泥棒冒険者!恵まれなスキルですが勇者目指して頑張ります。

真っ白 磨代

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第二章【仲間】

【18】サスケ【仮】

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「……この子? 生きてる?」

僕が、そう聞くとフェルとユキは子猿の匂いを嗅ぐと……

「弱ってはいますが……生きてますよ。」

「そっか、なら……」

僕が話す前に、アルが話し出した!

「あるじー! 食べても良い?」

「食べちゃダメ!!! 助けてあげよう。」

「……食べたかったなぁ~」

アルは、そう言いながらも諦めてくれたので

僕は子猿に、さっき作った。
フルポーションを振りかけると……子猿は元気を取り戻した。

しかし、座り込んで動かない!

どうしたのかと、覗き込むと……どうもお腹を空かして居る様子だったので、袋から回復団子を取り出すと!

一つ子猿に与えると、勢いよく食べ出した。

そして、僕は子猿に

「君は、1人なの? 親は……?」

そう聞くと、フェルが答えてくれた。

「コイツは猿魔えんまと言う魔物です。
こいつらは大きな群れで行動をしていますが、たまに弱い個体が生まれると群れの安全の為に見捨てる事が有ります」

「……えっ! この子、猿魔なの?
猿魔って、6つ目のある魔物じゃ無いの?」

「子供の頃は、普通の猿と見た目は変わりません! 成長すると目が増えます。」

「そうなんだ……なら、テイムしようかな。」

「やめておけ! 主人!!! 猿魔など弱くて何の役にも立たない。テイムするだけ損と言う物だ!!!」

「そんな事、無いよ! 猿魔は群れの大きさによりBランクにもAランクにもなるし……
全然! 弱くないよ!!!」

「確かに、数は面倒だが個体の強さで言えば
良くてCランク! 
捨てられたコイツに至っては、DもしくはEランクくらいの強さにしかならないぞ!」

確かに、インフェルノウルフのフェルから見たらそうかも知れないが……

「……そうかも知れないけど……僕は、この子の気持ちが少し分かる気がする。
だから、ほっとけない!!!」

「主人様が、そう決めたなら私に異論は無いわ! 皆んなもそうでしょ!!!」

ユキが強引に話をまとめてくれた!

そして、フェルとアルも納得してくれたので猿魔の子供をテイムする事にした。

「テイム!!!」

僕が【テイム】の呪文を唱えると……
猿魔の子供は、了承して! 【サスケ】と言う名前を付けてテイムが完了した。

きっと、この子は全て分かっていて【生きる為に】僕にテイムされたのだ……

そして、僕は危険なので子猿魔をダンジョンルームを送ると念話でアクアに説明をして、後は全て任せた。丸投げした。

それから僕達は、王都に近くに着くと……
皆んなをダンジョンルームに転送して王都へと入った。

一様、1人では寂しいのでライムだけは危険視されないので残した。

そして、ライムと一緒に街に入ると久しぶりに宿を取りベットでゆっくりと寝むった。

_________________________________________あとがき

申し訳ございません。

こちらの回も削除してしまった物になる為、後々は描き直すかも知れません。

その際は、あとがきにて報告させて頂きます。

もし、ストーリーの流れが悪くなっていたら申し訳ございません。

今後も頑張りますので、これからも読んで頂けると嬉しく思います。
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