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ネフェリア、学園編
図書室でのキリウスとの熱い思い出
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「ネフェリア様コンニチハ。キリウス様モ。」
突如現れたダーウィング皇子様に慌てて挨拶する。
ちょうどヴィヴァリアン様達がいなくなった時に…。
「イッショシテモイイ?」
僕は座っているベンチの隣を空けた。
「はい。どうぞ。」
すると、ダーウィングはペリドットの瞳を輝かせ、にっこりと微笑んだ。
「ネフェリアトヨンデモ?」
「はい。お呼びください。」
僕もダーウィング様の微笑んだ顔につられてにっこりと笑みを浮かべた。
「キミハホントウニウツクシイネ。アピアニモキミイジョウ、ウツクシイヒトハイナイ。」
僕の手を取り、ダーウィング様は手の甲に触れる程度のキスをした。
「だ、ダーウィング様!」
まさかのキスに、びっくりしていると、ダーウィング様はゆっくりと僕の指先を撫でる。
こ、この場合どうしたらいいのか!!
あわあわして目線に、怒りマークのキリウスを捉えてちょっとビクッと震えた。
これ、後で怒られるパターン?
すると、ダーウィング様はピクッと身体を動かして上を向いた。
僕もダーウィン様の視線を追うとマリックが窓辺にいた事に気付く。
「マリック!!」
マリックに向けて手を振ると振り返してくれて満足。
キリウスがより不機嫌なのは無視しよう。
「ネフェリア、アノモノハ?」
「同じクラスの友人です。ヤード公爵の次期当主ですよ。」
「ホウ…ヤード公爵ノ。」
少し意味深に笑うダーウィングにネフェリアは首を傾げる。
もう一度マリックを見たが、もういなかった。
「ソロソロオジカンデスネ。イカナクテハ。マタ、イッショシテクダサイ。ウツクシキワタシノヨウセイ。」
ダーウィングにいきなり腰に手を回され引き寄せられると、頬に唇の感触が。
びっくりして頬を押さえると、ニッコリと飛びきり美しい笑顔を向けられた。
「デハキリウス様モ、マタ。」
華麗に立ち去る姿に、唖然としていると、背中から圧を感じる。
振り向きたくない。
「ネフェリア…少し話そうか。」
ポンッと置かれた手にビクッと身体が震えた。
僕はそのまま腕を引かれてキリウスと共にその場を後にした。
連れてこられたのは、生徒会室でなく、図書室だった。
皆授業の為、誰もいない無人の室内に本の香りが微かにする。
ここは!!
そう、キリウスとキスをした場所!!
そのまま手を引かれて連れてこられた場所は奥まった位置にあるソファで、死角になっている。
ソファに座らされると、キリウスも座り、僕の手を取り顔を近づけた。
「誰の許しを得て、手にキスをさせたんだ?」
ジッとスカイブルーの瞳で有無も言わさないとばかりの熱い視線に、ネフェリアの身体は固まる。
「もうお前は…俺のだろ?」
囁くような色気あるハスキーボイス。
キリウスはネフェリアから視線を離さず、赤い舌をチラつかせ、舌先でネフェリアの白い手の甲をペロッと舐めた。
「き、キリウス様!?ぼ、僕たちまだ婚約者候補ですので…!!」
顔を真っ赤に染め、手を引くが、キリウスに握られて離せない。
キリウスはそのまま指先まで舌をなぞるように這わせた。
「……だからまだ、俺のモノではないと?」
ネフェリアは熱く絡みつく視線から目が背けられず、指先に感じる舌の感触と熱に身を捩る。
キリウスはネフェリアの指先を舐めたまま、ソファにネフェリアを押し倒すと、上にのしかかり、見下ろした。
「いいか、ネフェリア…。俺は欲しいと思ったモノは確実に手にする…。確実にな。そんな俺が…ずっと、狙っていたモノ…どんなモノを失ってでも、欲しかったモノがなんだかわかるか?」
キリウスはネフェリアの指先をカリッと噛み付いた。
その一瞬の痛さより、獰猛に光る眼差しに飲み込まれそうになる方が恐怖で、唾を飲み込む程度しか動けなかった。
「お前は、俺と会った時点で俺のモノなんだよネフェリア。俺は、どんな栄誉や女、金、命より、お前が欲しい。」
手を解放し、ネフェリアの赤く色付く頬にふれ、柔らかい唇に重ねた。
キリウスの男らしい顔と、真剣な熱く獰猛な眼差しにネフェリアの身体が熱くなる。
重なる唇と甘い舌からキリウスの気持ちが伝わるようで…今なら、飲み込まれても…食べられても良いなどと、思ってしまった。
「…ネフェリア、わかったか?今は待つが、お前がどんなに嫌がろうと、お前の過去未来…全て俺のモノだ…。」
ゆっくりと唇を話し、耳元で囁かれる熱にネフェリアの鼓動は早くなる。
「キリウス様…。」
自分でも驚くほど甘い声で名前を呼んでしまった。
キリウスはフッと口元に笑みを作る。
「その代わり、どんな者よりお前を幸せにする。幸福でこの可愛い瞳がずっと輝く程に、幸せを感じさせてやる。」
ネフェリアは…自分はこの瞬間が幸せだと伝えたくなった…。
込み上げてくる言葉を口にしたく思った…。
だが、まだ自信の無い想い。
発することはなく、キリウスに唇を塞がれた。
絡まる舌を必死に迎え、甘い甘いキス。
唇が離れると寂しくて…。代わりに視線を絡めさす。
また、ゆっくりと近づくキリウスの顔に、瞼を閉じ、唇を迎える。
迎える?
「イター!!」
何が起きたかと、目をパチクリと開くと、ニヤニヤ顔のキリウス。
「…ほっぺ噛んだ?」
痛さにほっぺをすりすりする。
「だから、他人に隙を作るんじゃ無いぞ?次はタダじゃ済まさないからな。」
あ、ダーウィング様にキスされたほっぺ…。
「はい…。」
まだヒリヒリするほっぺに、ネフェリアはぐすんと瞳を潤ませると、ペロンとほっぺを舐めらた。
「お仕置きはもっと気持ちいい奴がよかったか?」
そう言って、お尻を揉まれ、僕は慌てて首を振る。
「残念。…そろそろ戻らないと、違う奴にもお仕置きされるかもな。…戻るか?」
腕を引かれ立ち上がらされると、キリウスの腕の中に閉じ込められた。
ギュッとされて、それから腕を引かれ、図書室を後にした。
また、一つキリウスとの思い出が生まれた場所。
突如現れたダーウィング皇子様に慌てて挨拶する。
ちょうどヴィヴァリアン様達がいなくなった時に…。
「イッショシテモイイ?」
僕は座っているベンチの隣を空けた。
「はい。どうぞ。」
すると、ダーウィングはペリドットの瞳を輝かせ、にっこりと微笑んだ。
「ネフェリアトヨンデモ?」
「はい。お呼びください。」
僕もダーウィング様の微笑んだ顔につられてにっこりと笑みを浮かべた。
「キミハホントウニウツクシイネ。アピアニモキミイジョウ、ウツクシイヒトハイナイ。」
僕の手を取り、ダーウィング様は手の甲に触れる程度のキスをした。
「だ、ダーウィング様!」
まさかのキスに、びっくりしていると、ダーウィング様はゆっくりと僕の指先を撫でる。
こ、この場合どうしたらいいのか!!
あわあわして目線に、怒りマークのキリウスを捉えてちょっとビクッと震えた。
これ、後で怒られるパターン?
すると、ダーウィング様はピクッと身体を動かして上を向いた。
僕もダーウィン様の視線を追うとマリックが窓辺にいた事に気付く。
「マリック!!」
マリックに向けて手を振ると振り返してくれて満足。
キリウスがより不機嫌なのは無視しよう。
「ネフェリア、アノモノハ?」
「同じクラスの友人です。ヤード公爵の次期当主ですよ。」
「ホウ…ヤード公爵ノ。」
少し意味深に笑うダーウィングにネフェリアは首を傾げる。
もう一度マリックを見たが、もういなかった。
「ソロソロオジカンデスネ。イカナクテハ。マタ、イッショシテクダサイ。ウツクシキワタシノヨウセイ。」
ダーウィングにいきなり腰に手を回され引き寄せられると、頬に唇の感触が。
びっくりして頬を押さえると、ニッコリと飛びきり美しい笑顔を向けられた。
「デハキリウス様モ、マタ。」
華麗に立ち去る姿に、唖然としていると、背中から圧を感じる。
振り向きたくない。
「ネフェリア…少し話そうか。」
ポンッと置かれた手にビクッと身体が震えた。
僕はそのまま腕を引かれてキリウスと共にその場を後にした。
連れてこられたのは、生徒会室でなく、図書室だった。
皆授業の為、誰もいない無人の室内に本の香りが微かにする。
ここは!!
そう、キリウスとキスをした場所!!
そのまま手を引かれて連れてこられた場所は奥まった位置にあるソファで、死角になっている。
ソファに座らされると、キリウスも座り、僕の手を取り顔を近づけた。
「誰の許しを得て、手にキスをさせたんだ?」
ジッとスカイブルーの瞳で有無も言わさないとばかりの熱い視線に、ネフェリアの身体は固まる。
「もうお前は…俺のだろ?」
囁くような色気あるハスキーボイス。
キリウスはネフェリアから視線を離さず、赤い舌をチラつかせ、舌先でネフェリアの白い手の甲をペロッと舐めた。
「き、キリウス様!?ぼ、僕たちまだ婚約者候補ですので…!!」
顔を真っ赤に染め、手を引くが、キリウスに握られて離せない。
キリウスはそのまま指先まで舌をなぞるように這わせた。
「……だからまだ、俺のモノではないと?」
ネフェリアは熱く絡みつく視線から目が背けられず、指先に感じる舌の感触と熱に身を捩る。
キリウスはネフェリアの指先を舐めたまま、ソファにネフェリアを押し倒すと、上にのしかかり、見下ろした。
「いいか、ネフェリア…。俺は欲しいと思ったモノは確実に手にする…。確実にな。そんな俺が…ずっと、狙っていたモノ…どんなモノを失ってでも、欲しかったモノがなんだかわかるか?」
キリウスはネフェリアの指先をカリッと噛み付いた。
その一瞬の痛さより、獰猛に光る眼差しに飲み込まれそうになる方が恐怖で、唾を飲み込む程度しか動けなかった。
「お前は、俺と会った時点で俺のモノなんだよネフェリア。俺は、どんな栄誉や女、金、命より、お前が欲しい。」
手を解放し、ネフェリアの赤く色付く頬にふれ、柔らかい唇に重ねた。
キリウスの男らしい顔と、真剣な熱く獰猛な眼差しにネフェリアの身体が熱くなる。
重なる唇と甘い舌からキリウスの気持ちが伝わるようで…今なら、飲み込まれても…食べられても良いなどと、思ってしまった。
「…ネフェリア、わかったか?今は待つが、お前がどんなに嫌がろうと、お前の過去未来…全て俺のモノだ…。」
ゆっくりと唇を話し、耳元で囁かれる熱にネフェリアの鼓動は早くなる。
「キリウス様…。」
自分でも驚くほど甘い声で名前を呼んでしまった。
キリウスはフッと口元に笑みを作る。
「その代わり、どんな者よりお前を幸せにする。幸福でこの可愛い瞳がずっと輝く程に、幸せを感じさせてやる。」
ネフェリアは…自分はこの瞬間が幸せだと伝えたくなった…。
込み上げてくる言葉を口にしたく思った…。
だが、まだ自信の無い想い。
発することはなく、キリウスに唇を塞がれた。
絡まる舌を必死に迎え、甘い甘いキス。
唇が離れると寂しくて…。代わりに視線を絡めさす。
また、ゆっくりと近づくキリウスの顔に、瞼を閉じ、唇を迎える。
迎える?
「イター!!」
何が起きたかと、目をパチクリと開くと、ニヤニヤ顔のキリウス。
「…ほっぺ噛んだ?」
痛さにほっぺをすりすりする。
「だから、他人に隙を作るんじゃ無いぞ?次はタダじゃ済まさないからな。」
あ、ダーウィング様にキスされたほっぺ…。
「はい…。」
まだヒリヒリするほっぺに、ネフェリアはぐすんと瞳を潤ませると、ペロンとほっぺを舐めらた。
「お仕置きはもっと気持ちいい奴がよかったか?」
そう言って、お尻を揉まれ、僕は慌てて首を振る。
「残念。…そろそろ戻らないと、違う奴にもお仕置きされるかもな。…戻るか?」
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