51 / 114
第二章【仲間】
【25】紅姫
しおりを挟む
僕達は【紅姫】を仲間に加えた。
彼女は、何故か盗賊達の仲間になろうとしていた。
しかし、盗賊達が僕達に敗北する姿を見て僕達の仲間になる事を決めたみたいで、その内容については教えてはくれなかったが……
僕のスキルで【鑑定】すると、彼女の正体が獣人族ではなく……
鬼人である事を見抜くと、彼女は猫耳を外し隠していた小さなツノをあらわにした。
やはり……彼女は鬼人族の女の子であったが、ツノが小さい為に、ちゃんと確認しないと普通の女の子と見分けがつかないくらいに人寄りの魔物だった。
僕は本当は、もう2度と人とはパーティーを組まない。
(僕が泥棒の為、迷惑がかかるから)
そう決めていたが……
彼女は元々、何故か? 盗賊の仲間になろうとしていたし。
鬼人なので、人ではないからヨシッ! とした。
そして、僕がそう言う事を彼女に伝えると……
彼女は今まで大人しくしていたが、態度を急変させた。
「そういう事なら子ども扱いしないで!!! 私は貴方より年上だし、身長だって私の方が高いじゃない!!!」
そう言うと僕の前に胸を張って立つと、確かに僕より数センチ彼女の方が身体が高かった。
「それに私の方が強いんだから! 私がリーダーの方が適任だわ!」
などと言うと、フェル達が怒り出した!
「小娘! 調子に乗るなよ!!! 主人を侮辱するなら噛み殺すぞ……」
紅姫は少し、ビビりながらも虚勢を張っていた。
僕はフェル達を宥めながら、紅姫に忠告をする。
「一様、このパーティーのリーダーは、僕だ!!!
もし、僕の意向に従えないのならパーティーを抜けてもらっても構わない……」
「……そ……そんな事は、言ってないわ!」
そう言うので、他にもう一つ! 付け加えた。
「それに、あの時! 僕は魔法を使ってない! 使っていれば、あの時追い詰めていたのは僕の方だと思う」
そうとも付け加えた!
実際は、魔法は得意では無いがアクアのサポートがあれば、かなり強い魔法を使えると思わせる事ができる為に嘘ではない!!!
「私だって剣が2本あれば、もっと戦えたし。そこまで言うなら、今ここで証明しなさいよ!」
そう言われたので、僕はアクアにサポートをしてもらい……
魔力を手に込めると、巨大な水の渦巻きを放った!!!
水の渦巻きは、森の木々を薙ぎ倒すと!
天災……嵐が過ぎ去った後みたいな光景を作り上げた。
……少し、やり過ぎてしまった。
そう思ったが、案外!
紅姫の反応を見るに成功だったと思った。
_________________________________________
あとがき
紅姫目線
私は、アマネの魔法を見て驚いた!
正直言ってコイツがこんなに強いとは思わなかった。
テイマーだから強いのは、連れている魔物だけかと思っていた。
やはりコイツに、ついて来て正解だったわ!
私の目的の達成の為には、とりあえずリーダー我慢するしかないわね……
コイツらを上手く誘導出来るか、不安はあるけど……やれるだけやってみるしかないわね。
彼女は、何故か盗賊達の仲間になろうとしていた。
しかし、盗賊達が僕達に敗北する姿を見て僕達の仲間になる事を決めたみたいで、その内容については教えてはくれなかったが……
僕のスキルで【鑑定】すると、彼女の正体が獣人族ではなく……
鬼人である事を見抜くと、彼女は猫耳を外し隠していた小さなツノをあらわにした。
やはり……彼女は鬼人族の女の子であったが、ツノが小さい為に、ちゃんと確認しないと普通の女の子と見分けがつかないくらいに人寄りの魔物だった。
僕は本当は、もう2度と人とはパーティーを組まない。
(僕が泥棒の為、迷惑がかかるから)
そう決めていたが……
彼女は元々、何故か? 盗賊の仲間になろうとしていたし。
鬼人なので、人ではないからヨシッ! とした。
そして、僕がそう言う事を彼女に伝えると……
彼女は今まで大人しくしていたが、態度を急変させた。
「そういう事なら子ども扱いしないで!!! 私は貴方より年上だし、身長だって私の方が高いじゃない!!!」
そう言うと僕の前に胸を張って立つと、確かに僕より数センチ彼女の方が身体が高かった。
「それに私の方が強いんだから! 私がリーダーの方が適任だわ!」
などと言うと、フェル達が怒り出した!
「小娘! 調子に乗るなよ!!! 主人を侮辱するなら噛み殺すぞ……」
紅姫は少し、ビビりながらも虚勢を張っていた。
僕はフェル達を宥めながら、紅姫に忠告をする。
「一様、このパーティーのリーダーは、僕だ!!!
もし、僕の意向に従えないのならパーティーを抜けてもらっても構わない……」
「……そ……そんな事は、言ってないわ!」
そう言うので、他にもう一つ! 付け加えた。
「それに、あの時! 僕は魔法を使ってない! 使っていれば、あの時追い詰めていたのは僕の方だと思う」
そうとも付け加えた!
実際は、魔法は得意では無いがアクアのサポートがあれば、かなり強い魔法を使えると思わせる事ができる為に嘘ではない!!!
「私だって剣が2本あれば、もっと戦えたし。そこまで言うなら、今ここで証明しなさいよ!」
そう言われたので、僕はアクアにサポートをしてもらい……
魔力を手に込めると、巨大な水の渦巻きを放った!!!
水の渦巻きは、森の木々を薙ぎ倒すと!
天災……嵐が過ぎ去った後みたいな光景を作り上げた。
……少し、やり過ぎてしまった。
そう思ったが、案外!
紅姫の反応を見るに成功だったと思った。
_________________________________________
あとがき
紅姫目線
私は、アマネの魔法を見て驚いた!
正直言ってコイツがこんなに強いとは思わなかった。
テイマーだから強いのは、連れている魔物だけかと思っていた。
やはりコイツに、ついて来て正解だったわ!
私の目的の達成の為には、とりあえずリーダー我慢するしかないわね……
コイツらを上手く誘導出来るか、不安はあるけど……やれるだけやってみるしかないわね。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

悪役令嬢、資産運用で学園を掌握する 〜王太子?興味ない、私は経済で無双する〜
言諮 アイ
ファンタジー
異世界貴族社会の名門・ローデリア学園。そこに通う公爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子エドワルドから一方的に婚約破棄を宣言される。理由は「平民の聖女をいじめた悪役だから」?——はっ、笑わせないで。
しかし、リリアーナには王太子も知らない"切り札"があった。
それは、前世の知識を活かした「資産運用」。株式、事業投資、不動産売買……全てを駆使し、わずか数日で貴族社会の経済を掌握する。
「王太子?聖女?その程度の茶番に構っている暇はないわ。私は"資産"でこの学園を支配するのだから。」
破滅フラグ?なら経済で粉砕するだけ。
気づけば、学園も貴族もすべてが彼女の手中に——。
「お前は……一体何者だ?」と動揺する王太子に、リリアーナは微笑む。
「私はただの投資家よ。負けたくないなら……資本主義のルールを学びなさい。」
学園を舞台に繰り広げられる異世界経済バトルロマンス!
"悪役令嬢"、ここに爆誕!

ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

放置された公爵令嬢が幸せになるまで
こうじ
ファンタジー
アイネス・カンラダは物心ついた時から家族に放置されていた。両親の顔も知らないし兄や妹がいる事は知っているが顔も話した事もない。ずっと離れで暮らし自分の事は自分でやっている。そんな日々を過ごしていた彼女が幸せになる話。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

最弱ユニークギフト所持者の僕が最強のダンジョン探索者になるまでのお話
亘善
ファンタジー
【点滴穿石】という四字熟語ユニークギフト持ちの龍泉麟瞳は、Aランクダンジョンの攻略を失敗した後にパーティを追放されてしまう。地元の岡山に戻った麟瞳は新たに【幸運】のスキルを得て、家族や周りの人達に支えられながら少しずつ成長していく。夢はSランク探索者になること。これは、夢を叶えるために日々努力を続ける龍泉麟瞳のお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる