本当は貴方に興味なかったので断罪は謹んでお断り致します。

B介

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ネフェリア、学園編

キリウスとの閨

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現在、ヴィヴァリアン、キリウス、カウディリアン、そしてネフェリアたってのお願いであるエスティリオを含めての話し合い中です。


「国王の許可の下でネフェリアの婚約者候補とカウディリアンがなったが、ネフェリアはどうだ?」


聞かれてあわあわするネフェリア。

婚約者候補って事はカウディリアンとも、閨を共にするんだよね?

やっとヴィヴァリアン様達とも慣れてきたとこだけど…

カウディリアンをチラッと見ると目があって、微笑まれる。

真っ赤になるネフェリア。


「ネフェリア…俺が候補では嫌か?」

そっと耳元で囁かれるとゾクゾクする。

お、俺!?

やっぱり、今までのカウディリアンと違う!!!


「い、いやじゃないよ…。」

僕がボソリと呟くと…カウディリアンはパアアと嬉しそうに花を飛ばした。

「では、本日から婚約者候補だ!閨の順番は!?」

「本日は俺だ。」

絶対譲らないぞとばかりのキリウスに、エスティリオは溜息を吐いた。

「明日が私ですので、そこにカウディリアン様でよろしいかと。」

「すまないエスティリオ。」

カウディリアンは視線でキリウスを攻撃するが、ツンと無視するキリウス。


舞い上がっているカウディリアンは本日が良いだろうが、俺も楽しみにしていたんだ。譲らない。


ネフェリアはポッポする頬を手で押さえて、キリウスと視線を合わす。


キリウスはその視線ににっこりと笑う。

ネフェリアはその笑顔により赤みを増した。

最近のキリウスとの閨は恥ずかしい。
スキンシップも増し、キスも甘い。食べられてしまうのでは?と、ドキドキしてしまうのだ。


そして、チラッとヴィヴァリアンを見ると、ヴィヴァリアンも笑う。

昨日のヴィヴァリアン様は、ずっと舌を絡めたキスを希望され、僕がクタクタに寝落ちするまで唇を離してくれなかった。

朝の唇の腫れが気になる程に。


それすらも嬉しいと思ってきている自分に困っている。

しかもまだ、この事は芳子さんに相談していない。



2日連チャンのパニックをエスティリオでどうにか保っていた心臓がカウディリアンが入り、壊れてしまうのでは?と思う。


今日の閨は大丈夫かな…。


****

馬車で別荘までキリウスと向かう。

この時間が1番恥ずかしい。


着くと、互いに別々に風呂場へと向かう。


その間に夕食が準備されていて、夕食を2人で済ませて、寝室へ向かう。


まずは今ネフェリアが使っている部屋でお茶を飲み、いつもの様に話したら、キリウスの決まりなのか、抱かれてベッドに降ろされる。


そして、最近お決まりのキス。

キスをしたままベッドに潜り込み、リップ音と共に離す。

この後必ず…

「ネフェリア…好きだ。触れるから、嫌であれば直ぐ言えよ。」

…と、告白と確認。

僕は頷く。


キリウス様は頷く僕にホッとして、また唇を重ねると、上唇と下唇をそれぞれ口に含み、焦れて開けた口内へ舌を差し込む。

その間もキリウス様の大きな手は動き、僕の手と重ねたり、耳を弄られたり。

擽ったさと気持ちよさに、つい声が漏れてしまう。

「んっ!んん!」

漏れる吐息さえ、キリウスに奪われる。

もう既にキリウスの甘さと熱さに、ネフェリアは慣れ始め、快感に変わっている。


求める様にキリウスの首に腕を回してしまう。


ネフェリアからキリウスに触れる行為に、キリウスの熱も高まっていく。


「ネフェリア…もう少し、今日は触れていいか?」

キリウスの少し荒くなった息と、艶のあるハスキーボイスに、答える代わりに、ギュッと先程より密着した。


キリウスはゴクリと唾を飲み込み、耳に舌を這わすと、ネフェリアのゆったりとした寝巻きの中に、手を差し込んだ。

堪能するかの様に上肢に手を這わせ、探る様に動かした指先に、小さなネフェリアの突起が触れた。

「ひゃあ!!」

指先でカリッと引っ掻いたせいか、ネフェリアから喘ぎが漏れ出す。

ネフェリアは胸の刺激に驚き、キリウスの首から腕を離す。

それが合図のように、キリウスは下へと下がり、ネフェリアの寝巻きを持ち上げた。

「き、キリウス様!?」


持ち上げた事により露わになった、ピンクの突起に、キリウスの心は奪われ、貪りついた。

白い肌に映えるピンクの突起に、食らいつくキリウスの姿に驚き、固まるネフェリア。

それをいい事に、キリウスは吸い付き、舌先でコロコロと転がしてもて遊ぶ。

「ヒャア!ん、キリウス、様!」

もう片方の突起は指先で弄り、交互に可愛がられ、ゾクゾクと身体を震えさせた。


「ハアハア…ん!アッ!!」

漏れる吐息に、キリウスの息も荒くなる。

「ネフェリア…可愛いい。」

興奮に顔を染めながら、夢中で突起を可愛がるキリウス。

ネフェリアは込み上げてくる快楽に悶えながら、縋る様に、自分の胸に吸い付くキリウスを抱きしめた。

「き、キリ、ウス、様!ぼ、ぼく!や、ばい!」

ネフェリアの喘ぎに、キリウスはカリッと突起を甘噛みする。

「ああああああ!!」

その刺激で、ネフェリアは下履の中に精を放出してしまった。

ピクピクと余韻に震えるネフェリアを野獣の瞳で、息荒く、見下ろすキリウス。

「ハアハアハア!クッ!まずい…。」

苦しそうに呟くキリウスの声に、ネフェリアはトロンとした、瞳でキリウスを見た。

すると、先程の余韻がすっぽりと抜けるほどの野獣の視線と、キリウスの股間が苦しそうに布を持ち上げていた。

しかも、うっすらと先端が濡れている。

同じ男だから、その辛さは理解できたし、自分だけ果てた罪悪感から、チラッとキリウスを見る。

何とかしてあげたいけど、まだ覚悟ができていない…。
それに、立ち上がったキリウス様のが大き過ぎて、ちょっと怖い…。
どうしよう…。


キリウスはそんなネフェリアの心情を察したのか、深い息を吐いて、身を起こした。


すると、ベッドから降りると、歩きにくそうに、備え付けのシャワールームのノブを握った。

「すまない、ネフェリアも浴びただろうが…先に使うのを許してくれ。」

少し恥ずかしそうに、耳を赤くするキリウス。


察したネフェリアは顔を赤くしながら、ハイと、小さく返事をした。


カチャッと閉まる音と同時に、ネフェリアはジタバタと足をバタつかせ、悶えた。


ひゃーーーー!!

出しちゃった!出しちゃっよ!

チラッと少し赤く、ぷっくりした乳首を見て、また思い出して、ジタバタ。

そんな事を続けていたら、タオルを腰に巻いたキリウスが現れた。


筋肉質な裸体にまだ水滴が付いており、濡れた髪をかきあげる姿に見惚れていると、キリウスは恥ずかしそうに、視線をずらした。

「ネフェリア、あんま見るな。また興奮する。…なんか、着る物ないか?」


ボンッと顔を真っ赤にして、見すぎていた自分に恥ずかしくなる。

慌ててクローゼットから、ガウンを取って渡す。

「これ、僕には大きいから、多分大丈夫!僕も浴びてくる!」

自分の分の着替えを持ってシャワールームに飛び込んだ。




ネフェリアが上がると、キリウスは寝ずに待っていたらしく、お茶を飲んでいた。

ネフェリアがベッドに近づくと、腕を引っ張り、自分の腕の中に閉じ込める。

あったかく、キリウスの鼓動が心地いい。

このまま、寝れるなー…と思っていると、


「…なあ、…大丈夫だったか、嫌じゃなかったか?」

少し、弱気な声に、僕は笑みを浮かべ、大丈夫と伝えるとホッとしたようだ。

「僕…あの時、胸舐められて、気持ち悪くて嫌だとしか思わなかったけど…そんな事を思い出さない程、キリウス様に夢中でした。ヘヘッ!」

ふにゃっとキリウスの腕の中で笑うと、キリウスの鼓動が激しくなったのがわかった。

顔を上げると、キリウスが真っ赤な顔で、ギラギラした瞳で見下ろしていた。

しかも、腹に当たるこの硬いものは…

キリウスはネフェリアをギュッと抱きしめた。

「ぐぅぅ!!可愛い過ぎる!ヤバイ!ベッドの中で、そんな可愛い事言われたら、襲っちまう!!何か、気が紛れる話をして!!」

苦しそうなキリウスに、ネフェリアは慌てて、えっと、えっとと、考えていた。

「あ!!前に、7歳の時、カリウス様とお風呂入った時に、僕が無知で、自分の胸の色を大人の色にして欲しいと頼み、口に含まれた事があります!馬鹿ですよね!」

あははっ!…って、話して気づいた。そんな話、していいものでは無い。

前にベッドで他の男の話は厳禁とも言われた。


ネフェリアは青白くしながら、キリウスを見上げると、殺さんばかりの冷たい視線で睨まれた。


「ほう…父上と、風呂に…」

いつも以上に低い声にビクッと身体が揺れる。


「ネフェリア…逆効果だ…そんな思い出忘れさせてやる…」


バッ!と寝巻きを持ち上げられ、先程より強く吸われた。


「ぎゃー!痛い!キリウス様、ごめんなさーい!」


次の日の朝、真っ赤に腫れた乳首に悩まされる事になった…。
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