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キュリウス
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むにゃむにゃ…
もう食べられない…
ぶちゅっ!ぶちゅっ!
なんだ!?吸いつかれる!
巨大タコだ!!
「たすけてー!」
ハッ!!
パチクリと目を覚ますと、頬に吸い付く巨大タコこと、ガルがいた。
「ヒヨリの寝言、可愛い。」
「ええい!離せ!この巨大タコガル!!」
「あら?起きた?」
アリアナさんがひょいっと俺の部屋を覗いた。
「アリアナさん…あれ?俺?」
何故にベッド?起きたはず…
確か、、、
ハッ!!
「そうだ!茶金が鳥さんで!鳥さんが茶金で茶金髪がイケメンで、イケメンがギルドメンバーだ!!」
もうパニクり何を言っているかわからない。
「主人!!」
ガバチョと部屋に飛び込み、ヒヨリに抱きつくキュリウス。
ベリッと直ぐにガルに剥がされる。
「おっ!ヒヨリくん起きた?」
ひょいっとシス達も現れる。
お腹が空いた俺の為に、下で食事をしながら話す事になった。
「いやー、ヒヨリの部屋でキュリウス見た時は、幽霊だと思ったよ。探しに行くといっても、連絡取れないプラス毒の時点で最悪の事も考えてたからね。」
アルの言葉にシスも頷く。
「すまない。だが、俺も死を覚悟した。何とか、獣化して逃げたが、腕も折れ、毒も回り、力尽きた所を主人が見つけ、治してくれた。しかも、こんなにも可愛い主人が!!主人の部屋の作りを見て、ギルドだと思ったから、よりびっくりだよ。俺の恩人で女神様だ!」
服に着替えたキュリウスは、なんていうか、アラジンに出てきそう?いやエジプト?イメージの格好をしていた。褐色に映える。金のチョーカーは太く、袖なしのベストに、白いパンツ。割れた腹筋が丸見えだ。
聴くと、腕が羽になる為、袖なしのベストにしないと全て破けるらしい。
四足歩行の半獣化と違い、直ぐ羽になる為、速攻で動きやすい様にだそうだ。
確かに、ヒューとかは完全じゃなければ、服着ても大丈夫そうだしな。
ホットケーキを食べながら頷く。
「しかし、ヒヨリは本当にミラクル起こすな?キュリウスを拾うとは。」
ウランは呆れた様にホットケーキを頬張るヒヨリを頬をついて覗き込む。
「ヒヨリ、落ちてるもんは拾うな。」
親が子に言う様なセリフをガルから聞くとは。
「じゃあ、ガルが落ちてても拾わないからな!!」
「拾う必要ない。ついて行く。」
意味ねえじゃん!!
「主人はここのギルドに入ったんだってな!?これからよろしくな!」
白い歯を見せながら笑うキュリウスに、完璧な爽やか系がきた!!とガッツポーズを心の中で作る。
コイツら基本、変人で病んでるイメージなんだよな。
執着気質や何考えてるかわからんイメージだし。
俺の中で、執着闇気質がガル、チャラお兄さんがシス、腹黒ネガティブがアル、アニキ肌ツンデレがウラン、変人っていうか、何考えてるかわかんないなのがティーン、優しいコンプレックスの固まりがダイナ。
キュリウスは爽やかだが、そういえばおそわれたんだっけ?
ジロッと思い出して睨むが、キュリウスはニコニコしていて毒気を抜かれる。
「キュリウスさん、体調は?」
「ん?大丈夫!元気だ。だが、ちょっと胃がシクシクするな?」
胃をさすりながら、答えるキュリウスに、食べ終わったら、診てやると伝えたら、嬉しそうに頷いた。
「ふむ、やはりまだ胃が荒れてる。もうちょい治療するね?」
診台に乗せて、胃に光を当てる。
「おー!シクシクしないわ。」
見事なバキバキ腹筋を摩るキュリウスにホッとすると、頬にチュッとキスをされた。
「ありがとう。主人。」
フッと目元を細めて笑うキュリウスにちょいとドギマギ。
なんか、憎めない奴や。
鳥さんだからか??
まあ、ギルドメンバーが無事で良かったわ。
もう食べられない…
ぶちゅっ!ぶちゅっ!
なんだ!?吸いつかれる!
巨大タコだ!!
「たすけてー!」
ハッ!!
パチクリと目を覚ますと、頬に吸い付く巨大タコこと、ガルがいた。
「ヒヨリの寝言、可愛い。」
「ええい!離せ!この巨大タコガル!!」
「あら?起きた?」
アリアナさんがひょいっと俺の部屋を覗いた。
「アリアナさん…あれ?俺?」
何故にベッド?起きたはず…
確か、、、
ハッ!!
「そうだ!茶金が鳥さんで!鳥さんが茶金で茶金髪がイケメンで、イケメンがギルドメンバーだ!!」
もうパニクり何を言っているかわからない。
「主人!!」
ガバチョと部屋に飛び込み、ヒヨリに抱きつくキュリウス。
ベリッと直ぐにガルに剥がされる。
「おっ!ヒヨリくん起きた?」
ひょいっとシス達も現れる。
お腹が空いた俺の為に、下で食事をしながら話す事になった。
「いやー、ヒヨリの部屋でキュリウス見た時は、幽霊だと思ったよ。探しに行くといっても、連絡取れないプラス毒の時点で最悪の事も考えてたからね。」
アルの言葉にシスも頷く。
「すまない。だが、俺も死を覚悟した。何とか、獣化して逃げたが、腕も折れ、毒も回り、力尽きた所を主人が見つけ、治してくれた。しかも、こんなにも可愛い主人が!!主人の部屋の作りを見て、ギルドだと思ったから、よりびっくりだよ。俺の恩人で女神様だ!」
服に着替えたキュリウスは、なんていうか、アラジンに出てきそう?いやエジプト?イメージの格好をしていた。褐色に映える。金のチョーカーは太く、袖なしのベストに、白いパンツ。割れた腹筋が丸見えだ。
聴くと、腕が羽になる為、袖なしのベストにしないと全て破けるらしい。
四足歩行の半獣化と違い、直ぐ羽になる為、速攻で動きやすい様にだそうだ。
確かに、ヒューとかは完全じゃなければ、服着ても大丈夫そうだしな。
ホットケーキを食べながら頷く。
「しかし、ヒヨリは本当にミラクル起こすな?キュリウスを拾うとは。」
ウランは呆れた様にホットケーキを頬張るヒヨリを頬をついて覗き込む。
「ヒヨリ、落ちてるもんは拾うな。」
親が子に言う様なセリフをガルから聞くとは。
「じゃあ、ガルが落ちてても拾わないからな!!」
「拾う必要ない。ついて行く。」
意味ねえじゃん!!
「主人はここのギルドに入ったんだってな!?これからよろしくな!」
白い歯を見せながら笑うキュリウスに、完璧な爽やか系がきた!!とガッツポーズを心の中で作る。
コイツら基本、変人で病んでるイメージなんだよな。
執着気質や何考えてるかわからんイメージだし。
俺の中で、執着闇気質がガル、チャラお兄さんがシス、腹黒ネガティブがアル、アニキ肌ツンデレがウラン、変人っていうか、何考えてるかわかんないなのがティーン、優しいコンプレックスの固まりがダイナ。
キュリウスは爽やかだが、そういえばおそわれたんだっけ?
ジロッと思い出して睨むが、キュリウスはニコニコしていて毒気を抜かれる。
「キュリウスさん、体調は?」
「ん?大丈夫!元気だ。だが、ちょっと胃がシクシクするな?」
胃をさすりながら、答えるキュリウスに、食べ終わったら、診てやると伝えたら、嬉しそうに頷いた。
「ふむ、やはりまだ胃が荒れてる。もうちょい治療するね?」
診台に乗せて、胃に光を当てる。
「おー!シクシクしないわ。」
見事なバキバキ腹筋を摩るキュリウスにホッとすると、頬にチュッとキスをされた。
「ありがとう。主人。」
フッと目元を細めて笑うキュリウスにちょいとドギマギ。
なんか、憎めない奴や。
鳥さんだからか??
まあ、ギルドメンバーが無事で良かったわ。
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