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第二章【仲間】
【71】王女
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何故だか王女の話には、国王も貴族達も皆んな揃って耳を傾けていた。
そして、王女の話によると……
僕は国王の命を狙う反乱分子! クーデターを目論む者。
いわゆるテロリストだと伝えられた!
「……はぁ? な、何の冗談を言っているのですか?」
僕が、そう発言をすると……
さっきまで、感謝の言葉を述べていた国王をはじめとする貴族達が僕を睨み始めた。
「……いや!いや!いや! ちょっと待って下さい!!!
僕は断じてそんな事はしません!!!」
「では、ワシの娘が嘘を申していると申すのか? 貴様は!!!」
「……いや……それは……」
いやいや! ここは、引いちゃダメだ!!!
「……はい! そうです。
王女様は、嘘をついています!」
「ほぉ……まだシラを切るか!
なら! ワシの娘の能力を知っても、その口が叩けるなら叩いて見せよ!!!」
「……王女様の能力???」
「はい! 私の能力は、未来予知です」
「……未来予知? って事は、これから起こりうる未来が見えるって事?」
「はい! 見えます。
貴方が大勢の盗賊達とこの城を占拠する姿が……」
「……盗賊達? 占拠……?
全く身に覚えが無いのですが……」
弁解はするが、それも虚しく……僕達は城の兵士達に囲まれた!
「……ちょっと待って下さい!
本当に身に覚えが無いのです……」
「まだ、シラを切るつもりか!!!」
そう怒鳴りつけてくる国王……
そして、王女が……
「……ま……待って下さい! 御父様!!!
新しい未来が見えます!!!」
王女の言葉に、城内が静まり返った。
そして……
「見えます! 御父様の……その椅子に座る。
彼の姿が……」
「決まりじゃな……
兵士達よ! その者をひっ捕えろ!!!」
「ハァーーッ!!!」
兵士達に囲まれると、紅姫とサスケは殺気を放ち! 戦闘態勢と入った。
そして、僕は両手を広げると2人を止める。
「……待って! 手を出しちゃダメだよ。」
僕は、王様に問う。
「僕は、捕まった後! どうなるのでしょうか?」
すると、大臣が答えてくれた。
「無論! 王への反逆罪で打首じゃな!」
「打首ですか、それは困りましたね……」
「そんな事は、させないわ!!!
私が、この場にいる者を全員! 斬り殺す……」
「ボクもお供します! 紅姫様……」
服の下に隠して置いた剣を抜き! 殺気を増した2人を僕は、また止めると……
「さっきから、何なの? どう言う状況か分かっているの?」
「分かっているよ!」
「なら、何故? 止めるのですか主人様!」
「そうよ!!! もう、人間なんか……うんざりよ! 私が叩き切ってあげるわ!!!」
「うん、ここで戦ったら僕達は揃って、お尋ね者になってしまうからね。
そんな状況で生きて行くのは、結構辛いと思うんだよ!」
「なら、どうするの?
アマネが死ぬなんて絶対! ダメよ。
てか、あんたら何なの!? さっきまで感謝していたと思ったら、その女の言葉一つでコロコロ意見を変えやがって!!!」
「何だと!!! 貴様!!! 口を慎めーー!!!」
「うるさい!!! 今回、この国を救ったのを誰だと思ってるの!?
どうして、アマネがこの国を襲うのよ!
辻褄が合わないわ!!!」
「……ふッ! それは、国王様の懐に入り込み隙を伺うためだろう!!!
そして、王女様でも狙っていたのだろう!」
「アマネは、そんな事しないわ!!!」
そして、王女の話によると……
僕は国王の命を狙う反乱分子! クーデターを目論む者。
いわゆるテロリストだと伝えられた!
「……はぁ? な、何の冗談を言っているのですか?」
僕が、そう発言をすると……
さっきまで、感謝の言葉を述べていた国王をはじめとする貴族達が僕を睨み始めた。
「……いや!いや!いや! ちょっと待って下さい!!!
僕は断じてそんな事はしません!!!」
「では、ワシの娘が嘘を申していると申すのか? 貴様は!!!」
「……いや……それは……」
いやいや! ここは、引いちゃダメだ!!!
「……はい! そうです。
王女様は、嘘をついています!」
「ほぉ……まだシラを切るか!
なら! ワシの娘の能力を知っても、その口が叩けるなら叩いて見せよ!!!」
「……王女様の能力???」
「はい! 私の能力は、未来予知です」
「……未来予知? って事は、これから起こりうる未来が見えるって事?」
「はい! 見えます。
貴方が大勢の盗賊達とこの城を占拠する姿が……」
「……盗賊達? 占拠……?
全く身に覚えが無いのですが……」
弁解はするが、それも虚しく……僕達は城の兵士達に囲まれた!
「……ちょっと待って下さい!
本当に身に覚えが無いのです……」
「まだ、シラを切るつもりか!!!」
そう怒鳴りつけてくる国王……
そして、王女が……
「……ま……待って下さい! 御父様!!!
新しい未来が見えます!!!」
王女の言葉に、城内が静まり返った。
そして……
「見えます! 御父様の……その椅子に座る。
彼の姿が……」
「決まりじゃな……
兵士達よ! その者をひっ捕えろ!!!」
「ハァーーッ!!!」
兵士達に囲まれると、紅姫とサスケは殺気を放ち! 戦闘態勢と入った。
そして、僕は両手を広げると2人を止める。
「……待って! 手を出しちゃダメだよ。」
僕は、王様に問う。
「僕は、捕まった後! どうなるのでしょうか?」
すると、大臣が答えてくれた。
「無論! 王への反逆罪で打首じゃな!」
「打首ですか、それは困りましたね……」
「そんな事は、させないわ!!!
私が、この場にいる者を全員! 斬り殺す……」
「ボクもお供します! 紅姫様……」
服の下に隠して置いた剣を抜き! 殺気を増した2人を僕は、また止めると……
「さっきから、何なの? どう言う状況か分かっているの?」
「分かっているよ!」
「なら、何故? 止めるのですか主人様!」
「そうよ!!! もう、人間なんか……うんざりよ! 私が叩き切ってあげるわ!!!」
「うん、ここで戦ったら僕達は揃って、お尋ね者になってしまうからね。
そんな状況で生きて行くのは、結構辛いと思うんだよ!」
「なら、どうするの?
アマネが死ぬなんて絶対! ダメよ。
てか、あんたら何なの!? さっきまで感謝していたと思ったら、その女の言葉一つでコロコロ意見を変えやがって!!!」
「何だと!!! 貴様!!! 口を慎めーー!!!」
「うるさい!!! 今回、この国を救ったのを誰だと思ってるの!?
どうして、アマネがこの国を襲うのよ!
辻褄が合わないわ!!!」
「……ふッ! それは、国王様の懐に入り込み隙を伺うためだろう!!!
そして、王女様でも狙っていたのだろう!」
「アマネは、そんな事しないわ!!!」
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