泥棒冒険者!恵まれなスキルですが勇者目指して頑張ります。

真っ白 磨代

文字の大きさ
上 下
79 / 114
第二章【仲間】

【53】逆恨み

しおりを挟む
「僕も貴方には仕えませんし! 仲間も渡しません。
これ以上! 何かあるなら僕は仲間を守る為に戦います」

すると、声を上げる領主!!!

「ふざけるな!!! たかだか冒険者風情が一度らなず! 二度もでも、貴族に逆らうとはなんたる事だ!
これは、重罪だ!!! 私に従え!!!」

そう叫ぶ! 領主の足下を氷魔法で凍らせると……

「なら、お好きにぞうぞ! 僕達は、もう行きます。
文句があるなら追ってきてください」

そう言って、僕達は領主の元を立ち去ると……

「……何だこれは!!! 誰か!? 助けろ!!! 助けてくれーー!!!」

そう聞こえてきたが、シカトして村に戻った。


村に戻った。 
僕達は、お爺さんに領主の屋敷での出来事を話すと……

気にしなくていい。
そう言う人も居ると言う事を覚えて置けと言われた。

そして、今日は、お爺さんとお婆さんとゆっくりと家で夜ご飯を食べてると……ダンジョンの温泉へと招待した。

ダンジョンルームの事は、話してないが……
小さなダンジョンルームを用意して転送で向かうと2人に、日頃の疲れを癒して貰った。

温泉を気に入ってくれ! 2人が凄く喜んでくれたので良かった。

そして、その日はゆっくりと眠ると

次の日。

村が騒ぎとなっていた!!!

何でも、昨日! 僕達が領主を襲ったと言う噂が広がり……
どうやら僕達には、懸賞金が領主により掛けられていた。

その為に村人達は、こぞって僕の下へ殺到した!!!
僕は皆んなに説明をするが、懸賞金目当ての者は話を聞いてくれなかったので、どうしようかと悩んでいると……

文句を言って来る! 全員を紅姫がブッ飛ばすと! 一度、騒ぎは落ち着いた。

そして、皆んな顔を晴らしているので可哀想になり……皆んなにポーションを配ると!
紅姫が怒っていた。

「何で! こんな奴ら助けるのよ!!!」

僕は、やれやれと思いながらも……
昨日の事を説明して、Aランク冒険者なので領主の元で働けない事も説明すると!
紅姫の効果なのか皆んな素直に納得してくれた。

そして、村で平和な数日が過ぎると……

僕を捕まえる為に領主に雇われた傭兵達が現れた。(傭兵団とは名ばかりのゴロツキ集団! 盗賊かぶれ! そんな者達が……)

「おい! お前か……? 領主様に手を上げたって不届者は!!!」

「いえッ……手は上げていませんよ」

僕は、そう答えながら……今にも殴りかかろうとする紅姫を止める!!!
そして、傭兵達の足下を氷魔法で固定すると……

「こうして、動けなくしただけですよ」

すると、初めは

「何言ってるんだ? お前?」
 
などと言っていた傭兵達も自分達の異変に気づくと……

「何だこれ!」「動けない!!!」
「テメー! よくもやってくれたな!!!」

などと騒ぎ出したので、傭兵達に問う。

「あなた方は、僕を領主の命により! 捕まえに来たのですよね?
なら、僕も素直に捕まる訳には行かないので抵抗させて貰います」

そう言うと僕は、彼らに雷魔法(弱)! を
お見舞いすると……

「ギャァぁあーー!!!」 と全員の悲鳴が響き渡る。

僕が2発目を放とうと、すると!

傭兵達は、急いで命乞いを始めるが聞こえないフリをして2発目を放とうと、すると!

数人が泡を吹いて気絶したので、やめてあげた。

紅姫が、それを見て大笑いをしていると……
気絶しなかった傭兵達は恥ずかしそうにしていた。

なので、僕達にちょっかいを出さないと約束させると解放してあげた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…

小桃
ファンタジー
 商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。 1.最強になれる種族 2.無限収納 3.変幻自在 4.並列思考 5.スキルコピー  5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

悪役令嬢、資産運用で学園を掌握する 〜王太子?興味ない、私は経済で無双する〜

言諮 アイ
ファンタジー
異世界貴族社会の名門・ローデリア学園。そこに通う公爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子エドワルドから一方的に婚約破棄を宣言される。理由は「平民の聖女をいじめた悪役だから」?——はっ、笑わせないで。 しかし、リリアーナには王太子も知らない"切り札"があった。 それは、前世の知識を活かした「資産運用」。株式、事業投資、不動産売買……全てを駆使し、わずか数日で貴族社会の経済を掌握する。 「王太子?聖女?その程度の茶番に構っている暇はないわ。私は"資産"でこの学園を支配するのだから。」 破滅フラグ?なら経済で粉砕するだけ。 気づけば、学園も貴族もすべてが彼女の手中に——。 「お前は……一体何者だ?」と動揺する王太子に、リリアーナは微笑む。 「私はただの投資家よ。負けたくないなら……資本主義のルールを学びなさい。」 学園を舞台に繰り広げられる異世界経済バトルロマンス! "悪役令嬢"、ここに爆誕!

ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。 その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。 そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。 『悠々自適にぶらり旅』 を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。

異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~

水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート! ***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

放置された公爵令嬢が幸せになるまで

こうじ
ファンタジー
アイネス・カンラダは物心ついた時から家族に放置されていた。両親の顔も知らないし兄や妹がいる事は知っているが顔も話した事もない。ずっと離れで暮らし自分の事は自分でやっている。そんな日々を過ごしていた彼女が幸せになる話。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

死んだのに異世界に転生しました!

drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。 この物語は異世界テンプレ要素が多いです。 主人公最強&チートですね 主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください! 初めて書くので 読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。 それでもいいという方はどうぞ! (本編は完結しました)

最弱ユニークギフト所持者の僕が最強のダンジョン探索者になるまでのお話

亘善
ファンタジー
【点滴穿石】という四字熟語ユニークギフト持ちの龍泉麟瞳は、Aランクダンジョンの攻略を失敗した後にパーティを追放されてしまう。地元の岡山に戻った麟瞳は新たに【幸運】のスキルを得て、家族や周りの人達に支えられながら少しずつ成長していく。夢はSランク探索者になること。これは、夢を叶えるために日々努力を続ける龍泉麟瞳のお話である。

処理中です...