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ネフェリア、学園編
晩餐会
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本日久しぶりに皆が顔を合わせたので王族と警護にあたってくれた騎士団の方々と晩餐会を開くことになった。
もし、戦争になれば騎士の方々も命を賭けなければならない。
だからこそ日頃の労いを!って事らしい。親交を深める会だよね。
僕は晩餐会の前に騎士団の練習場で稽古をつけてもらった。
学校で授業もあるが、やはり鈍っていたようでヘトヘト…。
「そろそろ終いにするぞ、汗臭いままじゃ失礼だからな。」
カリウスが、騎士に終了の合図をかける。
「ネフェリア、また一緒に風呂入るか?」
ニヤッと笑うカリウスに頬を膨らませて、首を振る。
「もう、子供ではありません!カリウスが悪戯したことも覚えてますからね!」
「そりゃ残念。」
「それに、一応客室を準備して頂いたので、そこで準備致します。」
チラッと練習していたキリウスを見ると、キリウスも頷いた。
「俺も用意されてるらしいから、そっちにいきます。また後ほど、父上。」
「はいはい。」
カリウスは手をひらひら振って、騎士達と寮に戻っていった。
「じゃあ、俺達も行くか?」
腰を抱かれつつ、王宮に向かうと、執事の方にそれぞれの部屋に案内された。
クローゼットには着替えも準備されており、簡単にシャワーを浴びた後、久しぶりに制服以外を身につけた。
紺に金の刺繍が入ったタキシードに白いシャツとリボンネクタイ。
ちょうど着替え終わると扉がノックされた。
「ネフェリア。」
あ、兄様。
扉を開けると、紫色のタキシードを着た兄様が立っていた。
やはり、兄様はかっこいい!!
「そろそろ行くぞ?」
僕は頷き、部屋を後にした。
晩餐会は騎士達が多い為、立食となっており、国王と御后、皇子様方には椅子とテーブルが用意されていた。
国王の挨拶と共に会がスタートし、皇子様方も立ち上がり、騎士達と話している。
僕はつい、食べるのに夢中だったけどね。
「ネフェリア様。」
振り向くと、サイクスにグラスを渡された。
「そんなに詰め込んでは危ないですよ。飲み物を。」
「ありがとう!」
サイクスは優しい笑みを浮かぶてネフェリアがごくごくと飲み込むのを見つめた。
「貴方は、本当にお変わりなく美しいですね。」
「いや、成長したでしょ?男らしくなったでしょ?」
毎日の筋トレ効果の力瘤を見せるが、クスリと笑われた。
サイクスは騎士の正装として金のボタンと刺繍が入った黒い軍服姿だ。
より、凛々しく見える。
「私の筋肉の方がまだ上ですね。」
軍服の上からでもわかる腕筋にネフェリアはおおっ!と、瞳を大きくした。
「すごいね、どれくらい頑張ればそうなるかな。」
触れて見ると硬くて、つい揉んでしまうとサイクスの顔が赤くなる。
「あっ!ごめん!」
急に触るなんて失礼だよね!
「いえ、もっと触れてください。」
え?
「あ!」
サイクスは口を掌で塞ぎ、顔を先程よりも赤くする。
サイクスの赤い顔につられて、自分の頬も熱く感じていると、1人の男性が声をかけてきた。
「失礼、ご挨拶よろしいでしょうか?」
サイクスと違う白い軍服の男性、先程の応接間に立っていた近衛隊隊長だ。
「きちんとした挨拶が出来ていなかったので、私、ブルーム・ワリム、陛下の近衛隊隊長を務めさせて頂いております。」
「ネフェリア・プロントです。よろしくお願いします。」
カリウスや父様より若そうな、黒髪に赤茶の瞳の凛々しい顔立ちをしていた。
「貴方の噂はよく耳にしていた。一度お会いしたく思っていたら、こんな機会があるとは。確かに妖精の様だ。」
赤茶の瞳が光りによって赤さがますのが美しく、見入っていると、サイクスにふと、目を塞がれた。
へ?
「申し訳ございません。後でいくらでも処罰を。…婚約者候補以外をそのように見つめては、流石の私も灼けてしまいます。」
何をおっしゃってますか?サイクスさん!
もし、戦争になれば騎士の方々も命を賭けなければならない。
だからこそ日頃の労いを!って事らしい。親交を深める会だよね。
僕は晩餐会の前に騎士団の練習場で稽古をつけてもらった。
学校で授業もあるが、やはり鈍っていたようでヘトヘト…。
「そろそろ終いにするぞ、汗臭いままじゃ失礼だからな。」
カリウスが、騎士に終了の合図をかける。
「ネフェリア、また一緒に風呂入るか?」
ニヤッと笑うカリウスに頬を膨らませて、首を振る。
「もう、子供ではありません!カリウスが悪戯したことも覚えてますからね!」
「そりゃ残念。」
「それに、一応客室を準備して頂いたので、そこで準備致します。」
チラッと練習していたキリウスを見ると、キリウスも頷いた。
「俺も用意されてるらしいから、そっちにいきます。また後ほど、父上。」
「はいはい。」
カリウスは手をひらひら振って、騎士達と寮に戻っていった。
「じゃあ、俺達も行くか?」
腰を抱かれつつ、王宮に向かうと、執事の方にそれぞれの部屋に案内された。
クローゼットには着替えも準備されており、簡単にシャワーを浴びた後、久しぶりに制服以外を身につけた。
紺に金の刺繍が入ったタキシードに白いシャツとリボンネクタイ。
ちょうど着替え終わると扉がノックされた。
「ネフェリア。」
あ、兄様。
扉を開けると、紫色のタキシードを着た兄様が立っていた。
やはり、兄様はかっこいい!!
「そろそろ行くぞ?」
僕は頷き、部屋を後にした。
晩餐会は騎士達が多い為、立食となっており、国王と御后、皇子様方には椅子とテーブルが用意されていた。
国王の挨拶と共に会がスタートし、皇子様方も立ち上がり、騎士達と話している。
僕はつい、食べるのに夢中だったけどね。
「ネフェリア様。」
振り向くと、サイクスにグラスを渡された。
「そんなに詰め込んでは危ないですよ。飲み物を。」
「ありがとう!」
サイクスは優しい笑みを浮かぶてネフェリアがごくごくと飲み込むのを見つめた。
「貴方は、本当にお変わりなく美しいですね。」
「いや、成長したでしょ?男らしくなったでしょ?」
毎日の筋トレ効果の力瘤を見せるが、クスリと笑われた。
サイクスは騎士の正装として金のボタンと刺繍が入った黒い軍服姿だ。
より、凛々しく見える。
「私の筋肉の方がまだ上ですね。」
軍服の上からでもわかる腕筋にネフェリアはおおっ!と、瞳を大きくした。
「すごいね、どれくらい頑張ればそうなるかな。」
触れて見ると硬くて、つい揉んでしまうとサイクスの顔が赤くなる。
「あっ!ごめん!」
急に触るなんて失礼だよね!
「いえ、もっと触れてください。」
え?
「あ!」
サイクスは口を掌で塞ぎ、顔を先程よりも赤くする。
サイクスの赤い顔につられて、自分の頬も熱く感じていると、1人の男性が声をかけてきた。
「失礼、ご挨拶よろしいでしょうか?」
サイクスと違う白い軍服の男性、先程の応接間に立っていた近衛隊隊長だ。
「きちんとした挨拶が出来ていなかったので、私、ブルーム・ワリム、陛下の近衛隊隊長を務めさせて頂いております。」
「ネフェリア・プロントです。よろしくお願いします。」
カリウスや父様より若そうな、黒髪に赤茶の瞳の凛々しい顔立ちをしていた。
「貴方の噂はよく耳にしていた。一度お会いしたく思っていたら、こんな機会があるとは。確かに妖精の様だ。」
赤茶の瞳が光りによって赤さがますのが美しく、見入っていると、サイクスにふと、目を塞がれた。
へ?
「申し訳ございません。後でいくらでも処罰を。…婚約者候補以外をそのように見つめては、流石の私も灼けてしまいます。」
何をおっしゃってますか?サイクスさん!
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