
「島民の希望よ、君は娘を助けに来てくれたのか。ありがとう」
パパが徹君に向かって言う。
「パパ、そっちの男前君じゃなくてこの並盛君が島民の希望大和君だよ」
「む、そうか。てっきり見た目から言ってこの男前君が島民の希望なんだと」
まぁそうなるよね。
パパがママから受け取った鞄を開く。中には1万円札がいっぱい入っていた。
「これで納得してくれないか。私は生命保険に入っている。足りないなら自殺して保険金を貰うからその金も受け取るがいい」
「あー、そんな金額の金でどうにかなるもんじゃないんだよねぇ。ここにいる人達もっとお金持ちなのよ。そんな金じゃ
ここにいる人達は納得いかないよ」
「なら、私が変わりに聖女をやるわ。それでいいでしょう」
ママが聖女って、年齢的にきついよ。
「貴方、島の外から来た人でしょ。島の遺伝子が入ってないと聖女はできないんだよねぇ。それに聖女様ってのは無力な少女がやるから
無力で無抵抗なまだ人生これからだって少女が殺されて可哀想だから、島民を怒らせ湧きあがらせるんだよね。たぷずんのママさんが殺されても結界の向うに行って帰ってこなくても
湧きあがらないんだよね」
やっぱり年齢的にきつかった。
「たぷずんってこの子がたぷたぷしてるから?」
「ああ、それ俺がたぷずんってつけて」
「そんな話はいい」
父が遮る。
「俺もその話はもういいと思うぜ」
徹君は本当にもうその話はいいというように言う。
「俺ももうその話は聞いたし」
大和君も止める。
「俺達はもう3度目なんだぞその話」
オーディエンスはもう飽き飽きしているようだ。
満場一致でこの話はやめることになった。今、私達は一つになった。私達は繋がっている。一人じゃない。
「君聖女が何をやるか。ちゃんと分かってて言ってるのか」
「分かってるよ。何かあったときの生贄みたいな者でしょ」
「モンスターや水守一族がもし人間界に攻め込んできたら、聖女様の私が殺されて、それで大和君達や島民が
聖女様が殺された。モンスターも水守一族もやってしまえ。戦いの時は来たって高揚して戦うんでしょ。
こっちから戦争を起こしたい時は、私が交渉だなんだとか理由をつけて結界の向うに行って帰ってこなくて、聖女様が帰ってこない。
交渉で結界の向うに行った聖女様を殺した外道どもだ。人間の敵だ、戦うぞ野郎どもって指揮を上げて水守一族と戦争するための
きっかけ作りの道具でしょ」
「はい、正解。分かってるじゃないか聖女たぷずん」
宮葉さんが拍手をして言ってくれる。わーい正解。嬉しいなー。問題簡単すぎるけど。誰でも分かるよ。私でも分かるんだから。
パパとママが入って来る。私が聖女契約に行ったという話を聞いてかけつけたのだろう。
全力でパパに殴られた。息をする間もなく無呼吸でパパが全力で私を殴り続ける。パパの拳から血が出てる。
当然の行為で、私が悪いので何を言う気にもならない。
「この度は、12歳の娘が勝手に聖女契約した事で、契約を無効にしにきたんだがね」
「さっきもこの島民の希望とか言われてる中学生にも説明したんだけどさ、確かにこんな契約法律で無効にできるよ。
裁判でもなんでもどこにでも持ち込めばいいけどさ、ここにいる人達も俺もそれで法律上無効になったって俺達は関係ないんだよね」
「島民の希望よ、君は娘を助けに来てくれたのか。ありがとう」
パパが徹君に向かって言う。
「パパ、そっちの男前君じゃなくてこの並盛君が島民の希望大和君だよ」
「む、そうか。てっきり見た目から言ってこの男前君が島民の希望なんだと」
まぁそうなるよね。
パパがママから受け取った鞄を開く。中には1万円札がいっぱい入っていた。
「これで納得してくれないか。私は生命保険に入っている。足りないなら自殺して保険金を貰うからその金も受け取るがいい」
「あー、そんな金額の金でどうにかなるもんじゃないんだよねぇ。ここにいる人達もっとお金持ちなのよ。そんな金じゃ
ここにいる人達は納得いかないよ」
「なら、私が変わりに聖女をやるわ。それでいいでしょう」
ママが聖女って、年齢的にきついよ。
「貴方、島の外から来た人でしょ。島の遺伝子が入ってないと聖女はできないんだよねぇ。それに聖女様ってのは無力な少女がやるから
無力で無抵抗なまだ人生これからだって少女が殺されて可哀想だから、島民を怒らせ湧きあがらせるんだよね。たぷずんのママさんが殺されても結界の向うに行って帰ってこなくても
湧きあがらないんだよね」
やっぱり年齢的にきつかった。
「たぷずんってこの子がたぷたぷしてるから?」
「ああ、それ俺がたぷずんってつけて」
「そんな話はいい」
父が遮る。
「俺もその話はもういいと思うぜ」
徹君は本当にもうその話はいいというように言う。
「俺ももうその話は聞いたし」
大和君も止める。
「俺達はもう3度目なんだぞその話」
オーディエンスはもう飽き飽きしているようだ。
満場一致でこの話はやめることになった。今、私達は一つになった。私達は繋がっている。一人じゃない。
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