82 / 107
ネフェリア、学園編
まさかのお風呂?
しおりを挟む
今日は久しぶりの一人寝。
大きいベッドに転がる僕は王妃様の話を思い出していた。
「恋、愛か…。」
ポツリと呟きながら枕を抱きしめる。
もし、戦争が始まり、今みたいに楽しくお茶を飲む事も出来なくなるな。
学校だっていれないだろう。
…騎士団の人達も…
ネフェリアは想像するだけで怖くなった。
自分が死ぬかもしれないと抗いながら皆の笑顔に救われてきた。その前世より関われた大勢が死ぬかもしれない事実。
騎士は国の為、主人の為に命を賭ける。
それは当たり前であり誇れること。
だが………
ネフェリアはカリウスやアーロン、サイクス、騎士団の面々の顔を思い出すと胸が苦しくなった。
共に戦えない自分が悔しくてならない。
「僕…なんで14歳なんだろ。」
ハアア…と深く息を吐きながら、ベッドを転がる。
まだ、わかんないよな…。
戦争に本当になるかなんて…。
そして、キリウスの顔がネフェリアの中にふと浮かぶ…。
キリウス…。来年以降に戦争が起きたら…キリウスは出兵…。
そして、もし、万が一国に入られたら…狙われるのは王族…。
「うっ!…。」
心臓が誰かに掴まれたように痛い。胃が何かに圧迫されたように気持ちが悪い。
嫌だ!絶対に嫌だ!
僕も戦いたい!!
最初は逃げる為、自分を守る為の騎士だった。
でも今は違う…。大事な人を守る為に僕も戦いたい。
ガバリッと起き上がり、サイドテーブルのお水を飲み干す。
よし!と、気合を入れて、腕立てを始める。
とにかく!筋肉を!!
「おりゃああああ!!」
コンコン
「おりゃ?」
とってもいいところで、ノックの音に止まる。
扉を開けると、ヴィヴァリアンが立っていた。
いや、ヴィヴァリアンだけじゃなく、カウディリアンとキリウスもいる?
「何故、汗かいている?」
気合と、腕立てで滲む汗。
いや、それより何故3人が?
「いえ、何か眠れず筋トレをしていました。どうされたのです?」
僕が尋ねると、3人の視線は彷徨う。
「いや、眠れず、ネフェリアの部屋の前に来たら、たまたま会った。」
「3人ともですか?」
「ちょっと…カリウスに触発されてな…。」
「??」
何故か声が小さい3人に僕は傾げながらも部屋に招きいれた。
この汗じゃあ失礼だよね。
「僕、汗流して来るので、少しお待ち頂けますか?」
今からメイドを呼ぶのもと思い、用意されていたお茶と、ワインをテーブルに並べた。
それから浴室へと向かうと、何故か3人も入ってきた。
「な、なんです!?」
「私達も入る。」
え?何故!?
ギョッとすると、あれよあれよと言う間にネフェリアは裸に剥かれ、3人も脱ぎ出した。
さすが王宮の個室風呂!狭いが4人入れなくもない。まぁ専属メイドが風呂に手伝いで入るからかもしれない。
「僕、お風呂は1人が好きです…ってぎゃー!!」
3人は既に脱ぎ終えていた。
キリウスの逆三角形の褐色の身体に、ヴィヴァリアンとカウディリアンの端正な身体、しっかりと筋肉がついている。
しかし、1番の驚きは…
デカイ!!
何故だ!!!
僕と3歳しか変わらないし、カウディリアンなんて僕と同じ歳じゃないか!!
ネフェリアはショックのあまり、その場で固まる。
固まるネフェリアをいい事に、3人は口元を手で覆い、ネフェリアの裸体をガン見する。
白い肌、筋肉も程よくついてきている身体だが、何故だか柔らかそうに感じるのはきめ細やかなハリがあるからだろうか。
ピンクの突起に…そして…
明るめのピンク色のネフェリアのモノ。
ゴクリと唾を飲み込む。
あれをカリウスが大人にしたと思うと、腑が煮えくり返りそうになる!!
ネフェリアの裸体に刺激を受け、下半身が意思を持ち始めそうになる動きに、ネフェリアはハッと覚醒して、恥ずかしそうに浴室内に逃げ込む。
後ろ姿のネフェリアの可愛いお尻に誘われるように、3人も後に続いた。
大きいベッドに転がる僕は王妃様の話を思い出していた。
「恋、愛か…。」
ポツリと呟きながら枕を抱きしめる。
もし、戦争が始まり、今みたいに楽しくお茶を飲む事も出来なくなるな。
学校だっていれないだろう。
…騎士団の人達も…
ネフェリアは想像するだけで怖くなった。
自分が死ぬかもしれないと抗いながら皆の笑顔に救われてきた。その前世より関われた大勢が死ぬかもしれない事実。
騎士は国の為、主人の為に命を賭ける。
それは当たり前であり誇れること。
だが………
ネフェリアはカリウスやアーロン、サイクス、騎士団の面々の顔を思い出すと胸が苦しくなった。
共に戦えない自分が悔しくてならない。
「僕…なんで14歳なんだろ。」
ハアア…と深く息を吐きながら、ベッドを転がる。
まだ、わかんないよな…。
戦争に本当になるかなんて…。
そして、キリウスの顔がネフェリアの中にふと浮かぶ…。
キリウス…。来年以降に戦争が起きたら…キリウスは出兵…。
そして、もし、万が一国に入られたら…狙われるのは王族…。
「うっ!…。」
心臓が誰かに掴まれたように痛い。胃が何かに圧迫されたように気持ちが悪い。
嫌だ!絶対に嫌だ!
僕も戦いたい!!
最初は逃げる為、自分を守る為の騎士だった。
でも今は違う…。大事な人を守る為に僕も戦いたい。
ガバリッと起き上がり、サイドテーブルのお水を飲み干す。
よし!と、気合を入れて、腕立てを始める。
とにかく!筋肉を!!
「おりゃああああ!!」
コンコン
「おりゃ?」
とってもいいところで、ノックの音に止まる。
扉を開けると、ヴィヴァリアンが立っていた。
いや、ヴィヴァリアンだけじゃなく、カウディリアンとキリウスもいる?
「何故、汗かいている?」
気合と、腕立てで滲む汗。
いや、それより何故3人が?
「いえ、何か眠れず筋トレをしていました。どうされたのです?」
僕が尋ねると、3人の視線は彷徨う。
「いや、眠れず、ネフェリアの部屋の前に来たら、たまたま会った。」
「3人ともですか?」
「ちょっと…カリウスに触発されてな…。」
「??」
何故か声が小さい3人に僕は傾げながらも部屋に招きいれた。
この汗じゃあ失礼だよね。
「僕、汗流して来るので、少しお待ち頂けますか?」
今からメイドを呼ぶのもと思い、用意されていたお茶と、ワインをテーブルに並べた。
それから浴室へと向かうと、何故か3人も入ってきた。
「な、なんです!?」
「私達も入る。」
え?何故!?
ギョッとすると、あれよあれよと言う間にネフェリアは裸に剥かれ、3人も脱ぎ出した。
さすが王宮の個室風呂!狭いが4人入れなくもない。まぁ専属メイドが風呂に手伝いで入るからかもしれない。
「僕、お風呂は1人が好きです…ってぎゃー!!」
3人は既に脱ぎ終えていた。
キリウスの逆三角形の褐色の身体に、ヴィヴァリアンとカウディリアンの端正な身体、しっかりと筋肉がついている。
しかし、1番の驚きは…
デカイ!!
何故だ!!!
僕と3歳しか変わらないし、カウディリアンなんて僕と同じ歳じゃないか!!
ネフェリアはショックのあまり、その場で固まる。
固まるネフェリアをいい事に、3人は口元を手で覆い、ネフェリアの裸体をガン見する。
白い肌、筋肉も程よくついてきている身体だが、何故だか柔らかそうに感じるのはきめ細やかなハリがあるからだろうか。
ピンクの突起に…そして…
明るめのピンク色のネフェリアのモノ。
ゴクリと唾を飲み込む。
あれをカリウスが大人にしたと思うと、腑が煮えくり返りそうになる!!
ネフェリアの裸体に刺激を受け、下半身が意思を持ち始めそうになる動きに、ネフェリアはハッと覚醒して、恥ずかしそうに浴室内に逃げ込む。
後ろ姿のネフェリアの可愛いお尻に誘われるように、3人も後に続いた。
78
お気に入りに追加
3,074
あなたにおすすめの小説
悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
*
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、自らを反省しました。BLゲームの世界で推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつまりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編をはじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
甘糖むい
恋愛
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。
王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。
その時、王子の元に一通の手紙が届いた。
そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。
王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中

お飾り王妃の死後~王の後悔~
ましゅぺちーの
恋愛
ウィルベルト王国の王レオンと王妃フランチェスカは白い結婚である。
王が愛するのは愛妾であるフレイアただ一人。
ウィルベルト王国では周知の事実だった。
しかしある日王妃フランチェスカが自ら命を絶ってしまう。
最後に王宛てに残された手紙を読み王は後悔に苛まれる。
小説家になろう様にも投稿しています。
政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。
政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
他サイトにも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる