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第一章:偽装婚約
01:人斬り少女、軍人に逢う
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新月の晩、午前二時を回ったころだった。
市電や自動車の行き交う大通りから逸れた、両脇に屋敷が建ち並ぶ砂利道。このあたりにはまだガス灯は整備されておらず、あたりは暗がみに沈んで見えない。
道は途中から急な坂道になり、そこを登り切ったところに、大きな欅の木がそびえている。木陰は、昼間は坂道を上る荷運びの人足達が休んでいる場所だが、今はひときわ濃い闇が落ちている。
そして、その欅のそばには、周りと比べれば、ややこぢんまりとした木造平家建ての屋敷があった。周囲には人の背丈の倍ほどの高さの黒漆喰の塀が廻されており、屋敷の門の傍らには、警護の任にあたっている二人の警官が立っている。
晩夏に入り、肌を撫でる夜風は微かに冷たく感じられる。
「今日は肌寒いですね。羽織るものを持ってくるべきでした」
若い巡査が両手で己の身体をかき抱いて身震いすると、ひげ面で壮年の方が馬鹿にしたように鼻で笑う。
「ふん。そもそも、そんなもやしみたいな細い身体だからいかんのだ。もう少し鍛えるべきなんじゃないか」
そう言って、壮年の巡査が相手の肩を小突いた途端、相手の身体がぐらりと揺れ、そのまま後ろに音もなく倒れた。
「……おっ、おい!?」
慌てたひげの巡査が、相手を助け起こそうと足を前に一歩踏み出すのと、首筋になにかが突き立てられるのを感じるのはほぼ同時だった。
直後、頸動脈から勢いよく鮮血が噴き出し、巡査の身体は地面に倒れ伏す。
沈黙が落ちた。
風に吹かれた落ち葉が、地面を転がっていく音だけが周囲に響く。
そして、そこには、一つの人影が立っていた。
右手には鈍く光る短刀を手にしており、切っ先からは血の滴がぽたりぽたりと地面に向かって落ちている。
影は警官達が事切れているのを確かめた後、小さく息を吐く。
それから、黒漆喰の塀に身を寄せ、微かな踏鳴《ふみなり》の音だけを地面に残し、猫を思わせる身のこなしで己の丈より遙かに高い塀を跳び越えた。
塀の内側にはそう広くはないものの、丁寧に手入れをされた日本庭園が広がり、植栽の間を縫うように水が流れている。
敷石の上を滑るように移動した人影は、屋敷の外壁沿いに縁側へと回り込むと、硝子戸の鍵を外から解き、屋内へ侵入した。
板張りの廊下に灯された石油ランプの薄明かりが、ぼう、と侵入者である人影を浮かび上がらせた。
――髪が異様に長い、少女。
背格好から見るに、十五、六歳くらいだろうか。
見た目は、浮浪児だ。
痩せ細った身体に纏っているのは、着古し、薄汚れ、裾が破れた木綿の着物で、伸びきった髪は乱れ、泥で汚れた顔は半分ほど前髪に覆われていた。
少女は音をたてることなく廊下を進み、やがて、中から明かりが漏れている障子戸で仕切られた部屋の前で立ち止まった。
違和感を覚えた。
夜更け過ぎだというのに、この家の者は起きているのだろうか。
一瞬、迷ったものの、自分がやるべきことに変わりはないと思い直し、少女は短刀を握る右手に力を込め、戸をほんの僅か開ける。
畳敷きの部屋の奥に、紺色の羽織を着て、文机に向かっている青年の後ろ姿があった。彼は石油ランプの揺れる明かりの下で、書き物を続けている。
少女はそっと、部屋の匂いを嗅ぐ。
そして、頭の中で自分が記憶している『標的が身につけていた布』の匂いと照らし合わせた。
――同じだ。
間違いない。彼が、本日最後の標的――帝国陸軍の軍人だ。
彼女は僅かな音も立てずに戸を開き、青年の背後に周る。
そして、その細い首筋に凶刃を突き立てようとし――、
――キンッ!
金属同士が激しくぶつかる音が響いた。
青年はこちらに背を向けたまま、右手に持った細長い文鎮で、少女の刃を受け止めていた。
「……っ!」
侵入者ははじかれるように後ろに飛び退き、短刀を構え直す。
青年がゆっくりとこちらに振り返った。その顔はランプの影になってよく見えない。
「困ったものだな。今日はとても忙しいんだが」
ぞっとするような、冷ややかな声が向けられる。
一撃で仕留める必要がある。
少女は右足で畳を蹴り出し、青年に飛びかかる。
狙うは、相手の心の臓。
短刀を握る手に力を込めたその直後、
――彼女の視界は、板張りの天井に変わっていた。
なにが起こったのか、一瞬、わからなかった。
だが、今、畳の上に仰向けに転がされ、四肢が何者かに封じられていることだけはわかった。右手からは得物がこぼれ落ち、手も足も全く動かすことが出来ない。
「少しはおとなしくしてくれないか。僕は明日までに書類を仕上げる必要がある」
冷たい声が、真上から降ってきた。
それと同時に、間近に迫る青年の顔。
その顔は、えも言われぬほど美しいものだった。透き通るような白い肌に、切れ長で、わずかに青みがかった瞳。どこかこの世の者ではないような、そんな印象すら受ける。
少女は困惑したものの、すぐに、今、自身がなすべきことを思い出す。
この男を殺さなければいけない。それが自分に与えられた仕事だ。
戒めを解こうとして、辛うじて頭だけが動いた。
その拍子に、少女の顔を隠す長い前髪が横に払われ、両の瞳が露わになった。
猫のように大きく、真珠のように透き通った目。
整った鼻筋に、朱の刺した小さな唇。
――青年と、目が合った。
「…………」
相手がほんの微かではあるものの、息をのんだような気がした。
その隙を突いて、自ら右腕の戒めを解いた少女が畳に落ちた得物を拾おうと、手を伸ばしかける。
直後、彼女の首筋に青年の手刀が振り下ろされた。
そのまま、少女の意識は暗い闇の底へと沈んでいく。
……ああ。私はここで消えるのだ。
だが、悲壮感はなく、不思議と穏やかな気持ちだった。
畳の上で死ねるのだから、私は、まだ、ましなのかもしれない。
市電や自動車の行き交う大通りから逸れた、両脇に屋敷が建ち並ぶ砂利道。このあたりにはまだガス灯は整備されておらず、あたりは暗がみに沈んで見えない。
道は途中から急な坂道になり、そこを登り切ったところに、大きな欅の木がそびえている。木陰は、昼間は坂道を上る荷運びの人足達が休んでいる場所だが、今はひときわ濃い闇が落ちている。
そして、その欅のそばには、周りと比べれば、ややこぢんまりとした木造平家建ての屋敷があった。周囲には人の背丈の倍ほどの高さの黒漆喰の塀が廻されており、屋敷の門の傍らには、警護の任にあたっている二人の警官が立っている。
晩夏に入り、肌を撫でる夜風は微かに冷たく感じられる。
「今日は肌寒いですね。羽織るものを持ってくるべきでした」
若い巡査が両手で己の身体をかき抱いて身震いすると、ひげ面で壮年の方が馬鹿にしたように鼻で笑う。
「ふん。そもそも、そんなもやしみたいな細い身体だからいかんのだ。もう少し鍛えるべきなんじゃないか」
そう言って、壮年の巡査が相手の肩を小突いた途端、相手の身体がぐらりと揺れ、そのまま後ろに音もなく倒れた。
「……おっ、おい!?」
慌てたひげの巡査が、相手を助け起こそうと足を前に一歩踏み出すのと、首筋になにかが突き立てられるのを感じるのはほぼ同時だった。
直後、頸動脈から勢いよく鮮血が噴き出し、巡査の身体は地面に倒れ伏す。
沈黙が落ちた。
風に吹かれた落ち葉が、地面を転がっていく音だけが周囲に響く。
そして、そこには、一つの人影が立っていた。
右手には鈍く光る短刀を手にしており、切っ先からは血の滴がぽたりぽたりと地面に向かって落ちている。
影は警官達が事切れているのを確かめた後、小さく息を吐く。
それから、黒漆喰の塀に身を寄せ、微かな踏鳴《ふみなり》の音だけを地面に残し、猫を思わせる身のこなしで己の丈より遙かに高い塀を跳び越えた。
塀の内側にはそう広くはないものの、丁寧に手入れをされた日本庭園が広がり、植栽の間を縫うように水が流れている。
敷石の上を滑るように移動した人影は、屋敷の外壁沿いに縁側へと回り込むと、硝子戸の鍵を外から解き、屋内へ侵入した。
板張りの廊下に灯された石油ランプの薄明かりが、ぼう、と侵入者である人影を浮かび上がらせた。
――髪が異様に長い、少女。
背格好から見るに、十五、六歳くらいだろうか。
見た目は、浮浪児だ。
痩せ細った身体に纏っているのは、着古し、薄汚れ、裾が破れた木綿の着物で、伸びきった髪は乱れ、泥で汚れた顔は半分ほど前髪に覆われていた。
少女は音をたてることなく廊下を進み、やがて、中から明かりが漏れている障子戸で仕切られた部屋の前で立ち止まった。
違和感を覚えた。
夜更け過ぎだというのに、この家の者は起きているのだろうか。
一瞬、迷ったものの、自分がやるべきことに変わりはないと思い直し、少女は短刀を握る右手に力を込め、戸をほんの僅か開ける。
畳敷きの部屋の奥に、紺色の羽織を着て、文机に向かっている青年の後ろ姿があった。彼は石油ランプの揺れる明かりの下で、書き物を続けている。
少女はそっと、部屋の匂いを嗅ぐ。
そして、頭の中で自分が記憶している『標的が身につけていた布』の匂いと照らし合わせた。
――同じだ。
間違いない。彼が、本日最後の標的――帝国陸軍の軍人だ。
彼女は僅かな音も立てずに戸を開き、青年の背後に周る。
そして、その細い首筋に凶刃を突き立てようとし――、
――キンッ!
金属同士が激しくぶつかる音が響いた。
青年はこちらに背を向けたまま、右手に持った細長い文鎮で、少女の刃を受け止めていた。
「……っ!」
侵入者ははじかれるように後ろに飛び退き、短刀を構え直す。
青年がゆっくりとこちらに振り返った。その顔はランプの影になってよく見えない。
「困ったものだな。今日はとても忙しいんだが」
ぞっとするような、冷ややかな声が向けられる。
一撃で仕留める必要がある。
少女は右足で畳を蹴り出し、青年に飛びかかる。
狙うは、相手の心の臓。
短刀を握る手に力を込めたその直後、
――彼女の視界は、板張りの天井に変わっていた。
なにが起こったのか、一瞬、わからなかった。
だが、今、畳の上に仰向けに転がされ、四肢が何者かに封じられていることだけはわかった。右手からは得物がこぼれ落ち、手も足も全く動かすことが出来ない。
「少しはおとなしくしてくれないか。僕は明日までに書類を仕上げる必要がある」
冷たい声が、真上から降ってきた。
それと同時に、間近に迫る青年の顔。
その顔は、えも言われぬほど美しいものだった。透き通るような白い肌に、切れ長で、わずかに青みがかった瞳。どこかこの世の者ではないような、そんな印象すら受ける。
少女は困惑したものの、すぐに、今、自身がなすべきことを思い出す。
この男を殺さなければいけない。それが自分に与えられた仕事だ。
戒めを解こうとして、辛うじて頭だけが動いた。
その拍子に、少女の顔を隠す長い前髪が横に払われ、両の瞳が露わになった。
猫のように大きく、真珠のように透き通った目。
整った鼻筋に、朱の刺した小さな唇。
――青年と、目が合った。
「…………」
相手がほんの微かではあるものの、息をのんだような気がした。
その隙を突いて、自ら右腕の戒めを解いた少女が畳に落ちた得物を拾おうと、手を伸ばしかける。
直後、彼女の首筋に青年の手刀が振り下ろされた。
そのまま、少女の意識は暗い闇の底へと沈んでいく。
……ああ。私はここで消えるのだ。
だが、悲壮感はなく、不思議と穏やかな気持ちだった。
畳の上で死ねるのだから、私は、まだ、ましなのかもしれない。
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