目には目を歯には歯を!ビッチにはビッチを!

B介

文字の大きさ
8 / 11

カイル様

しおりを挟む
「ミシェル。」
この低いハスキーボイスは…

「カイル様…」
褐色の肌のせいか、白い歯が目立って素敵。

「お、おはよう。ミシェル。」

少し照れたように笑うカイルに、ミシェルも挨拶をする。


「ミシェル…よ、よかったら俺に少し時間をくれないか?」

長身の身体をもじもじと落ち着かない感じで動かしながら問うカイルが可愛くて、つい頷いてしまった。

「そしたら、私の次の授業、自習なので中庭で本でもと、思っていたのですが…あっ!でもカイル様は授業ですよね?放課後が良いでしょうか?」

「いや、サボる。放課後は邪魔が入るかもだしな。」

邪魔者とは?


「サボるのでしたら人目を気にした方が良いですね?図書室とかはいかがでしょう。」

カイルはミシェルの提案に喜び頷く。

2人は図書室の奥へ行くと、別室の扉があることに気づいた。ソファと本が置いてある。

すると、誰かが図書室に入って来たので、その部屋に反射的に隠れてしまった。

その行動が子供の時の悪戯見たいと、クスクスと笑うミシェルを愛おしそうに見るカイル。

あ、あん…

2人は目を見合わせた。

何故か図書室から喘ぎが聞こえたのだ。

扉から覗くと、2人の男女が本棚に寄りかかり、イタしていた。先程入ってきたのは、同じサボりの生徒だったようだ。

だが、出るに出れなくなってしまったカイルとミシェル。

あっあん!

喘ぎの声も徐々に大きくなり、つい興味本位でカイルと夢中で覗いてしまった。

しかも相手の女性はやはり、マリア!!

以前と違う相手だわ!!

カイルもマリアだと気づいた様子で目を見開いている。

男はマリアの乳房を剥き出しにして、スカートを捲り上げている。

あっあん!

少しわざとらしい程の声に、ミシェルが少し覚めたころ、カイルは顔を赤くして息を荒くしていた。

心なしか、お尻に手が当たっている気がした。

扉から覗いているので、私のすぐ後ろにカイルがいるのだ。

カイルと私が目が合うと、カイルはゆっくり音をたてずに扉を閉めて、鍵をかけた。

えっ!!鍵をかけたの?

荒い息と熱をこもった眼差しでミシェルを抱きしめる。

そしてそのままソファに倒れたこんだ。

「ミシェル…ずっと好きだった。俺を選んでくれ!」

カイルの熱い胸板と力強い腕に胸がキュンとした。

「カイル様…私はまだ婚約中ですよ?」

ドキドキしながらも、きっちりと伝えるが、熱い瞳で見つめられ、手の甲にキスをされた。

きゃっ!何!キュンキュンするわ!

「知っている。だが、レオナルドにも宣戦布告した。好きなんだミシェル。君が恋をしたいと聞いた。俺としよう。ミシェル。」

手の甲から腕に沿ってキスを落とす。肘、肩、鎖骨、喉、頬…そして唇の少し手前で止まるカイルにミシェルは焦れた。
彼は無理矢理奪いたくはなかったのだろう。だが、焦らされているのがまた、ミシェルの欲望を掻き立てる。

ミシェルは舌でカイルの唇を舐めると、火がついたカイルに貪るようなキスをされた。

「はあ、カイル!様!んっあっ!」

気持ち良さそうなミシェルにカイルは唇を割り開き舌を差し込む。

可愛いミシェルの舌に自らを絡めながら、カイルは柔らかいミシェルの胸に手を当てた。


ああ!ミシェル!ミシェル!気持ちいい!

カイルはゆっくりと唇を離すと、トロンとした顔のミシェルを見つめた。

「カイル様…。」

カイルは高まる気持を抑えられず、ゆっくりとミシェルの胸元を露わにした。

綺麗な白い谷間が現れ、カイルの鼓動は早くなる。

ゆっくりとたわわな胸を揉むと、ミシェルの身体が過敏に反応する。

「ミシェル、可愛すぎる!」

カイルは谷間に口付けをして、柔らかい感触を楽しむと、ミシェルはカイルを胸に押しつけるように抱きしめた。

柔らかい谷間に顔を埋め、幸せを感じながら、カイルの手は下におり、スカート越しにお尻と太ももの柔らかさを確かめて、ゆっくりとスカートを捲り上げ、手を中に滑らせた。

「ひゃあ!」

ミシェルがくすぐったさに小さく声を上げると、カイルはもう一度その声を聴きたくて、意地悪に太ももをくすぐる。

「やん!」
ミシェルは大きな瞳で、胸に顔を埋めているカイルを睨む。

カイルはそのミシェルの可愛い顔と甘い体臭に酔い、一気にスカートの中に入り、優しく双丘を揉んだ。

「ミシェル、君は本当に素敵だ。俺をおかしくさせる…」


「カイル様…これ以上は…私、あのマリアと違い、純血ですので…」

マリアはカイルの頭をゆっくり撫でながら、恥ずかしそうに伝えるが、それが男を煽る。

「ミシェル!!俺が初めての男じゃダメか??」

カイルは、もう片方の手でミシェルの乳房を揉みながら、顔をより押し付けた。

「ダメですわ!婚約中なのに!貴族は結婚まで純血でいないとでしょう?」
マリアを見れば、そんな人少ないのか?と思うけど…


「俺が責任をとる!結婚しよう。」

カイルは顔を上げ、真剣な面持ちでミシェルを見つめる。

その端正な男らしい魅力に頷きそうになる自分がいたが……
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

転生先は男女比50:1の世界!?

4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。 「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」 デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・ どうなる!?学園生活!!

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜

具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです 転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!? 肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!? その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。 そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。 前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、 「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。 「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」 己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、 結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──! 「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」 でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……! アホの子が無自覚に世界を救う、 価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!

処理中です...