聖女になれば寝転がってスマホ触ってるだけで三食おやつ付のイージーモードだから聖女の能力なんてないのに 聖女になってみたらやばいことになった

甘いからあげ

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聖女になったらさっそく告白されたけどこんな寒い事言ってくる男子はきつい

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 「ねぇ宮葉さん、私ってたぷ子かな」
 「うん。たぷ子ってしっくりくるね。聖女たぷ子よみたいな」
 宮葉さんが私のたぷたぷした顔の輪郭や体を見て言う。うんうんとか納得してる感じすげー腹立つ。いや事実なんだけどね。
 「私杏子でしょ。でも聖女たぷずだったらやっぱり違和感あるし」
 「聖女たぷずんなら違和感少ないんじゃないかな」
 「それだよ。宮葉さん賢い」
 「ちょっと強そうでいいよ聖女たぷずん」
この場にいた人達はまだ聖女就任だとかで盛り上がっていて私と宮葉さんがそんな話をしていると、
私と同じ年ぐらいの少年二人が入ってくる。
 「話を聞いて来た歩道大和だ。まさか、聖女就任なんてさせようとしてるんじゃないだろうな。こんな子供に」
 歩道大和。見ただけでは分からなかったけど、名前ならこの島の中学生なら聞いた事がる。
チートスキルの持ち主でクズで中学生の総大将やって、島民の希望とか言われてる少年だ。
歩道大和と言う名前を聞いてこの場にいた若者程強く動揺している。
 「いやー、もう聖女の契約済んじゃったんだよね」 
 宮葉さんが胡散臭そうなというか胡散臭い笑顔で少年に向けて言う。
 「ふざけるなよ。こんな子供に保護者の許可もなく聖女の契約だと。こんな契約無効だ。取り消しだ」
 子供子供って君も私と同じ年の子供でしょ。
 「もう契約は済んだんだって。今更無効も何もないよ」
 「だから、そんなのおかしいだろ」
 「いいよ。裁判でもなんでもして法的に無効にするのは勝手にさ。でも俺やここにいる人達はもうたぷずんを聖女たぷずんって認めたし、
彼女が聖女契約に同意するって声を聞いたんだよ。ちゃんと念も押したよ。法律で無効にしようが俺達はたぷずんを聖女たぷずんとして扱う」
 「そうだ。僕達はそこのたぷたぷした聖女様から聖女契約に同意するって話を聴いたんだよ。見た目は好みじゃないけどな」
 「ああ、俺もちゃんと聴いたぜ。聖女契約にちゃんと同意してた。見た目は俺の好みだ」
 この場に居合わせた人達がそうだそうだとか聖女契約に同意したのをちゃんと聴いたと言う。
 「ちょっと待って。たぷずんって誰の事を言ってるのさ。この子は原本杏子ちゃんだよね」
 「いやね、杏子ちゃんが私たぷ子かなって聞いてくるから、でも杏子でしょ。だからって聖女たぷずだったら違和感あるしって話てて。
俺が聖女たぷずんなら違和感少ないんじゃないかなって言ったんだよ」
 「そう、そしたら私も宮葉さん賢いねって言って」
 「俺がちょっと強そうでいいよ聖女たぷずんって言って」
 「たぷずんってなんだよ。原本さんは全然たぷたぷしてないじゃないか」
 「いや、してるよ。君ちょっとおかしいんじゃない」
 「君、女の趣味が自覚できてないタイプじゃないかな」
 「徹ってほらこの友達もお父さんにもそれ言われたよ。お母さんにも『それは貴方はふくよかな少女が好きだからよ』なんて言われたし」
 「ほらー。やっぱり君自覚できてないだけでちょっとたぷずんな少女をそれがちょっといいぐらいの肉付きとか思ってるんじゃないの。聖女たぷずんの肉付きは
丁度いいぐらいとかを過ぎちゃってる感のある肉付きたぷつき感だからね」
 「いや、原本さん丁度いいぐらいだって。俺はすげぇ好み。あ、杏子ちゃんって呼んでいい」
 「いいよー。じゃあ私も大和君って呼ぶね。私達って聖女様と島民の希望って言われてる中学生総大将って事で、なんか親近感持てるし。
会うのは初めてだけど名前や噂は聞いてたよ」
 「線番号交換しようよ」
 「いいよ。はい、これでふれんじゅ」
 「やっぱり嫌だ」
 「えーなんでなんでどうしたの。まさかあんな寒い事言っちゃうつもり」
 「杏子ちゃんとはふれんじゅじゃなくてちゃんと友達になってもっと深い関係に発展して行きたい」
 「うわー。本当にこれ言っちゃう男の子いるんだ。私の友達の千穂もこれ言う男子いたら、寒すぎて無理。
やばい聞いたこっちが凍死するぐらいやばいって言ってたよ」
 「これそんなに駄目?杏子ちゃんはどう思うの」
 「きつい」
 大和君はやっちゃったかーって反応をする。
 
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