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第2話 「そして今日も俺は部室に向かう」
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俺の名前は、井上乙樹(いのうえいつき)、ごく普通の高校二年生だ。そんな俺にも親友がいる。そいつの名前は学人(がくと)、俺と同い年でその上生徒会の副会長をしている。頭も良く、そして、モテる。だけど、学人はモテるのに超鈍感なのだ。だから、自分がモテていることすら気づいていない。どこの主人公だと、ツッコンでやりたい!くらいだ。そのせいもあり、俺は、ある部活動に入っている。そう、俺の親友である学人と仲良くなるためだけの部活に…はぁー…
そして、今日も向かう。できれば向かいたくないと言うか行きたくない。なぜなら、何のメリットもないからだ。だが、行かなかったら、紅羽ちゃんにボコられる。それも、ものすごく…だ。年下の女の子をビビっているのもなんか悲しいが、ほんとおっかないちびっ子だよ。ちびっ子なんて言ったら殺されるから口にはださないが!
「ちびっ子って誰のこと?」
「え…」
と突然後ろから話しかけられる。
驚いて、そして、嫌な汗が出てきた。鼓動も早くなる。この声は…だめだ、振り向いたら殺される!
俺の肩に手が置かれる。ここはあれしかない。
俺は、肩に置かれた手を払い除けて走った。部室に行けば誰かいるだろう!できれば学人いてくれ!
俺は希望を乗せて部室に向かった。
ガラガラッ!
勢いよく部室のドアを開ける。しかし、残念ながらそこには誰もいなかった…
トントンッ!
俺の肩が叩かれた。額に汗が流れる。
「どうして、逃げたの?」
声が怖い…
俺はビクビクしながら
「そ、それは、あれだ、早く部室に行きたかったんだよ!」
「それは、私の手を払い除けてまでする事だったの?」
「え…き、気づかなかったんだよ!ちっちゃくて!」
「へぇー、やっぱりちびっ子って私の事だったんだ…覚悟出来てるよね!」
と言って、紅羽ちゃんは拳を構える。
「待ってくれ!暴力じゃあ何の解決にもならないよ、だから話し合おうじゃないか!」
俺は、説得をはかろうとする。
しかし、それは無意味だったようだ。
「問答無用おおおおおお!!」
「ヒィイイイイーー!!」
ボコボコボコボコッ!
俺の見た最後の光景は、紅羽ちゃんの拳から火が出て、鬼の形相をした姿だった…
ガラガラッ!
この部員の美少女2人が到着した。
「うぃーす」
そう言って入って来たのが、ぎゃるだ。
武道家はと言うと俺の顔を見て
「また、2人でイチャついていたようですね」
と入ってくるなりこう言ってきた。
「イチャついてねーよ!俺の顔みてよくそう言えるな!」
そう俺の顔は先ほど紅羽ちゃんにボコボコにされて、顔がデコボコである。誰が見てもひどい顔だと思う。
「いつもよりハードプレイだったようですね」
「いや、ハードすぎだろ!てか、イチャイチャから離れてくれるか?俺が普通にボコられたとは思ってくれないの?」
「「……」」
「何でそこで黙る!ふたりして!紅羽ちゃんも何か言ってくれよ」
俺は、先ほどから目をそらしている紅羽ちゃんに(こんな顔をした張本人に)二人に話してくれるように頼んだ。しかし、紅羽ちゃんはなぜか俺の方を見ようとしない。
「紅羽ちゃん?」
「ご、ごめん…」
もしかして、流石にやりすぎたと思ってくれたのか!
と思った俺がバカだった。
「あんたの顔みてると…ぷっぷぷ、笑っちゃうから…ぷっぷぷ」
と俺の顔を見て笑ってしまうのを堪えている。
てか!
「お前がやったんだろおおおおおお!」
俺の声は部室内に響いていった…
そして、今日も向かう。できれば向かいたくないと言うか行きたくない。なぜなら、何のメリットもないからだ。だが、行かなかったら、紅羽ちゃんにボコられる。それも、ものすごく…だ。年下の女の子をビビっているのもなんか悲しいが、ほんとおっかないちびっ子だよ。ちびっ子なんて言ったら殺されるから口にはださないが!
「ちびっ子って誰のこと?」
「え…」
と突然後ろから話しかけられる。
驚いて、そして、嫌な汗が出てきた。鼓動も早くなる。この声は…だめだ、振り向いたら殺される!
俺の肩に手が置かれる。ここはあれしかない。
俺は、肩に置かれた手を払い除けて走った。部室に行けば誰かいるだろう!できれば学人いてくれ!
俺は希望を乗せて部室に向かった。
ガラガラッ!
勢いよく部室のドアを開ける。しかし、残念ながらそこには誰もいなかった…
トントンッ!
俺の肩が叩かれた。額に汗が流れる。
「どうして、逃げたの?」
声が怖い…
俺はビクビクしながら
「そ、それは、あれだ、早く部室に行きたかったんだよ!」
「それは、私の手を払い除けてまでする事だったの?」
「え…き、気づかなかったんだよ!ちっちゃくて!」
「へぇー、やっぱりちびっ子って私の事だったんだ…覚悟出来てるよね!」
と言って、紅羽ちゃんは拳を構える。
「待ってくれ!暴力じゃあ何の解決にもならないよ、だから話し合おうじゃないか!」
俺は、説得をはかろうとする。
しかし、それは無意味だったようだ。
「問答無用おおおおおお!!」
「ヒィイイイイーー!!」
ボコボコボコボコッ!
俺の見た最後の光景は、紅羽ちゃんの拳から火が出て、鬼の形相をした姿だった…
ガラガラッ!
この部員の美少女2人が到着した。
「うぃーす」
そう言って入って来たのが、ぎゃるだ。
武道家はと言うと俺の顔を見て
「また、2人でイチャついていたようですね」
と入ってくるなりこう言ってきた。
「イチャついてねーよ!俺の顔みてよくそう言えるな!」
そう俺の顔は先ほど紅羽ちゃんにボコボコにされて、顔がデコボコである。誰が見てもひどい顔だと思う。
「いつもよりハードプレイだったようですね」
「いや、ハードすぎだろ!てか、イチャイチャから離れてくれるか?俺が普通にボコられたとは思ってくれないの?」
「「……」」
「何でそこで黙る!ふたりして!紅羽ちゃんも何か言ってくれよ」
俺は、先ほどから目をそらしている紅羽ちゃんに(こんな顔をした張本人に)二人に話してくれるように頼んだ。しかし、紅羽ちゃんはなぜか俺の方を見ようとしない。
「紅羽ちゃん?」
「ご、ごめん…」
もしかして、流石にやりすぎたと思ってくれたのか!
と思った俺がバカだった。
「あんたの顔みてると…ぷっぷぷ、笑っちゃうから…ぷっぷぷ」
と俺の顔を見て笑ってしまうのを堪えている。
てか!
「お前がやったんだろおおおおおお!」
俺の声は部室内に響いていった…
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