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ネフェリア、学園編
お仕置き④
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わ、忘れてた…。
ゾッと顔を真っ青に帰るネフェリアを、ニヤニヤと見つめる御三方。
白いモフモフのガウンを着て、優雅にワインを飲む姿は、一枚の絵の様に決まっている。
本当に10代か!?
「フフッ、そんな青くすんなよ。酷いことはしないぞ。」
つまみのチーズを乗せたクラッカーをパクりと口に放り込みながら、キリウスは楽しそうに視線を向ける。
足を組み替えながら、ヴィヴァリアンは金色の瞳を細めた。
「そうだな…どんな罰を与えようか。確かにまだ正式な婚約者ではないし、ネフェリアの気持ちも、サリファンの気持ちも知っているが、やはり面白くは無い。」
フムッ…。と、意地悪に口元を歪ませ、考える素振りをするヴィヴァリアンに、ネフェリアは小さく縮こまり、エスティリオの背後に隠れた。
「ネフェリア、隠れないで出ておいで。」
クスクスとカウディリアンは笑いながら手招きする。
「私はネフェリアの味方だが、簡単に唇を許すのは賛成出来ないな。ネフェリアは私のものだからね。」
にっこりと美しい天使の微笑みを浮かべながら、ネフェリアを突き出すエスティリオ。
エスティリオも助けてくれない事が分かり、ネフェリアは涙を浮かべながら、トボトボと皇子達の方へ向かった。
「ホラッおいで。」
ネフェリアは手を広げるヴィヴァリアンの側に、戸惑いながらも寄ると、抱き込む様に膝に座らせられた。
「お、重いでしゅよ、ヴィーしゃま…。」
酔いは覚めてきたが、まだ舌が上手く動かず喋りにくい。
「可愛い…。」
カウディリアンにチーズクラッカーを差しだされ、つい口を開いてしまった。
パクリ
「可愛いな。雛みたい。」
クラッカーのカケラのついた口元をキリウスが親指で拭う。
そして、その親指をペロッと舐める仕草に、ネフェリアの顔は真っ赤に染まる。
エスティリはそんな4人の向かいに座り、様子を伺う様にワインに口をつけた。
現在、ヴィヴァリアンの膝の上に横抱きに座り、カウディリアンとキリウスに挟まれている。
そしてテーブルを挟んで向かいにエスティリオ。
先程助けてくれなかった兄に、もう一度視線を送るがニコッと笑顔を返されるだけだった。
「ネフェリア…決めたよ。お仕置きは、ネフェリアから私達にキスをしてくれ。本気の濃厚なキスだ。」
ヴィヴァリアンの言葉に頭が真っ白になり、固まる。
「それはいい!ネフェリアからのキス!!天にも上れそうだ!!」
カウディリアンは14歳の子供に戻った様にはしゃぐ。
「確かに、婚約者候補と他の差別化にもなる。ネフェリアからのキスか…。」
ギラギラと光るスカイブルーの瞳はネフェリアを覚醒させるにはもってこいだった。
欲望の光に、驚きよりも羞恥が勝ち、ハッと目覚めたネフェリアは先程より、身体全体を赤く染めた。
「うわー!!足まで真っ赤に染まるんだね。…ヤバい、ゾクゾクする。」
ゴクリと唾を飲み込むカウディリアンに、ネフェリアはガウンの裾を必死に引っ張る。
「なんて色っぽく色付くんだ…。誘っているのか?」
ヴィヴァリアンのセクシーボイスにネフェリアは、身体を痺れさせながら、ブンブンと勢い良く首を振った。
「ネフェリア、覚悟しろよ。これはお仕置きだからな?」
チロチロと挑発する様に赤い舌を見せるキリウスに、もういっぱいいっぱいのネフェリアはヴィヴァリアンの胸元に顔を隠す様に埋めた。
「クスッ、隠れてしまったよ。」
ううっ…なんて色気なんだ!本当に3歳差?
カウディリアンも同じ歳なはずなのに、はしゃぐと子供っぽいけど、妙に大人びて、余裕あるし…
僕から…キス…は、恥ずかしい…
しかも、濃厚な奴って…
う、上手く出来るかな…舌使うんだよね。
でも、お仕置きだから、やんなきゃ。
お仕置き…。
ネフェリアの瞳から大粒の涙が溢れてくる。
グスッ…
「「「「!?」」」」
「ネフェリア!?」
ヴィヴァリアンはネフェリアの顔を上げさせ、覗き込む。
ポロポロと涙を流すネフェリアの様子に動揺すると、同時にそこまで自分にキスをするのが嫌なのかとショックを受ける。
それはカウディリアン、キリウスも同様だった。悲しげに眉を下げ、落ち込むが、涙を流すネフェリアを優先する。
「ネフェリア、そんなに嫌だったか…。」
「すまない。泣き止んでくれ。」
「ネフェリア…。」
ネフェリアは3人の悲しげな表情に、自分がそうさせていると思うと、より止まらなくなってしまった。
違う。そんな顔をさせたかった訳じゃない…僕のバカ!泣くなんて…。泣き虫はやめようって思ったのに…情けない。
傷つき、苦しそうなヴィヴァリアン達の様子に、必死に涙を拭う。
「ネフェリア、今夜はエスティリオと寝なさい。私達は頭を冷やす。傷つけた様ですまないな。」
ヴィヴァリアンの声がどこか切なげで、ネフェリアは縋り付く様に、ヴィヴァリアンのガウンの胸元を握りしめる。
「ネフェリア?…気にしなくていいんだよ?私達が悪ノリし過ぎた。」
違う!!
「あ、あのね。ヒック…違う、ぼ、僕、はじゅかしくて…だけど、嫌じゃ…ない…。」
涙ながら、必死に話すネフェリアに、ヴィヴァリアンは頭を撫でながら、頷く。
「た、ただ…僕からの…きしゅ、キ…スが、お仕置きになるのが…。嫌な事じゃない…罰じゃない…そう思ったら…涙が…、ごめんなさい。」
舌が上手く動かないのを必死に動かして、話すネフェリア。
涙が溢れ過ぎてヴィヴァリアンの顔が霞む。ネフェリアはヴィヴァリアンの顔を見ようと、ゴシゴシと拭うと、真っ赤に顔を染めたヴィヴァリアンの顔があった。
予想外の表情に、ネフェリアの涙も止まる。
横を見ると、キリウス、カウディリアンも手で顔を隠しているが、耳まで赤い。
「…ネフェリア。」
「ひゃい!!」
ヴィヴァリアンに急に呼ばれて、変な声が出てしまった。
「…ネフェリアは、罰だと思われてのキスが嫌だったんだな?…私は、ネフェリアから…その、そういった行為はしてもらえないと、思っていたんだ、だから、こんな風に理由をつけるしかしてもらえないと…。すまない…。すまない、だが、嬉し過ぎて…死にそうだ。」
僕からしてもらえないと…ヴィヴァリアンは思っていたんだ…。確かに僕は恥ずかしくて、そういうの、苦手だけど、したくない訳ではない…。
でも、そう思わせてた自分が悪い。
「じゃあ、ご褒美ならどうだ?」
キリウスはオズオズと赤い顔をして伺う。
ネフェリアはコクンと頷いた。
ヴィヴァリアンの赤い頬を両手で包み、唇を合わせる。
ネフェリアは、バクバクと高鳴る心臓に負けじと、舌先でヴィヴァリアンの白く艶のある歯をノックする。
薄く開いた歯の間から舌を侵入させ、何度もして貰った、上顎をなぞり、ヴィヴァリアンの舌と絡めた。
甘い唾液を味わい、ゆっくりと離すと、離れがたいというように、銀糸が唇を伝う。
ネフェリアはもう一度チュッとバードキスをして、恥ずかしさに顔を背けるて、ギュッとヴィヴァリアンに抱きしめられ、ありがとう…と囁かれた。
ネフェリアは、嬉しくなりながらも、キリウスへと身体を向けた。スカイブルーの瞳が期待からか、熱を帯びている。吸い込まれる様に唇を合わせる。キリウスの上唇を食み、ゆっくりと舌を侵入させる。迎えうつように、キリウスの舌に絡みとられ、負けじと絡めると、キリウスは熱い吐息を漏らした。
ネフェリアは唇をキリウスから離し、またバードキスを贈る。
キリウスにも、ギュッと抱きしめてられた。
熱いキリウスの体温が心地よい。
そして、カウディリアンと見つめ合う。
カウディリアンの首に腕を回して、唇を合わせると、カウディリアンの唇が僅かに震えていた。
ドキドキとカウディリアンの心臓の音が聞こえる。
自分と一緒だと思うと、ホッとして、カウディリアンの震える唇をペロッと舐める。
ビクッと震えたカウディリアンに舌を差し込むと、貪る様に舌を絡めてくるカウディリアンにネフェリアは応える。
互いに吸い付きながら唾液を交換し、離れると、カウディリアンからバードキスが贈られた。
カウディリアンに抱っこされ、ベッドルームへと向かう時にはエスティリオの姿は無かった。
兄様…。
エスティリオの気遣いに感謝し、カウディリアンの腕の中で甘える。
ベッドに着くと、キリウスに唇を奪われて、ヴィヴァリアンの腕の中で意識を手放した。
温かい、心地よいキスと温もり。
こんなにも愛を感じる、実感できる。
今ならヴィヴァリアン達が欲した意味もわかる。
今度は、罰でも、ご褒美でも無く、僕から…。
※結局長くなってしまいました。
纏める力が無く申し訳ございません
_| ̄|○
ゾッと顔を真っ青に帰るネフェリアを、ニヤニヤと見つめる御三方。
白いモフモフのガウンを着て、優雅にワインを飲む姿は、一枚の絵の様に決まっている。
本当に10代か!?
「フフッ、そんな青くすんなよ。酷いことはしないぞ。」
つまみのチーズを乗せたクラッカーをパクりと口に放り込みながら、キリウスは楽しそうに視線を向ける。
足を組み替えながら、ヴィヴァリアンは金色の瞳を細めた。
「そうだな…どんな罰を与えようか。確かにまだ正式な婚約者ではないし、ネフェリアの気持ちも、サリファンの気持ちも知っているが、やはり面白くは無い。」
フムッ…。と、意地悪に口元を歪ませ、考える素振りをするヴィヴァリアンに、ネフェリアは小さく縮こまり、エスティリオの背後に隠れた。
「ネフェリア、隠れないで出ておいで。」
クスクスとカウディリアンは笑いながら手招きする。
「私はネフェリアの味方だが、簡単に唇を許すのは賛成出来ないな。ネフェリアは私のものだからね。」
にっこりと美しい天使の微笑みを浮かべながら、ネフェリアを突き出すエスティリオ。
エスティリオも助けてくれない事が分かり、ネフェリアは涙を浮かべながら、トボトボと皇子達の方へ向かった。
「ホラッおいで。」
ネフェリアは手を広げるヴィヴァリアンの側に、戸惑いながらも寄ると、抱き込む様に膝に座らせられた。
「お、重いでしゅよ、ヴィーしゃま…。」
酔いは覚めてきたが、まだ舌が上手く動かず喋りにくい。
「可愛い…。」
カウディリアンにチーズクラッカーを差しだされ、つい口を開いてしまった。
パクリ
「可愛いな。雛みたい。」
クラッカーのカケラのついた口元をキリウスが親指で拭う。
そして、その親指をペロッと舐める仕草に、ネフェリアの顔は真っ赤に染まる。
エスティリはそんな4人の向かいに座り、様子を伺う様にワインに口をつけた。
現在、ヴィヴァリアンの膝の上に横抱きに座り、カウディリアンとキリウスに挟まれている。
そしてテーブルを挟んで向かいにエスティリオ。
先程助けてくれなかった兄に、もう一度視線を送るがニコッと笑顔を返されるだけだった。
「ネフェリア…決めたよ。お仕置きは、ネフェリアから私達にキスをしてくれ。本気の濃厚なキスだ。」
ヴィヴァリアンの言葉に頭が真っ白になり、固まる。
「それはいい!ネフェリアからのキス!!天にも上れそうだ!!」
カウディリアンは14歳の子供に戻った様にはしゃぐ。
「確かに、婚約者候補と他の差別化にもなる。ネフェリアからのキスか…。」
ギラギラと光るスカイブルーの瞳はネフェリアを覚醒させるにはもってこいだった。
欲望の光に、驚きよりも羞恥が勝ち、ハッと目覚めたネフェリアは先程より、身体全体を赤く染めた。
「うわー!!足まで真っ赤に染まるんだね。…ヤバい、ゾクゾクする。」
ゴクリと唾を飲み込むカウディリアンに、ネフェリアはガウンの裾を必死に引っ張る。
「なんて色っぽく色付くんだ…。誘っているのか?」
ヴィヴァリアンのセクシーボイスにネフェリアは、身体を痺れさせながら、ブンブンと勢い良く首を振った。
「ネフェリア、覚悟しろよ。これはお仕置きだからな?」
チロチロと挑発する様に赤い舌を見せるキリウスに、もういっぱいいっぱいのネフェリアはヴィヴァリアンの胸元に顔を隠す様に埋めた。
「クスッ、隠れてしまったよ。」
ううっ…なんて色気なんだ!本当に3歳差?
カウディリアンも同じ歳なはずなのに、はしゃぐと子供っぽいけど、妙に大人びて、余裕あるし…
僕から…キス…は、恥ずかしい…
しかも、濃厚な奴って…
う、上手く出来るかな…舌使うんだよね。
でも、お仕置きだから、やんなきゃ。
お仕置き…。
ネフェリアの瞳から大粒の涙が溢れてくる。
グスッ…
「「「「!?」」」」
「ネフェリア!?」
ヴィヴァリアンはネフェリアの顔を上げさせ、覗き込む。
ポロポロと涙を流すネフェリアの様子に動揺すると、同時にそこまで自分にキスをするのが嫌なのかとショックを受ける。
それはカウディリアン、キリウスも同様だった。悲しげに眉を下げ、落ち込むが、涙を流すネフェリアを優先する。
「ネフェリア、そんなに嫌だったか…。」
「すまない。泣き止んでくれ。」
「ネフェリア…。」
ネフェリアは3人の悲しげな表情に、自分がそうさせていると思うと、より止まらなくなってしまった。
違う。そんな顔をさせたかった訳じゃない…僕のバカ!泣くなんて…。泣き虫はやめようって思ったのに…情けない。
傷つき、苦しそうなヴィヴァリアン達の様子に、必死に涙を拭う。
「ネフェリア、今夜はエスティリオと寝なさい。私達は頭を冷やす。傷つけた様ですまないな。」
ヴィヴァリアンの声がどこか切なげで、ネフェリアは縋り付く様に、ヴィヴァリアンのガウンの胸元を握りしめる。
「ネフェリア?…気にしなくていいんだよ?私達が悪ノリし過ぎた。」
違う!!
「あ、あのね。ヒック…違う、ぼ、僕、はじゅかしくて…だけど、嫌じゃ…ない…。」
涙ながら、必死に話すネフェリアに、ヴィヴァリアンは頭を撫でながら、頷く。
「た、ただ…僕からの…きしゅ、キ…スが、お仕置きになるのが…。嫌な事じゃない…罰じゃない…そう思ったら…涙が…、ごめんなさい。」
舌が上手く動かないのを必死に動かして、話すネフェリア。
涙が溢れ過ぎてヴィヴァリアンの顔が霞む。ネフェリアはヴィヴァリアンの顔を見ようと、ゴシゴシと拭うと、真っ赤に顔を染めたヴィヴァリアンの顔があった。
予想外の表情に、ネフェリアの涙も止まる。
横を見ると、キリウス、カウディリアンも手で顔を隠しているが、耳まで赤い。
「…ネフェリア。」
「ひゃい!!」
ヴィヴァリアンに急に呼ばれて、変な声が出てしまった。
「…ネフェリアは、罰だと思われてのキスが嫌だったんだな?…私は、ネフェリアから…その、そういった行為はしてもらえないと、思っていたんだ、だから、こんな風に理由をつけるしかしてもらえないと…。すまない…。すまない、だが、嬉し過ぎて…死にそうだ。」
僕からしてもらえないと…ヴィヴァリアンは思っていたんだ…。確かに僕は恥ずかしくて、そういうの、苦手だけど、したくない訳ではない…。
でも、そう思わせてた自分が悪い。
「じゃあ、ご褒美ならどうだ?」
キリウスはオズオズと赤い顔をして伺う。
ネフェリアはコクンと頷いた。
ヴィヴァリアンの赤い頬を両手で包み、唇を合わせる。
ネフェリアは、バクバクと高鳴る心臓に負けじと、舌先でヴィヴァリアンの白く艶のある歯をノックする。
薄く開いた歯の間から舌を侵入させ、何度もして貰った、上顎をなぞり、ヴィヴァリアンの舌と絡めた。
甘い唾液を味わい、ゆっくりと離すと、離れがたいというように、銀糸が唇を伝う。
ネフェリアはもう一度チュッとバードキスをして、恥ずかしさに顔を背けるて、ギュッとヴィヴァリアンに抱きしめられ、ありがとう…と囁かれた。
ネフェリアは、嬉しくなりながらも、キリウスへと身体を向けた。スカイブルーの瞳が期待からか、熱を帯びている。吸い込まれる様に唇を合わせる。キリウスの上唇を食み、ゆっくりと舌を侵入させる。迎えうつように、キリウスの舌に絡みとられ、負けじと絡めると、キリウスは熱い吐息を漏らした。
ネフェリアは唇をキリウスから離し、またバードキスを贈る。
キリウスにも、ギュッと抱きしめてられた。
熱いキリウスの体温が心地よい。
そして、カウディリアンと見つめ合う。
カウディリアンの首に腕を回して、唇を合わせると、カウディリアンの唇が僅かに震えていた。
ドキドキとカウディリアンの心臓の音が聞こえる。
自分と一緒だと思うと、ホッとして、カウディリアンの震える唇をペロッと舐める。
ビクッと震えたカウディリアンに舌を差し込むと、貪る様に舌を絡めてくるカウディリアンにネフェリアは応える。
互いに吸い付きながら唾液を交換し、離れると、カウディリアンからバードキスが贈られた。
カウディリアンに抱っこされ、ベッドルームへと向かう時にはエスティリオの姿は無かった。
兄様…。
エスティリオの気遣いに感謝し、カウディリアンの腕の中で甘える。
ベッドに着くと、キリウスに唇を奪われて、ヴィヴァリアンの腕の中で意識を手放した。
温かい、心地よいキスと温もり。
こんなにも愛を感じる、実感できる。
今ならヴィヴァリアン達が欲した意味もわかる。
今度は、罰でも、ご褒美でも無く、僕から…。
※結局長くなってしまいました。
纏める力が無く申し訳ございません
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