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友達100人できるかな4
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~??SIDE~
腐腐腐wまさかの入学から1週間で転校生が来るとは!
山に囲まれた男子校!腐男子の大好物な環境だからこそ入学した甲斐があった!www笑いがとまらんw
俺は厳しい両親のもとで育ち、決められたレールをこのまま行くんだと、何故か少し悲しい気持ちとプレッシャーの中過ごした。そんな時従姉妹が遊びに来た時持ってきたBとLの本、、、。
「こうちん!こうちんはさ、空咲に入学するんでしょ?」
鼻息の荒い従姉妹に詰めよられ、少し冷めた目で見てしまう。
「さあね。経済の流れを学ぶのとコネ作りの為空咲と言っていたから、中学からそっちじゃない?普通なら小学から入るらしいが、小児喘息のせいで寮生活出来なかったから、遅れて入る感じになるわけだし、父的に出遅れた事にイライラしてるしね。」
興味なさげに淡々と語ると、おもむろに従姉妹はカバンを漁る。
「こうちん!私のママに内緒ね!今私!友達に勧められてこれにハマってるの!!こうちんが行く男子校がまさに王道よ!見てみて!」
王道?
…ここから従姉妹と俺の隠れ腐男子生活が幕を開けた。
中学は男同士の絡みを写真に納め、従姉妹にプレゼント!そしてドキドキワクワクの転校生待ち、、、
昨日聞いた時はキターーーー!と内心叫んでしまったwww
そして王道展開を期待して、現在2時間前から門の近くの木の上で待機中wwwと、トイレ行きたいw
そして1つ気になることがある。王道展開なら居るはずの無いお方がかれこれ1時間前くらいに、門の所にやってきて、ソワソワウロウロしている。
あの人のあんな姿初めて見たな。
しばらくして、外部から車の止まる音が聞こえると、そのお方は門から少し離れた場所の高い壁に軽やかに飛び乗り、門の扉を覗き込み、携帯片手にニマニマしている。
スーツであの高い壁を?
しばらく経っても鳴らないインターホンと、外部と携帯を見つめて、徐々に不機嫌に眉を寄せるあの方の姿にハテナマークを浮かべていると、なんと扉の上にあの王道のボサボサ頭と眼鏡の青年が!!
キターーーーーーー!!
そして、来るはずの副会長、、キターーーー!
後はき、き、キスのみ!!とシャッターチャンスを逃さないよう構えると、、、
エッ、、、エェ!?
転校生の飛び降りた先にあのお方、、そう我が校の理事長が、、、転校生をお姫様抱っこ!?
何事!?これ、何故!?何展開?一応写メっとこう。
まさかの理事長登場で、あの副会長の笑顔に対して言い、キス、、の展開がぶち壊された。そうそう簡単に王道などならないか、、、いや!生徒会や教師、風紀も我が校は王道そのもの!まだ諦めるな!!
副会長に連れられ、その場を去る転校生の後ろ姿を見ながら、拳を握りしめて、友達となり側で王道展開を楽しむ事を決意した。
「さて、1年S組小倉浩一くん。木の上から降りてきなさい。」
冷たく響く声に心臓が飛び出しそうになった。
気づいていたのか!?
慌てて下に降りると笑顔を向けてくれてはいるが、目は笑っていない理事長に頭を下げる。
こ、この人、俺のクラス、フルネーム知っていた、、
怖すぎる。
「クラスにいる時間では?早く戻りなさい」
「は、はいーー!失礼致しました!」
すぐにその場を離れようとした瞬間、理事長はスッと俺の耳元に唇を近づけた。
「小倉くんの期待している展開にはさせないよ。」
その美声だが、地を這うかのような印象に背筋を悪寒が走る。
「そうそう、さっき撮った写真。僕にも後ほどデータでくださいね。では」
我が校の理事長はトテモオソロシイカタです。
~??SIDE end~
腐腐腐wまさかの入学から1週間で転校生が来るとは!
山に囲まれた男子校!腐男子の大好物な環境だからこそ入学した甲斐があった!www笑いがとまらんw
俺は厳しい両親のもとで育ち、決められたレールをこのまま行くんだと、何故か少し悲しい気持ちとプレッシャーの中過ごした。そんな時従姉妹が遊びに来た時持ってきたBとLの本、、、。
「こうちん!こうちんはさ、空咲に入学するんでしょ?」
鼻息の荒い従姉妹に詰めよられ、少し冷めた目で見てしまう。
「さあね。経済の流れを学ぶのとコネ作りの為空咲と言っていたから、中学からそっちじゃない?普通なら小学から入るらしいが、小児喘息のせいで寮生活出来なかったから、遅れて入る感じになるわけだし、父的に出遅れた事にイライラしてるしね。」
興味なさげに淡々と語ると、おもむろに従姉妹はカバンを漁る。
「こうちん!私のママに内緒ね!今私!友達に勧められてこれにハマってるの!!こうちんが行く男子校がまさに王道よ!見てみて!」
王道?
…ここから従姉妹と俺の隠れ腐男子生活が幕を開けた。
中学は男同士の絡みを写真に納め、従姉妹にプレゼント!そしてドキドキワクワクの転校生待ち、、、
昨日聞いた時はキターーーー!と内心叫んでしまったwww
そして王道展開を期待して、現在2時間前から門の近くの木の上で待機中wwwと、トイレ行きたいw
そして1つ気になることがある。王道展開なら居るはずの無いお方がかれこれ1時間前くらいに、門の所にやってきて、ソワソワウロウロしている。
あの人のあんな姿初めて見たな。
しばらくして、外部から車の止まる音が聞こえると、そのお方は門から少し離れた場所の高い壁に軽やかに飛び乗り、門の扉を覗き込み、携帯片手にニマニマしている。
スーツであの高い壁を?
しばらく経っても鳴らないインターホンと、外部と携帯を見つめて、徐々に不機嫌に眉を寄せるあの方の姿にハテナマークを浮かべていると、なんと扉の上にあの王道のボサボサ頭と眼鏡の青年が!!
キターーーーーーー!!
そして、来るはずの副会長、、キターーーー!
後はき、き、キスのみ!!とシャッターチャンスを逃さないよう構えると、、、
エッ、、、エェ!?
転校生の飛び降りた先にあのお方、、そう我が校の理事長が、、、転校生をお姫様抱っこ!?
何事!?これ、何故!?何展開?一応写メっとこう。
まさかの理事長登場で、あの副会長の笑顔に対して言い、キス、、の展開がぶち壊された。そうそう簡単に王道などならないか、、、いや!生徒会や教師、風紀も我が校は王道そのもの!まだ諦めるな!!
副会長に連れられ、その場を去る転校生の後ろ姿を見ながら、拳を握りしめて、友達となり側で王道展開を楽しむ事を決意した。
「さて、1年S組小倉浩一くん。木の上から降りてきなさい。」
冷たく響く声に心臓が飛び出しそうになった。
気づいていたのか!?
慌てて下に降りると笑顔を向けてくれてはいるが、目は笑っていない理事長に頭を下げる。
こ、この人、俺のクラス、フルネーム知っていた、、
怖すぎる。
「クラスにいる時間では?早く戻りなさい」
「は、はいーー!失礼致しました!」
すぐにその場を離れようとした瞬間、理事長はスッと俺の耳元に唇を近づけた。
「小倉くんの期待している展開にはさせないよ。」
その美声だが、地を這うかのような印象に背筋を悪寒が走る。
「そうそう、さっき撮った写真。僕にも後ほどデータでくださいね。では」
我が校の理事長はトテモオソロシイカタです。
~??SIDE end~
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