本当は貴方に興味なかったので断罪は謹んでお断り致します。

B介

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ネフェリア、学園編

お仕置き①

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「わー!!サリファン助けて!!」


「すまないネフェリア。キリウス様には借りがある…。」

申し訳無さそうに眉を下げるサリファンに、手を伸ばすが、届かない。


「ほれ、観念しなさい。」


ペンッ!!


「痛い!!やめて下さい!キリウス様!」


こういうのなんて言うんだっけ?確か、立川の世界だと…セクハラ!!


現在、ネフェリアはキリウスに荷物の様に肩に担がれ、移動中。先程のペンッはお尻を叩かれたのだ。

キリウスの背後を歩くサリファンに助けを求めているが、首を振られる。


「サリファンー!!」

涙目のネフェリアに、流石に可哀想になり、サリファンは距離を詰める。


「キリウス様、お仕置きとはどの様なことを?無体は働きませんよね?辛く痛い事や、無理矢理その…変な事であれば流石に僕も黙ってはいません。」


キリウスはギロッとサリファンをひと睨みするが、その後、ゆっくりと笑みを作る。


「コイツは俺の婚約者候補だぞ?お前が今口出せることじゃねぇ…。ま、酷いことはしねーよ。安心しな。」


キリウスはきっちりと釘をさされ、これ以上は難しいと、ネフェリアに首を振る。

「そんな~…サリファン…。」


ううっ…


ってか、男1人担いで歩くってどんだけだよ。しかも余裕そうだし。


もっと太るべきかな?


そんなこと考えていたら、キリウスの目的地についたらしい。

振り向くと生徒会室だった。


へ?生徒会室?なーんだ。

少しホッとすると、キリウスは担いだまま、中へと入って行く。


「えっ?下ろしてよ!!」




「お帰り、ネフェリア。サリファンは居たか?って、何やってんだキリウス!?」


書類から視線を上げた瞬間、いいリアクションをするヴィヴァリアン。


「なあ、今日の閨ってだれだっけ?」


「エスティリオだろう。だが、暫く一緒に入れなかったから、先程交渉していたが、ネフェリア次第と言われ、仕事しながら待っていた。」

ヴィヴァリアンは書類を片付けながら、エスティリオに視線を向ける。


「その前に、何故私の弟は担がれているのだ?」

エスティリオは瞳を細くし、キリウスを威圧する。


「兄様!助けてー!!」

足をジタバタして意思表示するも、キリウスの背中側に頭があるため、後ろ向きとなり、エスティリオの顔が見えない。


「ふむ。相変わらずいい尻をしているなネフェリア。」

足をジタバタして、可愛いお尻がぷりぷり揺れるのをうっとりと見つめるヴィヴァリアン。


「だよな?筋肉ついてヒップアップしてんのに硬くない、しかもぷりぷり弾力のモチモチ!」

キリウスはネフェリアの尻を叩いたり、モミモミと揉み出した。


「ギャーーー!!痛い!やだー!」

「「キリウス!!」」

エスティリオとヴィヴァリアンの怒声だ飛ぶ。



「しょうがないんだよ。お仕置きだから。」


「「お仕置き?」」


2人が、席から立ち上がり、側まで近寄ってきたのが足音でわかる。


「そ。こいつ、サリファンとキスしたんだよ。」


「ほう……。それは、それはお仕置きが必要だな。」

ヴィヴァリアンの声色が変わり、ビクッと身体を強張らせるネフェリア。


ヒィィ!か、顔が見えないから余計怖い。


「何だって?ネフェリア…。」

丁度中へと入ってきたカウディリアンとバチッと視線が合うが、目つきがやばい!!


「か、カウディリアン様…」


「なーんか、凄い事が聞こえたなー?」


ま、まずい!!



「ネフェリア、酷いことされそうになったら止めてあげるから。」


え?それって、お仕置きは受けろってこと!?



「さあ、エスティリオとの交渉は済んだ。お仕置きだネフェリア。」


ヤーダー!!
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