112 / 114
第二章【仲間】
【87】とある人!
しおりを挟む
「ふざけるんじゃ無いわよ!!! こっちは、急いでいるの!!!」
「そう言われましても通す事は、出来ません!」
私達が、困っていると……
そこに、サスケが現れた。
「……どうしましたか? 兵士の皆様」
「これは、サスケ様! 実は……」
「サスケ!!!」
「はッ! はい!!!」
「私よ! 紅姫よ!!!」
「紅姫……!!! ど……どうしたのですか!? その怪我は……!?」
「そんな事は、いいから早くここを通してちょうだい!!!」
「わ……分かりました。
兵士の皆様! 彼らは私の仲間です。
すぐさま王様に知らせて、治療の準備をして下さい!!!」
「はッ!!! 承知しました!」
そして、私達はサスケのお陰で城の中に通してもらう事が出来た。
サスケは、まず私達に治療を進めてきたが……
「そんな事は、後回しでいいから早く王様の所に通してちょうだい!!!」
「……申し訳ございません。
急ぎ王様の元へお連れ致します!
所で、主人様の姿が見受けられないのですが……主人様はどちらに!?」
「それも全て、王様と皆んなの前で説明するわ!」
そう言うと、サスケの顔色が変わり……少し焦りの色が見える様になった。
この子は賢いので、今の言葉で少しは察しがついたのかもしれない……そう思った。
そして、サスケが頼んでくれたお陰で
王女が取次ぎ急いでくれた事もあり。
私達は、急ぎ国王との面会に漕ぎ着ける事が出来! 今の状況を説明する事が出来た。
そして、私は国王と王女に一言もの申した。
「一言、言っておくけど今回! こう言った事態をまねいたのも天音が操られたのも貴方達のせいだからね!
王女の余計な予言を信じて王様が天音を向かわせたから結果こうなった!!!
天音は何も悪くないんだから!!! 黙って天音を助けるのに力を貸しなさい!」
すると、国王が……
「それは、ならん!」
「……!? はぁ!? 何で???
貴方達のせいでこうなったんでしょ!!!」
「それと、これとは、関係ない!
それに、あやつが盗賊に力を貸しているのもまた事実! 国としては、そんな者は助ける訳にはいかん!!!」
「……はあー??? アンタの娘が訳の分からない事を言ったせいでこうなったんでしょ!!! その責任はどうするの?」
「……しかし、我が娘の予知能力が本物である事は其方らに証明出来た!!!
そして、あの時は最善の策だと思ったのじゃ!!!」
「始めから全て間違ってるのよアンタらは!
天音は何も悪い事なんてしてないのに……
この街を救ったのに……
全部! 貴方達のせいよ!!!」
「しかし……わしらは、この国を1番に考えなくてはならない!!!
なので、間違った行動ではなかった。
結果こうなってしまっただけじゃ!!!」
「あくまでも自分達は正しかったと言うのね。
なら仕方ないわね……貴方達の自業自得で、この国は滅ぶのね。
それも良いんじゃない!!!」
「国が滅ぶ!? 何を馬鹿な事を言うておる!!! たかだか盗賊に、この国が滅ぼされてたまるか!!!」
「盗賊じゃないわよ! 天音1人によ」
「何を馬鹿な事を言っておる! ふざけた口を聞いてると貴様も打首の刑に処すぞ!」
「やれるもんなら! やってみなさ!!!」
「こ……国王様ーーー!!!」
そこへ1人の伝令係りが慌てふためきやってきた!!!
「何事じゃ!!! 余は今大事な話の途中じゃ!!!」
「……申し訳ございません。
しかし、国境付近のギルドより急ぎ伝令が……」
私は、国境付近と言うワードから大体の察しはついた。
そして、伝令係りに
「いいわ! 続きを話しなさい」
そう言うと
「お主が決めるな!!! それは、国王である! わしが決めるのじゃ!!!」
「……もう~! めんどくさいわねー!!!
良いから聞きなさいよ!」
「なッ! 良かろう……。
聞こうではないか……話せ!!!」
「はぁッーー! 実は、国境付近のギルドからの急ぎの伝令で……」
そこからの伝令の話は……
国境付近で地形を変えるほどの大爆発が起こり調べに行くと、茨の盗賊団のアジトらしき物を発見したとの事……
そして、その大爆発は茨の盗賊団の所有する何かの兵器が、何らかの魔法による物と判明!
仮説では、複数の魔法使いによって放たれた極大魔法!!! とのこと
しかも、茨の盗賊団は各地に散らばった盗賊達を集めて何か行動を起こそうとしている情報を掴んだ!
との報告を受けた。
そして、その目的は間違いなく! この国を落とす事と、国王の命……
それを聞いた国王が固まっていたので
「ガイアの狙いは、この国と貴方の命よ!」
「……ふ……ふざけるな! そ……そんな事は、あってはならん……」
「あってはならん! と言われても事実、起こってるのよ。
しっかり受け止めなさい!
そして、その地形を変えるほどの魔法を放ったのは天音よ! しかも1人で……!」
「そ……そんな馬鹿な! 報告によれば、この王都が消し飛ぶ程の威力だったと聞きます! それを1人の人間がやった事とは、あたかも信じられません!!!」
「真実よ! その魔法を喰らった本人が言っているんだから間違いないわ!!!
この傷が何よりの証拠よ」
「……………………。」
そして、それを聞いた皆んなは王女の方を見やった。
すると、王女は……ハッ!!! と気づいたのか力を入れて予知能力を使うと
「……見えました!!!
……御父様! 皆様…………」
「そう言われましても通す事は、出来ません!」
私達が、困っていると……
そこに、サスケが現れた。
「……どうしましたか? 兵士の皆様」
「これは、サスケ様! 実は……」
「サスケ!!!」
「はッ! はい!!!」
「私よ! 紅姫よ!!!」
「紅姫……!!! ど……どうしたのですか!? その怪我は……!?」
「そんな事は、いいから早くここを通してちょうだい!!!」
「わ……分かりました。
兵士の皆様! 彼らは私の仲間です。
すぐさま王様に知らせて、治療の準備をして下さい!!!」
「はッ!!! 承知しました!」
そして、私達はサスケのお陰で城の中に通してもらう事が出来た。
サスケは、まず私達に治療を進めてきたが……
「そんな事は、後回しでいいから早く王様の所に通してちょうだい!!!」
「……申し訳ございません。
急ぎ王様の元へお連れ致します!
所で、主人様の姿が見受けられないのですが……主人様はどちらに!?」
「それも全て、王様と皆んなの前で説明するわ!」
そう言うと、サスケの顔色が変わり……少し焦りの色が見える様になった。
この子は賢いので、今の言葉で少しは察しがついたのかもしれない……そう思った。
そして、サスケが頼んでくれたお陰で
王女が取次ぎ急いでくれた事もあり。
私達は、急ぎ国王との面会に漕ぎ着ける事が出来! 今の状況を説明する事が出来た。
そして、私は国王と王女に一言もの申した。
「一言、言っておくけど今回! こう言った事態をまねいたのも天音が操られたのも貴方達のせいだからね!
王女の余計な予言を信じて王様が天音を向かわせたから結果こうなった!!!
天音は何も悪くないんだから!!! 黙って天音を助けるのに力を貸しなさい!」
すると、国王が……
「それは、ならん!」
「……!? はぁ!? 何で???
貴方達のせいでこうなったんでしょ!!!」
「それと、これとは、関係ない!
それに、あやつが盗賊に力を貸しているのもまた事実! 国としては、そんな者は助ける訳にはいかん!!!」
「……はあー??? アンタの娘が訳の分からない事を言ったせいでこうなったんでしょ!!! その責任はどうするの?」
「……しかし、我が娘の予知能力が本物である事は其方らに証明出来た!!!
そして、あの時は最善の策だと思ったのじゃ!!!」
「始めから全て間違ってるのよアンタらは!
天音は何も悪い事なんてしてないのに……
この街を救ったのに……
全部! 貴方達のせいよ!!!」
「しかし……わしらは、この国を1番に考えなくてはならない!!!
なので、間違った行動ではなかった。
結果こうなってしまっただけじゃ!!!」
「あくまでも自分達は正しかったと言うのね。
なら仕方ないわね……貴方達の自業自得で、この国は滅ぶのね。
それも良いんじゃない!!!」
「国が滅ぶ!? 何を馬鹿な事を言うておる!!! たかだか盗賊に、この国が滅ぼされてたまるか!!!」
「盗賊じゃないわよ! 天音1人によ」
「何を馬鹿な事を言っておる! ふざけた口を聞いてると貴様も打首の刑に処すぞ!」
「やれるもんなら! やってみなさ!!!」
「こ……国王様ーーー!!!」
そこへ1人の伝令係りが慌てふためきやってきた!!!
「何事じゃ!!! 余は今大事な話の途中じゃ!!!」
「……申し訳ございません。
しかし、国境付近のギルドより急ぎ伝令が……」
私は、国境付近と言うワードから大体の察しはついた。
そして、伝令係りに
「いいわ! 続きを話しなさい」
そう言うと
「お主が決めるな!!! それは、国王である! わしが決めるのじゃ!!!」
「……もう~! めんどくさいわねー!!!
良いから聞きなさいよ!」
「なッ! 良かろう……。
聞こうではないか……話せ!!!」
「はぁッーー! 実は、国境付近のギルドからの急ぎの伝令で……」
そこからの伝令の話は……
国境付近で地形を変えるほどの大爆発が起こり調べに行くと、茨の盗賊団のアジトらしき物を発見したとの事……
そして、その大爆発は茨の盗賊団の所有する何かの兵器が、何らかの魔法による物と判明!
仮説では、複数の魔法使いによって放たれた極大魔法!!! とのこと
しかも、茨の盗賊団は各地に散らばった盗賊達を集めて何か行動を起こそうとしている情報を掴んだ!
との報告を受けた。
そして、その目的は間違いなく! この国を落とす事と、国王の命……
それを聞いた国王が固まっていたので
「ガイアの狙いは、この国と貴方の命よ!」
「……ふ……ふざけるな! そ……そんな事は、あってはならん……」
「あってはならん! と言われても事実、起こってるのよ。
しっかり受け止めなさい!
そして、その地形を変えるほどの魔法を放ったのは天音よ! しかも1人で……!」
「そ……そんな馬鹿な! 報告によれば、この王都が消し飛ぶ程の威力だったと聞きます! それを1人の人間がやった事とは、あたかも信じられません!!!」
「真実よ! その魔法を喰らった本人が言っているんだから間違いないわ!!!
この傷が何よりの証拠よ」
「……………………。」
そして、それを聞いた皆んなは王女の方を見やった。
すると、王女は……ハッ!!! と気づいたのか力を入れて予知能力を使うと
「……見えました!!!
……御父様! 皆様…………」
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

【完結】元婚約者であって家族ではありません。もう赤の他人なんですよ?
つくも茄子
ファンタジー
私、ヘスティア・スタンリー公爵令嬢は今日長年の婚約者であったヴィラン・ヤルコポル伯爵子息と婚約解消をいたしました。理由?相手の不貞行為です。婿入りの分際で愛人を連れ込もうとしたのですから当然です。幼馴染で家族同然だった相手に裏切られてショックだというのに相手は斜め上の思考回路。は!?自分が次期公爵?何の冗談です?家から出て行かない?ここは私の家です!貴男はもう赤の他人なんです!
文句があるなら法廷で決着をつけようではありませんか!
結果は当然、公爵家の圧勝。ヤルコポル伯爵家は御家断絶で一家離散。主犯のヴィランは怪しい研究施設でモルモットとしいて短い生涯を終える……はずでした。なのに何故か薬の副作用で強靭化してしまった。化け物のような『力』を手にしたヴィランは王都を襲い私達一家もそのまま儚く……にはならなかった。
目を覚ましたら幼い自分の姿が……。
何故か十二歳に巻き戻っていたのです。
最悪な未来を回避するためにヴィランとの婚約解消を!と拳を握りしめるものの婚約は継続。仕方なくヴィランの再教育を伯爵家に依頼する事に。
そこから新たな事実が出てくるのですが……本当に婚約は解消できるのでしょうか?
他サイトにも公開中。

異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※2025年2月中旬にアルファポリス様より第四巻が刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です

【書籍化進行中】魔法のトランクと異世界暮らし
猫野美羽
ファンタジー
※書籍化進行中です。
曾祖母の遺産を相続した海堂凛々(かいどうりり)は原因不明の虚弱体質に苦しめられていることもあり、しばらくは遺産として譲り受けた別荘で療養することに。
おとぎ話に出てくる魔女の家のような可愛らしい洋館で、凛々は曾祖母からの秘密の遺産を受け取った。
それは異世界への扉の鍵と魔法のトランク。
異世界の住人だった曾祖母の血を濃く引いた彼女だけが、魔法の道具の相続人だった。
異世界、たまに日本暮らしの楽しい二拠点生活が始まる──
◆◆◆
ほのぼのスローライフなお話です。
のんびりと生活拠点を整えたり、美味しいご飯を食べたり、お金を稼いでみたり、異世界旅を楽しむ物語。
※カクヨムでも掲載予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる