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第六十九話 女子小学生現る!!
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「どうしたんだ?」
「じ、実は…ストーキングされてて」
す、ストーキング!?
「わかった!僕の後ろに隠れとけ」
「お願いします」
一馬くんは僕の後ろに隠れた。
さて、一体どんなおっさんが来るのか、
息を飲んで待つ。
すると、人通りの少ないこの道に、人が走ってこっちに向かって来た。その人とは…
「小学生?」
そう目の前を走って来たのは、ランドセルを背負った女子小学生だった。もしかしたら、この子もストーキングされているのか?と少し様子を見る。
「いませんね、一馬様……」
その子はそうぼやいた。それで確定した。間違いない、この子が一馬くんをストーキングしてる人だ。
僕の後ろでは、一馬くんが小刻みに震えている。その振動が僕にも伝わって来ていた。そんなにか?僕は後ろに隠れている一馬くんの顔を覗く。その顔は絶望の顔ともとれた。怯えていた酷い顔だ…いったい、あの子と何があったんだ?
気になる…
僕は一馬くんを探している女の子に話しかけた。
「ねぇ、君誰か探してるの?」
「…キモいので話しかけないでくれます?」
「え…」
「聞こえませんでしたか?ビッチの癖に話しかけるなと」
聞き間違いか…
いや、2回目の方が酷くなってる…
てか、ビッチ…うそ、他人から見たらビッチに見えるの。僕男なのに…
と女子小学生に言われた言葉が僕の心にダメージを与えた。そして、ダメージを受けた僕は膝から崩れ落ちた。
「一馬様!!」
僕が崩れ落ちたことにより後ろに隠れていた一馬くんが、女の子にバレてしまった。
「げっ…」
一馬くんから初めて聞くような声が聞こえる。それでも、一馬くんは僕の制服を掴んで離さないでいた。
僕は掴まれているのを見て、僕が守らなくちゃいけない。そんな気になった。
それに女子小学生なんかに負けるわけにはいかない。
「悪いけど、一馬くんは君について来られるのは困ってると言っている」
一馬くんが実際に言ったわけではないけれど、まぁ、いいだろ。
「ビッチは黙っててくれます?あなたは一馬様のなんなのですか?まさか…彼女ですか?ねぇねぇどうなんですか?」
口が悪い上にヤンデレときたもんだ。これはやばいな…
このままでは殺されかねない…
「いや、彼女じゃないよ。一馬くんは妹の友達なんだ」
と真実を伝えた。
しかし、一馬くんに「なんで本当のこと言うんだ」と後ろから言われたが、そんなこと言われてもな…
だってまだ死にたくないもん。
「じ、実は…ストーキングされてて」
す、ストーキング!?
「わかった!僕の後ろに隠れとけ」
「お願いします」
一馬くんは僕の後ろに隠れた。
さて、一体どんなおっさんが来るのか、
息を飲んで待つ。
すると、人通りの少ないこの道に、人が走ってこっちに向かって来た。その人とは…
「小学生?」
そう目の前を走って来たのは、ランドセルを背負った女子小学生だった。もしかしたら、この子もストーキングされているのか?と少し様子を見る。
「いませんね、一馬様……」
その子はそうぼやいた。それで確定した。間違いない、この子が一馬くんをストーキングしてる人だ。
僕の後ろでは、一馬くんが小刻みに震えている。その振動が僕にも伝わって来ていた。そんなにか?僕は後ろに隠れている一馬くんの顔を覗く。その顔は絶望の顔ともとれた。怯えていた酷い顔だ…いったい、あの子と何があったんだ?
気になる…
僕は一馬くんを探している女の子に話しかけた。
「ねぇ、君誰か探してるの?」
「…キモいので話しかけないでくれます?」
「え…」
「聞こえませんでしたか?ビッチの癖に話しかけるなと」
聞き間違いか…
いや、2回目の方が酷くなってる…
てか、ビッチ…うそ、他人から見たらビッチに見えるの。僕男なのに…
と女子小学生に言われた言葉が僕の心にダメージを与えた。そして、ダメージを受けた僕は膝から崩れ落ちた。
「一馬様!!」
僕が崩れ落ちたことにより後ろに隠れていた一馬くんが、女の子にバレてしまった。
「げっ…」
一馬くんから初めて聞くような声が聞こえる。それでも、一馬くんは僕の制服を掴んで離さないでいた。
僕は掴まれているのを見て、僕が守らなくちゃいけない。そんな気になった。
それに女子小学生なんかに負けるわけにはいかない。
「悪いけど、一馬くんは君について来られるのは困ってると言っている」
一馬くんが実際に言ったわけではないけれど、まぁ、いいだろ。
「ビッチは黙っててくれます?あなたは一馬様のなんなのですか?まさか…彼女ですか?ねぇねぇどうなんですか?」
口が悪い上にヤンデレときたもんだ。これはやばいな…
このままでは殺されかねない…
「いや、彼女じゃないよ。一馬くんは妹の友達なんだ」
と真実を伝えた。
しかし、一馬くんに「なんで本当のこと言うんだ」と後ろから言われたが、そんなこと言われてもな…
だってまだ死にたくないもん。
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