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第二章【仲間】
【89】王の間
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茨の盗賊団の襲撃を受けてから1時間ほど経過した。
私達が守るべき王族達が居る。
【王の間】
兵士達は、全て倒れ! 床は真っ赤に染まっていた。
後ろに居る。
王女と王妃を守るように、私とサスケは目の前の敵に目を向ける……
そこには、国王の腕を切り落とした。
天音の姿が……
隣で高笑いをする男はガイア。
私は、心の中で思う。
(フェル達は、何をしているの!!!)
王女と王妃を守る事は出来たが、肝心の国王を守れなかった自分に苛立ちを覚える。
そして、それを嘲笑うかのように高笑いを続けるガイアが憎らしい……
「どうだ!? 王様よぉ……地に這いつくばって豚みてーだな!!! よぉ! おい!!!」
「ゥヴ……」
天音は黙って王様の首に剣を突きつけ動かない。
「サスケ! 御父様を助けて! お願い!」
王女の悲痛な叫びを聞くと顔を見なくても表情は、察しがつく……
私は、サスケに質問をする。
「……王様を奪える……?」
サスケは少し考えた後に
「1秒……いや、0.5秒! 天音様の意識を逸らして頂ければ……可能かと!」
「……分かったゎ……0.5か1秒ね……」
「お願いします!」
分かったとは、言ったが
今の天音から1秒の隙を作れるか……
しかし、弱音を吐いても仕方がない。
私は、天音に向かう直前に少し足に力を入れると
天音は、王様に突きつけていた剣を下げると
手を突き出し……魔法を放った。
皆んなが、呆気にとられる中……
私は、サスケに叫んだ!!!
「サスケーーー!!!」
サスケも準備をしていた事もあり。
何とか魔法が放たれる前に、王様の元に辿りついたが……
天音の魔法で、王様と共に
この世から姿を消した。
その後、最初に話し始めたのはガイアであった。
「……おい!コラ! 俺が指示出す前に、何殺しんてんだ!!!」
「………………………。」
天音は、何も話さない。
「……まぁ、いい……。
どの道、殺す予定てだったんだ!」
その言葉を聞いた瞬間、私の中から何かが湧き上がり……体が熱くなるのを感じると
私は、天音に向かって飛び掛かっていた!
「アァ"マーネェーーーー!!!」
私の渾身の射撃を天音は、受け止めると……
ガイアが
「お前! あの攻撃を受けて、まだ生きていたのか!?」
と、驚く!!!
私は、ガイアの言葉に耳を傾けず……
天音に、ありったけのチカラをぶつける。
そして、一瞬! 力が抜けたと思った時には、もう遅かった。
おもっきり力押しをしていた。
私に対して、天音は力を抜くと……目の前から姿を消すと共に
私は、天音の魔法に包まれ! 視界が真っ暗になった。
そして、後悔をした時にはもう遅かった……
私達が守るべき王族達が居る。
【王の間】
兵士達は、全て倒れ! 床は真っ赤に染まっていた。
後ろに居る。
王女と王妃を守るように、私とサスケは目の前の敵に目を向ける……
そこには、国王の腕を切り落とした。
天音の姿が……
隣で高笑いをする男はガイア。
私は、心の中で思う。
(フェル達は、何をしているの!!!)
王女と王妃を守る事は出来たが、肝心の国王を守れなかった自分に苛立ちを覚える。
そして、それを嘲笑うかのように高笑いを続けるガイアが憎らしい……
「どうだ!? 王様よぉ……地に這いつくばって豚みてーだな!!! よぉ! おい!!!」
「ゥヴ……」
天音は黙って王様の首に剣を突きつけ動かない。
「サスケ! 御父様を助けて! お願い!」
王女の悲痛な叫びを聞くと顔を見なくても表情は、察しがつく……
私は、サスケに質問をする。
「……王様を奪える……?」
サスケは少し考えた後に
「1秒……いや、0.5秒! 天音様の意識を逸らして頂ければ……可能かと!」
「……分かったゎ……0.5か1秒ね……」
「お願いします!」
分かったとは、言ったが
今の天音から1秒の隙を作れるか……
しかし、弱音を吐いても仕方がない。
私は、天音に向かう直前に少し足に力を入れると
天音は、王様に突きつけていた剣を下げると
手を突き出し……魔法を放った。
皆んなが、呆気にとられる中……
私は、サスケに叫んだ!!!
「サスケーーー!!!」
サスケも準備をしていた事もあり。
何とか魔法が放たれる前に、王様の元に辿りついたが……
天音の魔法で、王様と共に
この世から姿を消した。
その後、最初に話し始めたのはガイアであった。
「……おい!コラ! 俺が指示出す前に、何殺しんてんだ!!!」
「………………………。」
天音は、何も話さない。
「……まぁ、いい……。
どの道、殺す予定てだったんだ!」
その言葉を聞いた瞬間、私の中から何かが湧き上がり……体が熱くなるのを感じると
私は、天音に向かって飛び掛かっていた!
「アァ"マーネェーーーー!!!」
私の渾身の射撃を天音は、受け止めると……
ガイアが
「お前! あの攻撃を受けて、まだ生きていたのか!?」
と、驚く!!!
私は、ガイアの言葉に耳を傾けず……
天音に、ありったけのチカラをぶつける。
そして、一瞬! 力が抜けたと思った時には、もう遅かった。
おもっきり力押しをしていた。
私に対して、天音は力を抜くと……目の前から姿を消すと共に
私は、天音の魔法に包まれ! 視界が真っ暗になった。
そして、後悔をした時にはもう遅かった……
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