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第1話 「そして部活がはじまる」
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「そろそろ俺帰っていいかな?」
と俺が不満を込めて言うと
「いいわけないでしょ!」
と怒られてしまった。しかも、年下の女の子に…
それでも帰りたい俺はここでくじけるわけにはいかない。
「どうしてだよ!俺は関係ないだろ?」
「あんたはこの部屋に私たちだけをおいて帰ろうってわけ!」
とまた怒り気味だ。
あ~。
俺はここにいずらいから帰ろうとしていたわけだし、その言い分に納得してしまう。
この部屋には、俺とこいつともう2人ほどいる。
簡単にいえば、ぎゃると武道家だ。
そして、2人とも美少女だ。
なのに、なぜ帰ろうとしているのか? って思うだろう。普通ならいつまでもいたいと思うのが男のさがだろう…その美少女2人が、恋さえしていなければ……
そして、その恋している相手というのが…
ガラガラッ!
と扉が開く。
「お兄ちゃん!」
と扉が空いた途端に今まで不機嫌で、俺に対して怒りをぶつけていた紅羽(くれは)ちゃんが、その扉を開けた兄の元にへと一目散に駆け寄った。
「おおっ。紅羽待っててくれたのか。遅くなってすまないな」
と駆け寄って来てくれた妹に対して、優しい言葉を投げかける。
その光景を見ていた俺と他の女の子2人の存在に気づいたようで
「お!お前達も待っててくれたのか!待たせて悪いな!」
と言い放った。
俺はホッとひと安心した。なぜなら、帰れるからだ。
すると、ぎゃると武道家の美少女2人が同時に、
「「私と、一緒に帰ろう」」
とハモった。
いつもの事なので、俺はなんとも思わないが、2人は被ったことが嫌らしく、少し2人で睨み合って不機嫌になる。
しかし、俺の親友で、紅羽ちゃんの兄である、学人(がくと)がこの教室にいる全員に向かって、
「よしじゃあみんなで、帰ろうっか!」
と言うと、2人は機嫌を取り戻し、学人の後について教室を出た。当然、妹である紅羽ちゃんは学人の腕にしがみついてとっくに教室にはいない。この教室にいるのは俺だけだ。おいてけぼりを食らった俺は、教室を出るのが最後になってしまったので、鍵閉めてから校舎を後にした。
校門に向かうと、親友である、学人が待っていた。
「おーい」
と手を振ってくる。
「待っててくれたのか?」
「当たり前だろ!親友なんだから!」
「あ、ありがとな」
と感謝を伝える。
でも、学人よ、待っててくれたことには感謝するが…
学人、お前の後ろにいる美少女達が俺のことを睨んでるんだが…
もしかして、嫉妬していたり…なわなけないよな…ハハハ。
俺は気にするのをやめた…
俺は学人と一緒に話しながら帰っている。
もちろん並んでだ。俺とは反対側に妹である紅羽ちゃんがしがみついている。
と言うことは、ぎゃると武道家の美少女2人が後ろにいるわけなんだが…
睨まれてる!睨まれてるよ俺!!
といつもの事ながら、後ろを振り返ることすらできずに、早く家に帰りたいと思う帰り道だった…
と俺が不満を込めて言うと
「いいわけないでしょ!」
と怒られてしまった。しかも、年下の女の子に…
それでも帰りたい俺はここでくじけるわけにはいかない。
「どうしてだよ!俺は関係ないだろ?」
「あんたはこの部屋に私たちだけをおいて帰ろうってわけ!」
とまた怒り気味だ。
あ~。
俺はここにいずらいから帰ろうとしていたわけだし、その言い分に納得してしまう。
この部屋には、俺とこいつともう2人ほどいる。
簡単にいえば、ぎゃると武道家だ。
そして、2人とも美少女だ。
なのに、なぜ帰ろうとしているのか? って思うだろう。普通ならいつまでもいたいと思うのが男のさがだろう…その美少女2人が、恋さえしていなければ……
そして、その恋している相手というのが…
ガラガラッ!
と扉が開く。
「お兄ちゃん!」
と扉が空いた途端に今まで不機嫌で、俺に対して怒りをぶつけていた紅羽(くれは)ちゃんが、その扉を開けた兄の元にへと一目散に駆け寄った。
「おおっ。紅羽待っててくれたのか。遅くなってすまないな」
と駆け寄って来てくれた妹に対して、優しい言葉を投げかける。
その光景を見ていた俺と他の女の子2人の存在に気づいたようで
「お!お前達も待っててくれたのか!待たせて悪いな!」
と言い放った。
俺はホッとひと安心した。なぜなら、帰れるからだ。
すると、ぎゃると武道家の美少女2人が同時に、
「「私と、一緒に帰ろう」」
とハモった。
いつもの事なので、俺はなんとも思わないが、2人は被ったことが嫌らしく、少し2人で睨み合って不機嫌になる。
しかし、俺の親友で、紅羽ちゃんの兄である、学人(がくと)がこの教室にいる全員に向かって、
「よしじゃあみんなで、帰ろうっか!」
と言うと、2人は機嫌を取り戻し、学人の後について教室を出た。当然、妹である紅羽ちゃんは学人の腕にしがみついてとっくに教室にはいない。この教室にいるのは俺だけだ。おいてけぼりを食らった俺は、教室を出るのが最後になってしまったので、鍵閉めてから校舎を後にした。
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「おーい」
と手を振ってくる。
「待っててくれたのか?」
「当たり前だろ!親友なんだから!」
「あ、ありがとな」
と感謝を伝える。
でも、学人よ、待っててくれたことには感謝するが…
学人、お前の後ろにいる美少女達が俺のことを睨んでるんだが…
もしかして、嫉妬していたり…なわなけないよな…ハハハ。
俺は気にするのをやめた…
俺は学人と一緒に話しながら帰っている。
もちろん並んでだ。俺とは反対側に妹である紅羽ちゃんがしがみついている。
と言うことは、ぎゃると武道家の美少女2人が後ろにいるわけなんだが…
睨まれてる!睨まれてるよ俺!!
といつもの事ながら、後ろを振り返ることすらできずに、早く家に帰りたいと思う帰り道だった…
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