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1話 「お決まり展開を無視した主人公が少女を仲間にする」
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高価な物(金貨や魔道具、結晶などと言った村人では一生働いて買えるか買えないか微妙なところ)は全部あいつらに持っていかれたか……。
今僕が持っているのが、銀貨1枚、銅貨3枚に魔法のステッキ(結構高値のやつ)に回復ポーションが2本、それと非常食のパンだけだ…
あいつらはこれから、王都に行きエンシェントドラゴンの頭を売り、冒険者ギルドでステータスを受信。そして自分達の本拠点に戻りリーダに報告。この流れだ。
気が変わって僕をまた勧誘することは………無いな。
まずはお金を貯めないと…。
銀貨1枚と銀貨3枚ははっきり言って心簿粗ない。
村一番の剣とかなら、銀貨一枚で買えるだろうが、ダンジョンの中の高価なポーションが必要となってくるときに、銀貨一枚では何も買えない。
手っ取り早くお金を稼ぐには冒険者になりモンスターを刈るのが早いが、今仲間は居ない。
回復魔法が使えない僕にとって、身の安全を最優先にしたい。
仲間を集めるか……
僕はそう決心し、冒険服(冒険するときはモンスターを倒すときに着るステータスが上昇する服)に着替える。
「失礼します!」
は?ヤバイヤバイ!こんな姿見られたら悲鳴をあげられてしまう!
いや、待てよ?普通この場面は何処かに隠れるか普通に見られて終了となるイベントだ。
だが、よく考えてみろ。
見られて恥ずかしい気持ちが上にきているだけで、別に見られても相手が警察に被害届を出さない限り、捕まることはないんだ!
そうだ…そう。堂々と立っていればいいんだ。
ドアがゆっくりと開く。
「よく来たね!僕は今服を着替えている。君も一緒にどうだい?」
部屋に入ってきた18歳ぐらいの少女は顔を赤らめ
「け、結構です!ここに朝食は置いておきますからね!」
速やかに少女は朝食を机におき、部屋から退散しようとしている。
「あ……ちょっと待って!何で僕にこんなに優しくしてくれるの?」
部屋から出ようとしていた右足を後ろに戻す。
「あなたが、あなた様が私の…父の仇を取ってくれたからです」
「ありがとうございます…本当に本当にありがとう」
仇?僕そんなお礼を言われることしたかな?
「それって、もしかしてエンシェントドラゴンの事?」
「はい…私は昔、エンシェントドラゴンに出くわした事があるんです…私は幼かったためそこまで覚えてはいませんが、私と母を逃がすために父はエンシェントドラゴンと戦い呆気なく死にました」
「だから、あなた様には返しきれない程の借りがあります!」
なるほどな。あのエンシェントドラゴンも一応A級モンスターだしな。
「何でも良いので私を使ってください!」
「あんなことやこんなことでも?」
「は、はい…あなた様がそれを望んでるなら…私は喜んで初めてをあなた様に捧げます」
冗談で言ったのに…本気にしてる。
「嘘だよ、嘘!そんな命令絶対にしません!」
少女は赤らめていた顔を少し上に上げほっと息をつく。
「でも。1つ命令していいかな?」
「はい!何なりと」
「僕と一緒にモンスターを狩りに行かないか?」
仲間を早く集めたい。
その一心で少女に聞く。
「モンスター狩りですか?私、戦えませんよ?」
「大丈夫、大丈夫!ただ盾を持ってモンスターの攻撃を受け止めれば良いから!」
プリーストの弱点は攻撃をするのにチャージが必要と言う事だ。
チャージ中に攻撃されたらチャージが溶け、魔法が使えない。
そのために盾戦士や剣士は必要不可欠なのだ。
「分かりました…。では着替えてくるので少し待っていてください」
そう言うと、少女は部屋から退散する。
黒煙では僕が後ろから遠距離攻撃、そして前方に剣士3人。そしてリーダーが指揮をとる、連結の取れていたのだが、やはり僕が回復魔法が使えないので、皆ポーションを持参のしてなんとかやって来た。
何で回復魔法だけが使えないんだろうな…
そんなことをベットの上で考えているうちに再び部屋のドアが開く。
「お待たせしました!」
ドアの方を向くとワンピース姿に包まれた少女の姿があった。
スカート短っ!と思ってしまったが、最近はこのくらいが普通なのか…?
「じゃあまずは盾を買いに行こうか」
「はい!」
今僕が持っているのが、銀貨1枚、銅貨3枚に魔法のステッキ(結構高値のやつ)に回復ポーションが2本、それと非常食のパンだけだ…
あいつらはこれから、王都に行きエンシェントドラゴンの頭を売り、冒険者ギルドでステータスを受信。そして自分達の本拠点に戻りリーダに報告。この流れだ。
気が変わって僕をまた勧誘することは………無いな。
まずはお金を貯めないと…。
銀貨1枚と銀貨3枚ははっきり言って心簿粗ない。
村一番の剣とかなら、銀貨一枚で買えるだろうが、ダンジョンの中の高価なポーションが必要となってくるときに、銀貨一枚では何も買えない。
手っ取り早くお金を稼ぐには冒険者になりモンスターを刈るのが早いが、今仲間は居ない。
回復魔法が使えない僕にとって、身の安全を最優先にしたい。
仲間を集めるか……
僕はそう決心し、冒険服(冒険するときはモンスターを倒すときに着るステータスが上昇する服)に着替える。
「失礼します!」
は?ヤバイヤバイ!こんな姿見られたら悲鳴をあげられてしまう!
いや、待てよ?普通この場面は何処かに隠れるか普通に見られて終了となるイベントだ。
だが、よく考えてみろ。
見られて恥ずかしい気持ちが上にきているだけで、別に見られても相手が警察に被害届を出さない限り、捕まることはないんだ!
そうだ…そう。堂々と立っていればいいんだ。
ドアがゆっくりと開く。
「よく来たね!僕は今服を着替えている。君も一緒にどうだい?」
部屋に入ってきた18歳ぐらいの少女は顔を赤らめ
「け、結構です!ここに朝食は置いておきますからね!」
速やかに少女は朝食を机におき、部屋から退散しようとしている。
「あ……ちょっと待って!何で僕にこんなに優しくしてくれるの?」
部屋から出ようとしていた右足を後ろに戻す。
「あなたが、あなた様が私の…父の仇を取ってくれたからです」
「ありがとうございます…本当に本当にありがとう」
仇?僕そんなお礼を言われることしたかな?
「それって、もしかしてエンシェントドラゴンの事?」
「はい…私は昔、エンシェントドラゴンに出くわした事があるんです…私は幼かったためそこまで覚えてはいませんが、私と母を逃がすために父はエンシェントドラゴンと戦い呆気なく死にました」
「だから、あなた様には返しきれない程の借りがあります!」
なるほどな。あのエンシェントドラゴンも一応A級モンスターだしな。
「何でも良いので私を使ってください!」
「あんなことやこんなことでも?」
「は、はい…あなた様がそれを望んでるなら…私は喜んで初めてをあなた様に捧げます」
冗談で言ったのに…本気にしてる。
「嘘だよ、嘘!そんな命令絶対にしません!」
少女は赤らめていた顔を少し上に上げほっと息をつく。
「でも。1つ命令していいかな?」
「はい!何なりと」
「僕と一緒にモンスターを狩りに行かないか?」
仲間を早く集めたい。
その一心で少女に聞く。
「モンスター狩りですか?私、戦えませんよ?」
「大丈夫、大丈夫!ただ盾を持ってモンスターの攻撃を受け止めれば良いから!」
プリーストの弱点は攻撃をするのにチャージが必要と言う事だ。
チャージ中に攻撃されたらチャージが溶け、魔法が使えない。
そのために盾戦士や剣士は必要不可欠なのだ。
「分かりました…。では着替えてくるので少し待っていてください」
そう言うと、少女は部屋から退散する。
黒煙では僕が後ろから遠距離攻撃、そして前方に剣士3人。そしてリーダーが指揮をとる、連結の取れていたのだが、やはり僕が回復魔法が使えないので、皆ポーションを持参のしてなんとかやって来た。
何で回復魔法だけが使えないんだろうな…
そんなことをベットの上で考えているうちに再び部屋のドアが開く。
「お待たせしました!」
ドアの方を向くとワンピース姿に包まれた少女の姿があった。
スカート短っ!と思ってしまったが、最近はこのくらいが普通なのか…?
「じゃあまずは盾を買いに行こうか」
「はい!」
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