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カイル様
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「ミシェル。」
この低いハスキーボイスは…
「カイル様…」
褐色の肌のせいか、白い歯が目立って素敵。
「お、おはよう。ミシェル。」
少し照れたように笑うカイルに、ミシェルも挨拶をする。
「ミシェル…よ、よかったら俺に少し時間をくれないか?」
長身の身体をもじもじと落ち着かない感じで動かしながら問うカイルが可愛くて、つい頷いてしまった。
「そしたら、私の次の授業、自習なので中庭で本でもと、思っていたのですが…あっ!でもカイル様は授業ですよね?放課後が良いでしょうか?」
「いや、サボる。放課後は邪魔が入るかもだしな。」
邪魔者とは?
「サボるのでしたら人目を気にした方が良いですね?図書室とかはいかがでしょう。」
カイルはミシェルの提案に喜び頷く。
2人は図書室の奥へ行くと、別室の扉があることに気づいた。ソファと本が置いてある。
すると、誰かが図書室に入って来たので、その部屋に反射的に隠れてしまった。
その行動が子供の時の悪戯見たいと、クスクスと笑うミシェルを愛おしそうに見るカイル。
あ、あん…
2人は目を見合わせた。
何故か図書室から喘ぎが聞こえたのだ。
扉から覗くと、2人の男女が本棚に寄りかかり、イタしていた。先程入ってきたのは、同じサボりの生徒だったようだ。
だが、出るに出れなくなってしまったカイルとミシェル。
あっあん!
喘ぎの声も徐々に大きくなり、つい興味本位でカイルと夢中で覗いてしまった。
しかも相手の女性はやはり、マリア!!
以前と違う相手だわ!!
カイルもマリアだと気づいた様子で目を見開いている。
男はマリアの乳房を剥き出しにして、スカートを捲り上げている。
あっあん!
少しわざとらしい程の声に、ミシェルが少し覚めたころ、カイルは顔を赤くして息を荒くしていた。
心なしか、お尻に手が当たっている気がした。
扉から覗いているので、私のすぐ後ろにカイルがいるのだ。
カイルと私が目が合うと、カイルはゆっくり音をたてずに扉を閉めて、鍵をかけた。
えっ!!鍵をかけたの?
荒い息と熱をこもった眼差しでミシェルを抱きしめる。
そしてそのままソファに倒れたこんだ。
「ミシェル…ずっと好きだった。俺を選んでくれ!」
カイルの熱い胸板と力強い腕に胸がキュンとした。
「カイル様…私はまだ婚約中ですよ?」
ドキドキしながらも、きっちりと伝えるが、熱い瞳で見つめられ、手の甲にキスをされた。
きゃっ!何!キュンキュンするわ!
「知っている。だが、レオナルドにも宣戦布告した。好きなんだミシェル。君が恋をしたいと聞いた。俺としよう。ミシェル。」
手の甲から腕に沿ってキスを落とす。肘、肩、鎖骨、喉、頬…そして唇の少し手前で止まるカイルにミシェルは焦れた。
彼は無理矢理奪いたくはなかったのだろう。だが、焦らされているのがまた、ミシェルの欲望を掻き立てる。
ミシェルは舌でカイルの唇を舐めると、火がついたカイルに貪るようなキスをされた。
「はあ、カイル!様!んっあっ!」
気持ち良さそうなミシェルにカイルは唇を割り開き舌を差し込む。
可愛いミシェルの舌に自らを絡めながら、カイルは柔らかいミシェルの胸に手を当てた。
ああ!ミシェル!ミシェル!気持ちいい!
カイルはゆっくりと唇を離すと、トロンとした顔のミシェルを見つめた。
「カイル様…。」
カイルは高まる気持を抑えられず、ゆっくりとミシェルの胸元を露わにした。
綺麗な白い谷間が現れ、カイルの鼓動は早くなる。
ゆっくりとたわわな胸を揉むと、ミシェルの身体が過敏に反応する。
「ミシェル、可愛すぎる!」
カイルは谷間に口付けをして、柔らかい感触を楽しむと、ミシェルはカイルを胸に押しつけるように抱きしめた。
柔らかい谷間に顔を埋め、幸せを感じながら、カイルの手は下におり、スカート越しにお尻と太ももの柔らかさを確かめて、ゆっくりとスカートを捲り上げ、手を中に滑らせた。
「ひゃあ!」
ミシェルがくすぐったさに小さく声を上げると、カイルはもう一度その声を聴きたくて、意地悪に太ももをくすぐる。
「やん!」
ミシェルは大きな瞳で、胸に顔を埋めているカイルを睨む。
カイルはそのミシェルの可愛い顔と甘い体臭に酔い、一気にスカートの中に入り、優しく双丘を揉んだ。
「ミシェル、君は本当に素敵だ。俺をおかしくさせる…」
「カイル様…これ以上は…私、あのマリアと違い、純血ですので…」
マリアはカイルの頭をゆっくり撫でながら、恥ずかしそうに伝えるが、それが男を煽る。
「ミシェル!!俺が初めての男じゃダメか??」
カイルは、もう片方の手でミシェルの乳房を揉みながら、顔をより押し付けた。
「ダメですわ!婚約中なのに!貴族は結婚まで純血でいないとでしょう?」
マリアを見れば、そんな人少ないのか?と思うけど…
「俺が責任をとる!結婚しよう。」
カイルは顔を上げ、真剣な面持ちでミシェルを見つめる。
その端正な男らしい魅力に頷きそうになる自分がいたが……
この低いハスキーボイスは…
「カイル様…」
褐色の肌のせいか、白い歯が目立って素敵。
「お、おはよう。ミシェル。」
少し照れたように笑うカイルに、ミシェルも挨拶をする。
「ミシェル…よ、よかったら俺に少し時間をくれないか?」
長身の身体をもじもじと落ち着かない感じで動かしながら問うカイルが可愛くて、つい頷いてしまった。
「そしたら、私の次の授業、自習なので中庭で本でもと、思っていたのですが…あっ!でもカイル様は授業ですよね?放課後が良いでしょうか?」
「いや、サボる。放課後は邪魔が入るかもだしな。」
邪魔者とは?
「サボるのでしたら人目を気にした方が良いですね?図書室とかはいかがでしょう。」
カイルはミシェルの提案に喜び頷く。
2人は図書室の奥へ行くと、別室の扉があることに気づいた。ソファと本が置いてある。
すると、誰かが図書室に入って来たので、その部屋に反射的に隠れてしまった。
その行動が子供の時の悪戯見たいと、クスクスと笑うミシェルを愛おしそうに見るカイル。
あ、あん…
2人は目を見合わせた。
何故か図書室から喘ぎが聞こえたのだ。
扉から覗くと、2人の男女が本棚に寄りかかり、イタしていた。先程入ってきたのは、同じサボりの生徒だったようだ。
だが、出るに出れなくなってしまったカイルとミシェル。
あっあん!
喘ぎの声も徐々に大きくなり、つい興味本位でカイルと夢中で覗いてしまった。
しかも相手の女性はやはり、マリア!!
以前と違う相手だわ!!
カイルもマリアだと気づいた様子で目を見開いている。
男はマリアの乳房を剥き出しにして、スカートを捲り上げている。
あっあん!
少しわざとらしい程の声に、ミシェルが少し覚めたころ、カイルは顔を赤くして息を荒くしていた。
心なしか、お尻に手が当たっている気がした。
扉から覗いているので、私のすぐ後ろにカイルがいるのだ。
カイルと私が目が合うと、カイルはゆっくり音をたてずに扉を閉めて、鍵をかけた。
えっ!!鍵をかけたの?
荒い息と熱をこもった眼差しでミシェルを抱きしめる。
そしてそのままソファに倒れたこんだ。
「ミシェル…ずっと好きだった。俺を選んでくれ!」
カイルの熱い胸板と力強い腕に胸がキュンとした。
「カイル様…私はまだ婚約中ですよ?」
ドキドキしながらも、きっちりと伝えるが、熱い瞳で見つめられ、手の甲にキスをされた。
きゃっ!何!キュンキュンするわ!
「知っている。だが、レオナルドにも宣戦布告した。好きなんだミシェル。君が恋をしたいと聞いた。俺としよう。ミシェル。」
手の甲から腕に沿ってキスを落とす。肘、肩、鎖骨、喉、頬…そして唇の少し手前で止まるカイルにミシェルは焦れた。
彼は無理矢理奪いたくはなかったのだろう。だが、焦らされているのがまた、ミシェルの欲望を掻き立てる。
ミシェルは舌でカイルの唇を舐めると、火がついたカイルに貪るようなキスをされた。
「はあ、カイル!様!んっあっ!」
気持ち良さそうなミシェルにカイルは唇を割り開き舌を差し込む。
可愛いミシェルの舌に自らを絡めながら、カイルは柔らかいミシェルの胸に手を当てた。
ああ!ミシェル!ミシェル!気持ちいい!
カイルはゆっくりと唇を離すと、トロンとした顔のミシェルを見つめた。
「カイル様…。」
カイルは高まる気持を抑えられず、ゆっくりとミシェルの胸元を露わにした。
綺麗な白い谷間が現れ、カイルの鼓動は早くなる。
ゆっくりとたわわな胸を揉むと、ミシェルの身体が過敏に反応する。
「ミシェル、可愛すぎる!」
カイルは谷間に口付けをして、柔らかい感触を楽しむと、ミシェルはカイルを胸に押しつけるように抱きしめた。
柔らかい谷間に顔を埋め、幸せを感じながら、カイルの手は下におり、スカート越しにお尻と太ももの柔らかさを確かめて、ゆっくりとスカートを捲り上げ、手を中に滑らせた。
「ひゃあ!」
ミシェルがくすぐったさに小さく声を上げると、カイルはもう一度その声を聴きたくて、意地悪に太ももをくすぐる。
「やん!」
ミシェルは大きな瞳で、胸に顔を埋めているカイルを睨む。
カイルはそのミシェルの可愛い顔と甘い体臭に酔い、一気にスカートの中に入り、優しく双丘を揉んだ。
「ミシェル、君は本当に素敵だ。俺をおかしくさせる…」
「カイル様…これ以上は…私、あのマリアと違い、純血ですので…」
マリアはカイルの頭をゆっくり撫でながら、恥ずかしそうに伝えるが、それが男を煽る。
「ミシェル!!俺が初めての男じゃダメか??」
カイルは、もう片方の手でミシェルの乳房を揉みながら、顔をより押し付けた。
「ダメですわ!婚約中なのに!貴族は結婚まで純血でいないとでしょう?」
マリアを見れば、そんな人少ないのか?と思うけど…
「俺が責任をとる!結婚しよう。」
カイルは顔を上げ、真剣な面持ちでミシェルを見つめる。
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