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29話 相棒2
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「できたぞ」
夢心地だった僕を、八雲の声で起こされる。
眠い目をこすり、瞼を開くとそこには八雲の姿があった。
「もうできたのか?」
ほとんど時間は立っていないように思う。実際のところ、時計がないので時間は分からなかった。
でも、体感数十分と言ったところだろう。
「ほれ」
八雲は中身の入って丸々と太った巾着袋を、僕目掛けて投げてきた。
「わっ!」
唐突の出来事だったが反射でキャッチした。
ジャリン。と中のもの同士が音を鳴らす。凸凹した歪な巾着袋の中を開けると、そこには先ほど渡した弾と同じ形をしたものがたくさん入っていた。
「お、お~!!」
僕のテンションも上がり、眠気が覚めてきた。巾着袋の中身を一つ取り出す。それは綺麗な鉄素材の弾と遜色ない代物だった。違うとすると、色味が少し違う。僕が渡した鉄性の弾は銀色だったが、八雲が作ってくれた弾は金色に近い色をしていた。正直分かりやすくて助かる。
「これ何発あるんだ?」
「100発分ある」
「100発!!」
まさか100発も作ってもらえるとは思わなかった。
でも、これだけあれば当分弾数で困ることはなさそうで、ありがたい。
「ありがとう、八雲。ちょっとこれで遊んでくるよ」
「気を付けろよ。不良少年」
「だれが不良だ」
と言いつつも、自分自身不良に近いことを行っているような気がしてきた。
本物の銃で遊ぶなんて、前の自分では考えもしなかった。
「でも、これで僕も戦える…かも」
それが少し嬉しかった。魔も割れるだけじゃなくて、守ることができる…そんな気がしていた。
「じゃ、八雲また来る」
「あぁ」
八雲は疲れた様子すら見せていない。弾を作るのってそんなに簡単なのだろか…
外でほしくなったら他の誰かにお願いしてみるのも手かもしれない。
「ひゃっほう!!」
僕は準備をして、陽気に森へ向かった。
夢心地だった僕を、八雲の声で起こされる。
眠い目をこすり、瞼を開くとそこには八雲の姿があった。
「もうできたのか?」
ほとんど時間は立っていないように思う。実際のところ、時計がないので時間は分からなかった。
でも、体感数十分と言ったところだろう。
「ほれ」
八雲は中身の入って丸々と太った巾着袋を、僕目掛けて投げてきた。
「わっ!」
唐突の出来事だったが反射でキャッチした。
ジャリン。と中のもの同士が音を鳴らす。凸凹した歪な巾着袋の中を開けると、そこには先ほど渡した弾と同じ形をしたものがたくさん入っていた。
「お、お~!!」
僕のテンションも上がり、眠気が覚めてきた。巾着袋の中身を一つ取り出す。それは綺麗な鉄素材の弾と遜色ない代物だった。違うとすると、色味が少し違う。僕が渡した鉄性の弾は銀色だったが、八雲が作ってくれた弾は金色に近い色をしていた。正直分かりやすくて助かる。
「これ何発あるんだ?」
「100発分ある」
「100発!!」
まさか100発も作ってもらえるとは思わなかった。
でも、これだけあれば当分弾数で困ることはなさそうで、ありがたい。
「ありがとう、八雲。ちょっとこれで遊んでくるよ」
「気を付けろよ。不良少年」
「だれが不良だ」
と言いつつも、自分自身不良に近いことを行っているような気がしてきた。
本物の銃で遊ぶなんて、前の自分では考えもしなかった。
「でも、これで僕も戦える…かも」
それが少し嬉しかった。魔も割れるだけじゃなくて、守ることができる…そんな気がしていた。
「じゃ、八雲また来る」
「あぁ」
八雲は疲れた様子すら見せていない。弾を作るのってそんなに簡単なのだろか…
外でほしくなったら他の誰かにお願いしてみるのも手かもしれない。
「ひゃっほう!!」
僕は準備をして、陽気に森へ向かった。
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