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第146話 放課後…自宅
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さて、どうしたものか…
家のリビングのソファーにかけて、僕は考え事をしていた。考え事とは当然夏休みのことである。
ピンポーン!
我が家のチャイムが鳴る。
僕は玄関に向かおうと立ち上がると、家にいた妹が先に玄関に向かって行ってしまった。でも、特にその事は問題がないので妹に任せることにした。僕は再び座り直した。
玄関からはドアを開ける音が聞こえてきた。その後、妹とやってきた真城さんとミサキの声が玄関から聞こえてきた。
「お邪魔します」
「ちわーす」
という真城さんとミサキの声が聞こえてきた。はっきりと聞こえたのはそれだけだった。
その後、廊下を歩く音が聞こえてすぐにリビングのドアが開いた。
「おっす!」
とミサキが先頭でリビングに入ってきた。それに続くように真城さんも入ってきた。僕は再び立ち上がり
「2人ともいらっしゃい」
と僕は言った。
2人は慣れた動きで僕と向かい合うソファーに腰を下ろした。2人は既に勉強会の時に我が家に来たことがあったので、全く迷いがなかった。その後、立っていた僕も再びソファーに座る。
2人は私服だった。
今日の学校が終わってから、再び集まることになっていたため2人は着替えて来ていた。
そんな2人とは違い、僕は着替えることをせずに女装した制服姿のままで待っていた。
それは、どうしてか?
理由はいたって簡単だ。
僕は制服以外の女装できる服を持っていなかったからだ。だから、制服を脱ぐことが出来ずにいたのだった。
そんなことを思っていると、我が妹が飲み物を人数分運んでこちらに来ていた。
「はい、お姉ちゃん達!」
とお盆に乗せて持ってきた飲み物を1ずつ配る。真城さん、ミサキ、そして僕にも。
……
「ありがとう!」
「サンキュー」
真城さんとミサキは妹に感謝を伝える。
次いでに僕も言うことにした。
「ありがと」
すると、妹はニコッと笑顔で「どういたしまして」と僕達3人に向けて言った。その笑顔はスゴく可愛かった。写真にでも撮って飾っておきたいくらいだ。
そんな可愛い妹は飲み物を配り終えると、リビングから出ていった。邪魔になるとでも思ったのだろうか…
出ていかなくても良かったのに、止める前に出ていってしまったので、今さら呼び戻すのも申し訳ないので諦めることにした。
妹が出ていった後すぐにミサキがこんなことを言った。
「お前の妹ってさ、いい子だよな」
「そ、そうかな~」
僕はわざとらしく言った。
「あぁ、それに姉であるみくりのことも慕ってるみたいだし、いい妹だよな」
「そ、そうかな…」
これは先程のそうかなではない。
それはどうしてか? なぜなら僕が男だからだ。姉である僕を慕われても困る…
できるなら、兄である僕を慕ってほしいものだ。それは不可能に近いけど…
「ヨッシャー、そろそろ夏休みどうすっか決めようぜ!」
リビングに入ってきてまだ1分も経っていないのに、まるで1時間無駄な話をしていたみたいにミサキは言った。
でも、まぁ本題をさっさと決めることには賛成だ。
「そうだね、決めよう」
と僕は言った。
さぁ、始めよう…不安たっぷりの夏休みの話を…
家のリビングのソファーにかけて、僕は考え事をしていた。考え事とは当然夏休みのことである。
ピンポーン!
我が家のチャイムが鳴る。
僕は玄関に向かおうと立ち上がると、家にいた妹が先に玄関に向かって行ってしまった。でも、特にその事は問題がないので妹に任せることにした。僕は再び座り直した。
玄関からはドアを開ける音が聞こえてきた。その後、妹とやってきた真城さんとミサキの声が玄関から聞こえてきた。
「お邪魔します」
「ちわーす」
という真城さんとミサキの声が聞こえてきた。はっきりと聞こえたのはそれだけだった。
その後、廊下を歩く音が聞こえてすぐにリビングのドアが開いた。
「おっす!」
とミサキが先頭でリビングに入ってきた。それに続くように真城さんも入ってきた。僕は再び立ち上がり
「2人ともいらっしゃい」
と僕は言った。
2人は慣れた動きで僕と向かい合うソファーに腰を下ろした。2人は既に勉強会の時に我が家に来たことがあったので、全く迷いがなかった。その後、立っていた僕も再びソファーに座る。
2人は私服だった。
今日の学校が終わってから、再び集まることになっていたため2人は着替えて来ていた。
そんな2人とは違い、僕は着替えることをせずに女装した制服姿のままで待っていた。
それは、どうしてか?
理由はいたって簡単だ。
僕は制服以外の女装できる服を持っていなかったからだ。だから、制服を脱ぐことが出来ずにいたのだった。
そんなことを思っていると、我が妹が飲み物を人数分運んでこちらに来ていた。
「はい、お姉ちゃん達!」
とお盆に乗せて持ってきた飲み物を1ずつ配る。真城さん、ミサキ、そして僕にも。
……
「ありがとう!」
「サンキュー」
真城さんとミサキは妹に感謝を伝える。
次いでに僕も言うことにした。
「ありがと」
すると、妹はニコッと笑顔で「どういたしまして」と僕達3人に向けて言った。その笑顔はスゴく可愛かった。写真にでも撮って飾っておきたいくらいだ。
そんな可愛い妹は飲み物を配り終えると、リビングから出ていった。邪魔になるとでも思ったのだろうか…
出ていかなくても良かったのに、止める前に出ていってしまったので、今さら呼び戻すのも申し訳ないので諦めることにした。
妹が出ていった後すぐにミサキがこんなことを言った。
「お前の妹ってさ、いい子だよな」
「そ、そうかな~」
僕はわざとらしく言った。
「あぁ、それに姉であるみくりのことも慕ってるみたいだし、いい妹だよな」
「そ、そうかな…」
これは先程のそうかなではない。
それはどうしてか? なぜなら僕が男だからだ。姉である僕を慕われても困る…
できるなら、兄である僕を慕ってほしいものだ。それは不可能に近いけど…
「ヨッシャー、そろそろ夏休みどうすっか決めようぜ!」
リビングに入ってきてまだ1分も経っていないのに、まるで1時間無駄な話をしていたみたいにミサキは言った。
でも、まぁ本題をさっさと決めることには賛成だ。
「そうだね、決めよう」
と僕は言った。
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