低収入無駄飯ぐらいの夫が離婚したいと言うので離婚しました。私の妹と自堕落に生きたいようです。元夫も妹も大人なので責任は自分でとって下さいね

甘いからあげ

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1話 夫は甘やかされて育ち空腹精神の欠片もなく毎日呑気に遊んでいます

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 「おかえりノカン、今日も帰りが早いわね」
 夫のノカンは毎日帰りが早いです。
ろくに働かず、給料も低く資格も取らず向上もせず残業もしません。
夫の仕事は資格を取って転職したり昇格したり残業して残業代を稼ぐのが当然の仕事なのですが、
夫は今日も定時で帰ってきてデレポタをやっています。
 「ああ、毎日がノー残業デーなんだ」
 別にね。残業すればいいとは思ってませんよ。
残業しないで給料を増やすなり向上していけばそれでいいんですよ。
しかし、夫は残業もしない帰ってきてもデレポタをやっているだけなのです。
 「そう、なら給料を増やせばいいんじゃないかしら。
努力して独立する人もいるのよ」
 夫はろくに稼ぎもせず毎日遊んでいるうえ、第3王子様待遇で甘やかされて育ったため、とにかくお金がかかります。
食材も、夫はそれが当たり前だと思っているのですが、王宮育ちの第3王子様は高級食材でなければ文句をつけます。
馬鹿のくせに舌は鍛えられているようです。
普通の食材を使うと分かるようです。
なんで脳と知識を鍛えておかなかったのでしょう。
タオルも服も夫が当たり前と思っている物は高いのです。
本人はその生活が当たり前だと思っています。
低収入のくせにお金だけはかかる無駄飯ぐらいです。
独立する知識も資金も貯めていません。
 「デレポタやってたいし、僕は昇格も独立も興味ないよ」
 !!それなのに、残業も嫌で、金はかかる無駄飯ぐらい。
なんでこんなにクズなんでしょうこの夫は。
なんでこんなに呑気なのでしょう。
王宮育ちで子供の頃から欲しい物を何でも与えられて育ったため、空腹精神がないのでしょう。
自立心もないのでしょう。
いざとなればお父様お母様お兄様に甘えればいいと思っているのでしょう。
夫は両親だけでなく、第1王子のホセントス様とピロント様にも甘やかされて育ちました。
王位継承の争いに参加する気もなく、兄2人に競争心も持たず、ぼんやりして育ちました。
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