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第145話 放課後
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半日授業のため、昼には放課となった。
僕は放課となった昼に屋上にへと来ていた。
その理由は…
「いや~、助かるよ! 半日授業のせいでみんな学校でお昼ご飯食べないから、ひとりぼっちで食べなきゃいけないところだったよ」
伊藤先生はそう言うと嬉しそうに喜んでいた。
まぁ、喜んでくれているから悪い気はしないから良いけど。
「あぁ、ホントは真城さんと一緒に帰ったりするはずだったのに~」
皮肉にも似た発言をする。
「そっかー、女の子よりも先生のこと優先してくれて嬉しいよ」
まるで誤解を生みそうな発言は辞めてもらいたい…
「それにしても暑いなぁー」
真夏の最中、屋上に出て太陽光を浴びて、ものすごく暑かった。
そのため、汗が滴り落ちる。カツラの中も汗ばんで気持ち悪かった。
そんな屋上に風が吹くと気持ちよかった。
「そういえば、みくり君は夏休み予定とかできたかい?」
この発言はどう考えても、僕に予定がないと思ってるに違いない。
僕は勝ち誇った顔をしながら
「予定? 予定ならありますよ!」
「ホント?」
「はい、真城さん達と海に行くんです」
「へぇー、凄い!」
伊藤先生は喜んでいた。しかし、それも一瞬だった。
「でも、大丈夫なのかい? 」
「何がですか?」
僕は質問に対して質問を返した。
「だから、他の子は君のこと女の子だと思ってるんでしょ? そんな中で海に行ったりしてバレない?」
その発言は僕の楽しみを不安させた。
「……」
「もしかして気づいてなかったのかい?」
「はい…」
伊藤先生はビックリしていた。どうやら、僕に作戦があると思っていたらしい。
ごめんなさい…何も考えてませんでした。
僕は急に焦り始めた。
「先生! どうしよ…」
真面目に焦っている僕を先生は見つめていた。
そして、僕の肩に笑顔で手を置く。
まさか、何かいい方法でも思い浮かんだのか!
僕は先生の助言を待った。
「大丈夫! なんとかなるさ!」
それは助言でも何でもなかった…
駄目だ…この先生、使えない…
僕は夏休みが不安になった。
僕は放課となった昼に屋上にへと来ていた。
その理由は…
「いや~、助かるよ! 半日授業のせいでみんな学校でお昼ご飯食べないから、ひとりぼっちで食べなきゃいけないところだったよ」
伊藤先生はそう言うと嬉しそうに喜んでいた。
まぁ、喜んでくれているから悪い気はしないから良いけど。
「あぁ、ホントは真城さんと一緒に帰ったりするはずだったのに~」
皮肉にも似た発言をする。
「そっかー、女の子よりも先生のこと優先してくれて嬉しいよ」
まるで誤解を生みそうな発言は辞めてもらいたい…
「それにしても暑いなぁー」
真夏の最中、屋上に出て太陽光を浴びて、ものすごく暑かった。
そのため、汗が滴り落ちる。カツラの中も汗ばんで気持ち悪かった。
そんな屋上に風が吹くと気持ちよかった。
「そういえば、みくり君は夏休み予定とかできたかい?」
この発言はどう考えても、僕に予定がないと思ってるに違いない。
僕は勝ち誇った顔をしながら
「予定? 予定ならありますよ!」
「ホント?」
「はい、真城さん達と海に行くんです」
「へぇー、凄い!」
伊藤先生は喜んでいた。しかし、それも一瞬だった。
「でも、大丈夫なのかい? 」
「何がですか?」
僕は質問に対して質問を返した。
「だから、他の子は君のこと女の子だと思ってるんでしょ? そんな中で海に行ったりしてバレない?」
その発言は僕の楽しみを不安させた。
「……」
「もしかして気づいてなかったのかい?」
「はい…」
伊藤先生はビックリしていた。どうやら、僕に作戦があると思っていたらしい。
ごめんなさい…何も考えてませんでした。
僕は急に焦り始めた。
「先生! どうしよ…」
真面目に焦っている僕を先生は見つめていた。
そして、僕の肩に笑顔で手を置く。
まさか、何かいい方法でも思い浮かんだのか!
僕は先生の助言を待った。
「大丈夫! なんとかなるさ!」
それは助言でも何でもなかった…
駄目だ…この先生、使えない…
僕は夏休みが不安になった。
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