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1話 私の物をなんでも奪う妹は私のペン置きまで奪おうとしたので 私の中の何かがぷつりときれました 妹は浮浪者に屍姦されるようです
しおりを挟む「お前のような地味な女とは婚約破棄追放だ」
はぁ、そうですか。婚約者でルクソリン王国王太子イグナタン・コルターマンに婚約破棄を告げられました。
私の容姿や振る舞いが地味というのは間違っていないし、地味と言われる事に怒りはないけれど、
それが正統な婚約破棄の理由になるわけではない。
「地味なのは否定しないけれど、それが婚約破棄の正統な理由にはならないわよね。
貴方、一応は王太子でしょう。そんな事していては貴族達に示しがつかないでしょう」
王族は貴族の上に立つ存在なのに、その王族。ましてや王太子がこれでは貴族の乱を助長させる。
まぁ、他の王族も貴族もクズ馬鹿どもばかりなので今更どうでもいいかもしれませんね。
「ふん、僕様の情けを受け取らないか、いいだろう」
はぁー。何か本当の理由、罪になるような理由があるとでも言いたげですね。
勿論私はルクソリン王国の罪なんて犯していないので、何か罪があるならむしろ言って欲しいぐらいです。
あ、信仰上の罪は犯してますよ。
「なんなのよ。本当の理由とやらを言ってみなさい」
「お前は実の妹のロイジーナを殺したのだろう」
はぁーーー?
私がロイジーナを殺したですって?
私がロイジーナを殺すわけがない。
確かにロイジーナは死んだが、私が殺したわけではない。
---過去
「お姉様、お姉様のペン置きちょーだい」
妹は私の物をなんでも欲しがり奪って行きます。
妹は私の物ならなんでもいいのです。
しかし妹にペン置きは相応しくありません。
ペン置きと言っても、ペン置きは使いもしないペンを置きっぱなしに
しておくのではなく、手元に置いておいていつでもすっとペンを使えるように置いておくものなのです。
妹の場合どうせペンなど使わない、文字を書くことなどありえないのだから、納屋に束にして閉まっておいても
なんの問題もないでしょう。
ペンも今まで100本以上妹に奪われてきましたからね。
ペンなど使わない妹がそんなにペンを奪って何がしたいんでしょう。
きっと私の物を奪って私の方が強いと示してるんでしょうが、
妹の首などいつでも簡単に落とせます。
聖女としての適性が高いだとか魔力気力ともに高いなどと言われ、妹はすっかり自分が強いと思っているんでしょうが、
それに慢心してなんの訓練もしていない妹よりも訓練してる私の方が強いのは当然です。
「貴方にはペン置きよりこの紐の方が合ってるでしょう」
「えー、どういう事。ジーナ意味が分からなーい」
「こういう事よ」
妹の首を紐で絞めた後、妹の首を切り落としました。
紐の意味なかったわね。
妹の死体は浮浪者達に渡すと喜んで屍姦していました。
ざまぁ(笑)
死後も自分の体を使って民に奉仕するなんて、聖女のようです。
よかったわね。
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