108 / 114
第二章【仲間】
【82】大盗賊
しおりを挟む
ガイア……彼の恩恵は【大盗賊】!!!
その特徴! 効果とは……配下の者を強制的に従わせる事が出来る。
【支配する者】と言う能力で……一度でも自分の配下! 盗賊団の一員になってしまえは逃げられない。
入ったら最後、後戻りは出来ない。
茨の道……
そこから【茨の盗賊団】と言う名前がついたらしい。
そして、ガイアは、僕の故郷の村の出身で村がおかしくなった元凶とも言える人物であった。
彼は、自分を追い出した【朧】お爺ちゃんと
この国の王を恨み復讐する為に、巨大な盗賊集団!
茨の盗賊団を結成して、この国を潰すと言う目論みがあった。
そして、より強い【恩恵】を持つ者を集めた。
その中で、魔力の高い者や特別な恩恵を持つ女性を攫っては、子供を産ませた。
その1人が、この世界の僕の母親……
【マルシェ】彼女は元聖女で、高い魔力を保有する為に強いスキルを持つ子供を作る為に選ばれた。
そして、ガイアの子を身ごもり。
僕が生まれると……彼女は、僕を逃した。
ガイアが最も苦手とする【朧】お爺ちゃんの居る! 彼の故郷へと……
何故!? 彼女が、そんな事をしたのかと言うと……ガイアの【大盗賊】は、自分の配下の者を強制的に従わせる。
自分に繋がりがある者を支配できるのだ!
それは、勿論! 家族も例外ではない。
なので、彼女は僕を逃した!
彼女は、決して僕を捨てたくて捨てた訳では無いのだ!
ただ……僕をガイアから遠ざける為! 助ける為に、あの村に送った! だけだったのだ。
そして、ガイアの【大盗賊】は自分に関係が深いほど効力を発揮する為……僕を産んだ後は【マルシェ】は、ガイアの妻となり! 能力により縛られた。
なので、その後は逃げられない為に、2人目の子供は彼の手に落ちた。
そして、今ここに
マルシェのお陰で逃げる事が出来た。
もう1人の息子の僕が、現れてしまった。
僕はガイアとの血の繋がりがある為に、必要以上に彼の質問に答えてしまっていた。
そして、ガイアの命令に逆らえなくなった。
「嘘だ!!! お前が、父親だ! なんて……」
「嘘じゃねーよ!」
なら……僕の故郷の村が、ああ! なったのも
あの村で奴隷になりそうになったのも父親であるコイツのせい。
「……僕は、お前のせいで……お前のせいで、あの村で奴隷にされそうになったんだぞ!」
「……お前も、あの村を恨んでいるのか!?
丁度いい! なら手を貸せ!
一緒に、あのクソみてーな村もこの国も潰そうじゃねーか!」
「……ぼ……僕は……あの村を……あの村の人達を……恨んでいる訳じゃ無い!!!
お前の言っている事が本当なら、お前のせいで、僕は……あの村をで……」
「それは、違う! あの村の奴らは、元々そう言う奴らだ!!! そこを履き違えるな。」
「そんな事は……」
「ゴチャゴチャうるせー!!!
何を喚こうが、こうなっちまえば結局!
お前は、俺のコマだ!!!
手始めに仲間のそいつらを殺せ!!!
お前に仲間など必要ない。
俺の手足となり働け!!!」
「ふざけるな! そんな事……出来るはず……」
ガイアは、力を込めた言葉で
「これは命令だ!!! そいつらを殺せ!!!」
すると……僕の意識は遠のいて行き……
ガイアの操り人形となった。
____________________________________
あとがき
「ステルが、コイツに俺達の居場所を教えた理由が何となく分かったぜ!」
本能で血の繋がりがあるコイツのに助けを求めたんだ。
まぁ、あんな出来損ない! 居なくなっても構わねーが……面白くはねーな!
確かに……ステルが裏切ってくれたお陰で、いい手駒を手に入れる事が出来た事は確かだ!
なら! アイツには、感謝するしかないな。
そうだ! いい事を思いついた!!!
この魔物共を片付けた後に、コイツにステルを殺させるか!!!
そうして、ガイアは不敵な笑みを浮かべた後……天音達の方へと意識を向けた。
その特徴! 効果とは……配下の者を強制的に従わせる事が出来る。
【支配する者】と言う能力で……一度でも自分の配下! 盗賊団の一員になってしまえは逃げられない。
入ったら最後、後戻りは出来ない。
茨の道……
そこから【茨の盗賊団】と言う名前がついたらしい。
そして、ガイアは、僕の故郷の村の出身で村がおかしくなった元凶とも言える人物であった。
彼は、自分を追い出した【朧】お爺ちゃんと
この国の王を恨み復讐する為に、巨大な盗賊集団!
茨の盗賊団を結成して、この国を潰すと言う目論みがあった。
そして、より強い【恩恵】を持つ者を集めた。
その中で、魔力の高い者や特別な恩恵を持つ女性を攫っては、子供を産ませた。
その1人が、この世界の僕の母親……
【マルシェ】彼女は元聖女で、高い魔力を保有する為に強いスキルを持つ子供を作る為に選ばれた。
そして、ガイアの子を身ごもり。
僕が生まれると……彼女は、僕を逃した。
ガイアが最も苦手とする【朧】お爺ちゃんの居る! 彼の故郷へと……
何故!? 彼女が、そんな事をしたのかと言うと……ガイアの【大盗賊】は、自分の配下の者を強制的に従わせる。
自分に繋がりがある者を支配できるのだ!
それは、勿論! 家族も例外ではない。
なので、彼女は僕を逃した!
彼女は、決して僕を捨てたくて捨てた訳では無いのだ!
ただ……僕をガイアから遠ざける為! 助ける為に、あの村に送った! だけだったのだ。
そして、ガイアの【大盗賊】は自分に関係が深いほど効力を発揮する為……僕を産んだ後は【マルシェ】は、ガイアの妻となり! 能力により縛られた。
なので、その後は逃げられない為に、2人目の子供は彼の手に落ちた。
そして、今ここに
マルシェのお陰で逃げる事が出来た。
もう1人の息子の僕が、現れてしまった。
僕はガイアとの血の繋がりがある為に、必要以上に彼の質問に答えてしまっていた。
そして、ガイアの命令に逆らえなくなった。
「嘘だ!!! お前が、父親だ! なんて……」
「嘘じゃねーよ!」
なら……僕の故郷の村が、ああ! なったのも
あの村で奴隷になりそうになったのも父親であるコイツのせい。
「……僕は、お前のせいで……お前のせいで、あの村で奴隷にされそうになったんだぞ!」
「……お前も、あの村を恨んでいるのか!?
丁度いい! なら手を貸せ!
一緒に、あのクソみてーな村もこの国も潰そうじゃねーか!」
「……ぼ……僕は……あの村を……あの村の人達を……恨んでいる訳じゃ無い!!!
お前の言っている事が本当なら、お前のせいで、僕は……あの村をで……」
「それは、違う! あの村の奴らは、元々そう言う奴らだ!!! そこを履き違えるな。」
「そんな事は……」
「ゴチャゴチャうるせー!!!
何を喚こうが、こうなっちまえば結局!
お前は、俺のコマだ!!!
手始めに仲間のそいつらを殺せ!!!
お前に仲間など必要ない。
俺の手足となり働け!!!」
「ふざけるな! そんな事……出来るはず……」
ガイアは、力を込めた言葉で
「これは命令だ!!! そいつらを殺せ!!!」
すると……僕の意識は遠のいて行き……
ガイアの操り人形となった。
____________________________________
あとがき
「ステルが、コイツに俺達の居場所を教えた理由が何となく分かったぜ!」
本能で血の繋がりがあるコイツのに助けを求めたんだ。
まぁ、あんな出来損ない! 居なくなっても構わねーが……面白くはねーな!
確かに……ステルが裏切ってくれたお陰で、いい手駒を手に入れる事が出来た事は確かだ!
なら! アイツには、感謝するしかないな。
そうだ! いい事を思いついた!!!
この魔物共を片付けた後に、コイツにステルを殺させるか!!!
そうして、ガイアは不敵な笑みを浮かべた後……天音達の方へと意識を向けた。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説

老竜は死なず、ただ去る……こともなく人間の子を育てる
八神 凪
ファンタジー
世界には多種多様な種族が存在する。
人間、獣人、エルフにドワーフなどだ。
その中でも最強とされるドラゴンも輪の中に居る。
最強でも最弱でも、共通して言えることは歳を取れば老いるという点である。
この物語は老いたドラゴンが集落から追い出されるところから始まる。
そして辿り着いた先で、爺さんドラゴンは人間の赤子を拾うのだった。
それはとんでもないことの幕開けでも、あった――

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!

クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。

偽物の侯爵子息は平民落ちのうえに国外追放を言い渡されたので自由に生きる。え?帰ってきてくれ?それは無理というもの
つくも茄子
ファンタジー
サビオ・パッツィーニは、魔術師の家系である名門侯爵家の次男に生まれながら魔力鑑定で『魔力無し』の判定を受けてしまう。魔力がない代わりにずば抜けて優れた頭脳を持つサビオに家族は温かく見守っていた。そんなある日、サビオが侯爵家の人間でない事が判明した。妖精の取り換えっ子だと神官は告げる。本物は家族によく似た天使のような美少年。こうしてサビオは「王家と侯爵家を謀った罪人」として国外追放されてしまった。
隣国でギルド登録したサビオは「黒曜」というギルド名で第二の人生を歩んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる