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ネフェリア、学園編
近衛と王国騎士
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「サイクス…ただの騎士が公爵家令息に何してんだ…。」
呆れたようにため息を吐く、ブルームにサイクスはネフェリアの目の前から手を外した。
「ブルームも、狙った女性に向ける瞳でしたよ。」
あれ?この2人仲良い?
僕がキョロキョロ2人を見ていると、現場を見ていたアーロンさんが近づいて来た。
「ネフェリア様、サイクスとブルーム、俺は幼馴染なんです。まぁもう1人のブルームの弟と…と、言った方が早いですがね。」
アーロンの軍服姿もかっこいいと見惚れながら、なるほどと頷く。サイクスは多分十代後半から二十代前半くらい?アーロンは二十代半ば?ブルームさんは若く見積もってもどう見ても二十代後半くらいだ。
そう思うと、カリウスはもう30代後半なのに、若いな…。
ぽけ~っとブルームさんを見つめていると、優しい笑みを浮かべて、顔を近づけて来た。
「お恥ずかしながら、私はまだ独身です。興味が有ればいつでも来てください。」
にゃんだ、この余裕の笑みは!?しかも、14歳の僕に言う言葉かな!?
あわあわしていると、アーロンさんとサイクスが目の前に立ち、背中で隠してくれた。
「よく言いますょ、まだ遊びたくて結婚しないくせに。」
「遊んでいるのではなないよ。婚約者探しさ。中々思う相手がいなくてね。」
「純真無垢な14歳にそんなエロい顔して何ほざいているんですか。」
さすが騎士、ピリピリしつつ落ち着いた雰囲気で喧嘩している。
すると、ネフェリアの背後にぬっと、現れた巨人にびっくり。
で、デカイ!カリウスよりも!!2mあるんじゃないか!?
白い軍服ってことは近衛?
「お!噂をすれば、ブリュート。」
ブルームが手を振ると、巨人は眉をひそめた。
「兄貴、何している。」
サイクス、アーロンも振り向く。
えっ?これが弟?ブルームさんも大きいが、それ以上に、ここにいる誰よりもデカイ。
「いや、噂の妖精がいたのでな。話しかけていたんだ。」
「妖精?」
ブリュートは下に視線を移し、僕を見ると屈んで、目線を低くした。
うわ!いきなりのドアップにびっくり。
同じ赤茶色の瞳に黒髪、兄よりも眉がキリッとした三白眼。
一瞬怖そうでビビってしまうが、かっこいい顔で、僕の理想に近い。
「美しい…。」
ポツリと呟かれて、つい、ありがとうございます。と言ってしまった。
「ふ、触れてもよろしいでしょうか?」
え?触れる?
「何を言ってるんだ!」
アーロンさんが慌てて、ブリュートの前に立つ。サイクスさんは僕に下がるように言うが、ちょっとドキドキしながら、僕は小さく、いいですよ。と言ったら、皆んなに振り向かれた。
すると、ブリュートはネフェリアに手を伸ばして優しく抱きかかえた。
触れるってこういうこと!?
頭とかだと思った!!
てか、デカイから視線がすごく高くてびっくり!
あっ!兄様だ!皇子様方も!あそこには、カリウス様と、キリウス様がいる。
皆んなびっくりして、こっちを見ているのがちょっと面白い。
「軽いですね。…食事はきちんと食べてますか?」
こわい顔だが、優しい声に、僕は頷いた。
「はい、たくさん食べています。」
優しい人なんだろうな。
だけど、だけどね?
僕、もう14歳なんだよ…
「そろそろ、下ろしてもらってもいいですか?」
「そうだ、ブリュート!降ろせ。」
アーロンの声に渋々と降ろそうとすると、何故かサイクスが受け止めた。
そして、サイクスに抱えられる。
「確かに、ネフェリア様、重さが昔と変わりませんよ?」
ちょっとサイクスさん。
僕、もう身長伸びてるし、抱っこの年齢では無いんだけど!!
「ふーん…楽しそうだな。ネフェリア。」
あっ!この声は…
ビクッとしながら、振り向くと、キリウスが青筋立てて、たっていた。
ヒョエー!!!!
呆れたようにため息を吐く、ブルームにサイクスはネフェリアの目の前から手を外した。
「ブルームも、狙った女性に向ける瞳でしたよ。」
あれ?この2人仲良い?
僕がキョロキョロ2人を見ていると、現場を見ていたアーロンさんが近づいて来た。
「ネフェリア様、サイクスとブルーム、俺は幼馴染なんです。まぁもう1人のブルームの弟と…と、言った方が早いですがね。」
アーロンの軍服姿もかっこいいと見惚れながら、なるほどと頷く。サイクスは多分十代後半から二十代前半くらい?アーロンは二十代半ば?ブルームさんは若く見積もってもどう見ても二十代後半くらいだ。
そう思うと、カリウスはもう30代後半なのに、若いな…。
ぽけ~っとブルームさんを見つめていると、優しい笑みを浮かべて、顔を近づけて来た。
「お恥ずかしながら、私はまだ独身です。興味が有ればいつでも来てください。」
にゃんだ、この余裕の笑みは!?しかも、14歳の僕に言う言葉かな!?
あわあわしていると、アーロンさんとサイクスが目の前に立ち、背中で隠してくれた。
「よく言いますょ、まだ遊びたくて結婚しないくせに。」
「遊んでいるのではなないよ。婚約者探しさ。中々思う相手がいなくてね。」
「純真無垢な14歳にそんなエロい顔して何ほざいているんですか。」
さすが騎士、ピリピリしつつ落ち着いた雰囲気で喧嘩している。
すると、ネフェリアの背後にぬっと、現れた巨人にびっくり。
で、デカイ!カリウスよりも!!2mあるんじゃないか!?
白い軍服ってことは近衛?
「お!噂をすれば、ブリュート。」
ブルームが手を振ると、巨人は眉をひそめた。
「兄貴、何している。」
サイクス、アーロンも振り向く。
えっ?これが弟?ブルームさんも大きいが、それ以上に、ここにいる誰よりもデカイ。
「いや、噂の妖精がいたのでな。話しかけていたんだ。」
「妖精?」
ブリュートは下に視線を移し、僕を見ると屈んで、目線を低くした。
うわ!いきなりのドアップにびっくり。
同じ赤茶色の瞳に黒髪、兄よりも眉がキリッとした三白眼。
一瞬怖そうでビビってしまうが、かっこいい顔で、僕の理想に近い。
「美しい…。」
ポツリと呟かれて、つい、ありがとうございます。と言ってしまった。
「ふ、触れてもよろしいでしょうか?」
え?触れる?
「何を言ってるんだ!」
アーロンさんが慌てて、ブリュートの前に立つ。サイクスさんは僕に下がるように言うが、ちょっとドキドキしながら、僕は小さく、いいですよ。と言ったら、皆んなに振り向かれた。
すると、ブリュートはネフェリアに手を伸ばして優しく抱きかかえた。
触れるってこういうこと!?
頭とかだと思った!!
てか、デカイから視線がすごく高くてびっくり!
あっ!兄様だ!皇子様方も!あそこには、カリウス様と、キリウス様がいる。
皆んなびっくりして、こっちを見ているのがちょっと面白い。
「軽いですね。…食事はきちんと食べてますか?」
こわい顔だが、優しい声に、僕は頷いた。
「はい、たくさん食べています。」
優しい人なんだろうな。
だけど、だけどね?
僕、もう14歳なんだよ…
「そろそろ、下ろしてもらってもいいですか?」
「そうだ、ブリュート!降ろせ。」
アーロンの声に渋々と降ろそうとすると、何故かサイクスが受け止めた。
そして、サイクスに抱えられる。
「確かに、ネフェリア様、重さが昔と変わりませんよ?」
ちょっとサイクスさん。
僕、もう身長伸びてるし、抱っこの年齢では無いんだけど!!
「ふーん…楽しそうだな。ネフェリア。」
あっ!この声は…
ビクッとしながら、振り向くと、キリウスが青筋立てて、たっていた。
ヒョエー!!!!
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