本当は貴方に興味なかったので断罪は謹んでお断り致します。

B介

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設定なんか知らんわ!

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「キャー!!なんてハレンチな♡」

は、ハレンチとは??

いつもの日課である報告を芳子さんにしたのだが、してしまったのだが、いいのかな?
嬉しさのあまり、男の下事情などを淑女?に話て…紳士として…芳子さんのグイグイした勢いについ…。

僕は何てことを…

「芳子さん、ごめんなさい。女性に男性の事情などお伝えしてしまい申し訳ない。」
僕は頭を必死に下げた。

「ヤダ♡是非聞きたいですよ!リアルBL何てなかなか聞けないんですから!!あー!萌える!!」

転生者は強いな…

「でもネフェリアたん!!気を付けて下さい!私も女性だから詳しく分かりませんが、男性同士お口で剥きっこなんかしませんょ?多分!ぴ、ピンクの乳首も吸って何てハアハア…鍛えませんよ。ネフェリアたんのピンク…!!」

ガガーン!!!

そ、そうなのか?や、やはり変だと思ったんだ!!
何て僕は馬鹿なんだ!!
無知もいいとこだ!!
立川の名誉の為にも言えないが、立川自身も真面目童貞包茎だったから、この様な知識0のつまらない男だった!だからこの世界に馴染まず、真面目にゲーム通り進めた。性的なものは出来なかったが!
そして、今の僕は7歳…未来を変えるには無知過ぎる!

……………でも、僕の包茎の未来は変わった……ポッ
立川、前回のネフェリア…ごめんょ。

ショックを受けるネフェリアに、芳子は困った顔をした。

「わたし、ちょっと気付いちゃったんですが…ここがゲームの世界だろうと、現実だろうと、こういう設定の世界だから、流されちゃうんじゃないですか?」

へ?どういうこと?

「えっと、この世界は男同士での恋愛あり設定ですよね。そして、その世界で生きる人々、皆それが当たり前なんです。
転生者の私以外が!ネフェリアたんは、たまたま前回が転生で、今回その記憶があるから否定的ですが、多分記憶がなかったら、女性はそのまま好きだと思いますが、普通にこの環境を受け入れていたと思います。だから、カリウス様など自分が関わるべき方には、流されてしまうのでは?モブにはきっちり嫌だと示せますし。」

ガガーン!!
本日2度目のショック!!

「確かに、キモデブや家庭教師の時は怖くて嫌だったけど、カリウスは嫌だが怖くわなくて…!ぼ、僕はその設定というものに縛られているのか!?」

僕が、前世の記憶がなかったら、ふわふわ金髪の女の子を好きだが、男と婚約しても、家の為…!!確かにそう思うかも!!

「芳子さん…ふぇぇん。どうしよう…」
涙うるうる顔を蒼ざめ、芳子に縋る。

「ハアハアネフェリアたん!!お可哀想に!私は萌えますが!!でも!男同士の✖︎✖︎はこの際置いておいて!とにかく、断罪にならなければいいのです!!その為には何でもするんでしょ?そしたら、エッチの一つや二つ!三つ!ハアハア!ネフェリアたんが…♡いいんじゃないですか?」

何を想像したの?芳子さん、鼻血。

「言ったが…出来れば最終手段にしたい。…でも、確かに1番は断罪だ…ぐすん。でも、絶対、設定に抗ってやる!」

涙を流しながら、メラメラ燃えるネフェリアたん。

ああ、馬鹿可愛いネフェリアたん。そうやって、最終手段に考えている時点で設定に流されていますよ。

私は萌えの為、リアルBLの為、この事は黙っておきますね?他の件では味方ですから安心して下さいね!

ネフェリアは、とにかく設定に抗う為、よく食べ、よく運動をした。

カリウスとの剣術稽古も休まず、お風呂は一緒に入らず。

皇子達とも仲良く友達として過ごした。

勉学はバロンがカリウスの件で心配になり、父が直々に教える事にした。

性の方は、芳子さんがこっそり教えている。



少しずつ成長していくネフェリア。

それに対して、皇子達と、側近候補達のネフェリア争奪戦も徐々に熱くなる。

そして、ネフェリアの色気に耐え続けた騎士団員達は悟りを開き、強靭な忍耐力、精神力が備わった。

一度味を占めたカリウスはネフェリアの成長を今か今かと待ちわびている。

カリウスはゲームでは、登場は少しであったが、今後はどうなることやら。


さて、次のターニングポイント。
第一皇子、兄、キリウスが学校へと通い、ネフェリアが10歳となった現在。

ゲームでは、第一皇子に婚約者が出来たことの説明のみのシーンだが、さてどうなるか!お楽しみに!芳子でした!テヘペロ
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