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5.北の海岸の少女ジュリアーナ。
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海だ。
魔の森を抜け出した私はざぶんと海に飛び込んだ。
口がしょっぱい。
本当の海だ。
魔の海だったらどうしようかと心配したが、普通の海で助かった。
海岸には草が生えており、海藻も見つけた。
お魚も一杯で食料問題が解決だ。
あははは、私は自然と笑いが出ていた。
こうして私は潮風を頬に受けて裸足で海岸を歩く。
南の無人島ならぬ、北の海岸に住む少女となった。
森を抜けるのに20日を要し、岬の根元に洞窟を掘って住居を造るのに10日も掛かった。
お魚、お魚、お刺身だ。
小躍りしながら海を駆けると魚に目が眩んで乱獲し、塩たれで刺身を食べた。
う~ん、美味しい。
頬を震わせて、満遍の笑みを浮かべて刺身を食べた。
そして、お約束だ。
ゲロロロッロと吐いた。
乱獲で魔力を消費して回復魔法も使えない。
吐き気が込み上げるので、体を正常に戻す解毒ポーションも使えずに最低の気分で過ごす。
敵が襲って来たら抵抗できずに終わるような醜態を晒した。
お魚の魔力に魅せられた結果だった。
「くぅ」
クーちゃんに学習力がないのかと責められる。
お魚の魅力に勝たなかったのよ。
私は悪くない。
みんな、美味しすぎるお刺身が悪いの!
固形物が食べられるようになったら絶対に食べるぞ。
私は反省もせず、お刺身をいつか食べる事を誓った。
頭が覚めると冷静に食の改善に努めた。
甘みがなく薬草の苦みしかしない肉汁サプリを改良し、何とか飲めるモノにした。
海岸の草からデンプンを採取して葛粉を作り、栄養サプリを飲んだ後のデザートである葛湯が楽しみにしている。
固形物が食べられるようになるのはいつの事だろうか?
この一ヶ月で一度の睡眠が6時間に伸び、活動時間が3時間を越えた。
ベッドの上でクーちゃんに話し掛ける。
「クーちゃんがいて助かったよ」
「くぅ」
「私はこのまま一人寂しく暮らしてゆくのね」
「くぅぅ?」
私はベッドを作り、生活用品を整え、迷彩柄の布団に寝転がってクーちゃんと話す。
ヤル事は多いが出来る事は少ない。
魔力量もじわじわと伸びているが、全然に足りない。
土魔法の『クリエイト』を使えば、城のような白い神殿を造れるのだが魔力量が足りずに穴を掘っただけの洞窟暮らしだ。
「明日はもう一度、鯨獲りに挑戦しようか」
「くぅ」
クーちゃんも同意してくれた。
沖には魚も多いが鮫が多い。
魚を追って鯨もやって来る。
私が沖に出ると、さっそく鮫が寄ってきた。
鮫は魔物でもなく、魚類の中でも優秀な様だった。
ここの鮫達は数百頭単位で縄張りを持って活動しており、とても数が多くて厄介だ。
初めての乱獲でも邪魔をした。
この鮫は雑食なのか、私を襲ってくる。
近づいてきた鮫に木を素材に軽くて丈夫な樹脂カーボン状にした銛に似た短槍を造って、それで鮫を仕留めてゆく。
短槍の先の刃は魔力の通りが良い、カンカン石 (サヌカイト、讃岐岩)を使った。
鉄に劣るが、貫通力に優れているのだ。
加えて、魔力の通りが銀並に良いのが特徴だった。
当然だが、鯨や鮫に神力は使わない。
犠牲になった鮫に他の鮫らが群がって喰っている間に、索敵魔法で鯨の位置を確認する。
『いた!』
私は全力で駆けだした。
小回りが利かず、速度がでない船などは使わない。
私は魔力の網を足場にして、水上を歩く水上歩行も得意なのだ。
たたたたと鯨のいる方向に走った。
浮上してくる鯨にタイミングを合わせて、短槍で脳天に突き刺した。
図体がデカいので中々に死なない。
前回は、鯨の血で鮫がすぐに寄って来た。
数が多すぎた。
鮫を仕留めていったが、魔力が減ってゆく戦略的撤退を余儀なくされたのだ。
今回は初めに囮を用意した。
向こうの餌に喰い付いている。
短槍を刺された鯨が一度海に潜ったので、私は“錨”の魔法を作動でさせる。
もちろん、体格の大きい鯨を引き上げる魔力はないが、私を引き連れて逃げようとする。
私は暫しの水上スキーを楽しむ。
前回はここで鮫が群がってきた。
今回も寄って来た・・・・・・・・・・・・が大丈夫だ。
まだ、数が少ない。
鯨も苦しくなったのか、再度、浮上してきた。
私は一気に駆け出して距離を縮めた。
『スラッシュ擬き』
私は腰のショートソードを抜いて、浮上とタイミングを合わせる。
スラッシュは闘気を剣に這わせて、その闘気を撃ち出す武技だ。
闘気を纏う事ができても、それを撃ち出せるまでには長い年月の修行がいる。
一度、コツを覚えると誰でもできる技だ。
そのコツが覚えれば、初心者の冒険者でも簡単で使用できる。
スキル『スラッシュ』は神々が与える定番の祝福である。
だがしかし、魔法使いは体得が難しい。
魔力と気は紛らわしく、魔力を持つ者は闘気を得られ難いのだ。
スラッシュ擬きは闘気の代わりに魔力を放つ技だ。
魔法使いで接近戦を好む者は少ないので、私のオリジナルだ。
兜割りのように鯨の脳天が砕け散った。
衝撃で鯨が一度沈む。
大量の血の匂いで鮫が群がって来た。
前回、初手でスラッシュ擬きで鯨を倒すと、上がって来た時には骨と皮になっていた。
鮫に喰い荒らされた鯨を料理しようと思わなかった。
その対策がこの短槍だ。
私は“錨”の魔法を作動でさせて鯨が死んでいるのを確認すると、影収納で鯨を仕舞った。
「生きていると魔力を沢山使うのよね」
「くぅ」
影収納に容量の制限はないが万能ではない。
生き物を入れると収納時に魔力を喰われ、収納中もずっと魔力を消費させられる。
影移動も得意技の1つだったが、今の私にはできない。
何もかもが羨ましい。
くぅくぅくぅとクーちゃんが叫んで西の空を指さした。
鯨が消えて戸惑っている鮫を無視して、すたこらさっさと海岸へ引き上げている途中で目に入った。
森の向こう?
遠くの山の麓で森が燃えている。
魔の森は燃えない。
木々の抵抗力が高く、火の魔法を使ってもすぐに鎮火する。
魔の森では大規模な大火事など起こらない。
「くぅ」
クーちゃんが油を蒔いたのではないかと言う。
森を燃やすと、その瘴気に誘われて魔物が寄って来る。
人為的な魔物氾濫が発生する。
だが、それを凌げば魔の森は縮小して行く。
魔の森を開拓する場合の人族の常套手段だと記憶していた。
でも、それは別の世界の話だ。
「確かめに行こうか?」
「くぅ」
クーちゃんも賛成してくれた。
私は北の海岸の少女ジュリアーナごっこを止めて、ジュリアーナの大冒険に切り替えた。
魔の森を抜け出した私はざぶんと海に飛び込んだ。
口がしょっぱい。
本当の海だ。
魔の海だったらどうしようかと心配したが、普通の海で助かった。
海岸には草が生えており、海藻も見つけた。
お魚も一杯で食料問題が解決だ。
あははは、私は自然と笑いが出ていた。
こうして私は潮風を頬に受けて裸足で海岸を歩く。
南の無人島ならぬ、北の海岸に住む少女となった。
森を抜けるのに20日を要し、岬の根元に洞窟を掘って住居を造るのに10日も掛かった。
お魚、お魚、お刺身だ。
小躍りしながら海を駆けると魚に目が眩んで乱獲し、塩たれで刺身を食べた。
う~ん、美味しい。
頬を震わせて、満遍の笑みを浮かべて刺身を食べた。
そして、お約束だ。
ゲロロロッロと吐いた。
乱獲で魔力を消費して回復魔法も使えない。
吐き気が込み上げるので、体を正常に戻す解毒ポーションも使えずに最低の気分で過ごす。
敵が襲って来たら抵抗できずに終わるような醜態を晒した。
お魚の魔力に魅せられた結果だった。
「くぅ」
クーちゃんに学習力がないのかと責められる。
お魚の魅力に勝たなかったのよ。
私は悪くない。
みんな、美味しすぎるお刺身が悪いの!
固形物が食べられるようになったら絶対に食べるぞ。
私は反省もせず、お刺身をいつか食べる事を誓った。
頭が覚めると冷静に食の改善に努めた。
甘みがなく薬草の苦みしかしない肉汁サプリを改良し、何とか飲めるモノにした。
海岸の草からデンプンを採取して葛粉を作り、栄養サプリを飲んだ後のデザートである葛湯が楽しみにしている。
固形物が食べられるようになるのはいつの事だろうか?
この一ヶ月で一度の睡眠が6時間に伸び、活動時間が3時間を越えた。
ベッドの上でクーちゃんに話し掛ける。
「クーちゃんがいて助かったよ」
「くぅ」
「私はこのまま一人寂しく暮らしてゆくのね」
「くぅぅ?」
私はベッドを作り、生活用品を整え、迷彩柄の布団に寝転がってクーちゃんと話す。
ヤル事は多いが出来る事は少ない。
魔力量もじわじわと伸びているが、全然に足りない。
土魔法の『クリエイト』を使えば、城のような白い神殿を造れるのだが魔力量が足りずに穴を掘っただけの洞窟暮らしだ。
「明日はもう一度、鯨獲りに挑戦しようか」
「くぅ」
クーちゃんも同意してくれた。
沖には魚も多いが鮫が多い。
魚を追って鯨もやって来る。
私が沖に出ると、さっそく鮫が寄ってきた。
鮫は魔物でもなく、魚類の中でも優秀な様だった。
ここの鮫達は数百頭単位で縄張りを持って活動しており、とても数が多くて厄介だ。
初めての乱獲でも邪魔をした。
この鮫は雑食なのか、私を襲ってくる。
近づいてきた鮫に木を素材に軽くて丈夫な樹脂カーボン状にした銛に似た短槍を造って、それで鮫を仕留めてゆく。
短槍の先の刃は魔力の通りが良い、カンカン石 (サヌカイト、讃岐岩)を使った。
鉄に劣るが、貫通力に優れているのだ。
加えて、魔力の通りが銀並に良いのが特徴だった。
当然だが、鯨や鮫に神力は使わない。
犠牲になった鮫に他の鮫らが群がって喰っている間に、索敵魔法で鯨の位置を確認する。
『いた!』
私は全力で駆けだした。
小回りが利かず、速度がでない船などは使わない。
私は魔力の網を足場にして、水上を歩く水上歩行も得意なのだ。
たたたたと鯨のいる方向に走った。
浮上してくる鯨にタイミングを合わせて、短槍で脳天に突き刺した。
図体がデカいので中々に死なない。
前回は、鯨の血で鮫がすぐに寄って来た。
数が多すぎた。
鮫を仕留めていったが、魔力が減ってゆく戦略的撤退を余儀なくされたのだ。
今回は初めに囮を用意した。
向こうの餌に喰い付いている。
短槍を刺された鯨が一度海に潜ったので、私は“錨”の魔法を作動でさせる。
もちろん、体格の大きい鯨を引き上げる魔力はないが、私を引き連れて逃げようとする。
私は暫しの水上スキーを楽しむ。
前回はここで鮫が群がってきた。
今回も寄って来た・・・・・・・・・・・・が大丈夫だ。
まだ、数が少ない。
鯨も苦しくなったのか、再度、浮上してきた。
私は一気に駆け出して距離を縮めた。
『スラッシュ擬き』
私は腰のショートソードを抜いて、浮上とタイミングを合わせる。
スラッシュは闘気を剣に這わせて、その闘気を撃ち出す武技だ。
闘気を纏う事ができても、それを撃ち出せるまでには長い年月の修行がいる。
一度、コツを覚えると誰でもできる技だ。
そのコツが覚えれば、初心者の冒険者でも簡単で使用できる。
スキル『スラッシュ』は神々が与える定番の祝福である。
だがしかし、魔法使いは体得が難しい。
魔力と気は紛らわしく、魔力を持つ者は闘気を得られ難いのだ。
スラッシュ擬きは闘気の代わりに魔力を放つ技だ。
魔法使いで接近戦を好む者は少ないので、私のオリジナルだ。
兜割りのように鯨の脳天が砕け散った。
衝撃で鯨が一度沈む。
大量の血の匂いで鮫が群がって来た。
前回、初手でスラッシュ擬きで鯨を倒すと、上がって来た時には骨と皮になっていた。
鮫に喰い荒らされた鯨を料理しようと思わなかった。
その対策がこの短槍だ。
私は“錨”の魔法を作動でさせて鯨が死んでいるのを確認すると、影収納で鯨を仕舞った。
「生きていると魔力を沢山使うのよね」
「くぅ」
影収納に容量の制限はないが万能ではない。
生き物を入れると収納時に魔力を喰われ、収納中もずっと魔力を消費させられる。
影移動も得意技の1つだったが、今の私にはできない。
何もかもが羨ましい。
くぅくぅくぅとクーちゃんが叫んで西の空を指さした。
鯨が消えて戸惑っている鮫を無視して、すたこらさっさと海岸へ引き上げている途中で目に入った。
森の向こう?
遠くの山の麓で森が燃えている。
魔の森は燃えない。
木々の抵抗力が高く、火の魔法を使ってもすぐに鎮火する。
魔の森では大規模な大火事など起こらない。
「くぅ」
クーちゃんが油を蒔いたのではないかと言う。
森を燃やすと、その瘴気に誘われて魔物が寄って来る。
人為的な魔物氾濫が発生する。
だが、それを凌げば魔の森は縮小して行く。
魔の森を開拓する場合の人族の常套手段だと記憶していた。
でも、それは別の世界の話だ。
「確かめに行こうか?」
「くぅ」
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