泥棒冒険者!恵まれなスキルですが勇者目指して頑張ります。

真っ白 磨代

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第二章【仲間】

【16】願い

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「・・・」


「だから、だから……私…………ずっと、ずっと! 寂しかったのーーー!!!
だから、お願い! 逃げないで! 私を置いていかないでーーー!!!」

ダンジョンボスは、泣きながら必死に訴えかけて来る……

しかし、一体どうすれば? 良いのだろうか…………

悩んでいると!

アルが……

「あるじー……お腹すいたー!」

「ちょと……待っててねー! アル……」

すると、ダンジョンボスが……

「このモンスター達は、貴方の配下なのですか?」

僕は、収納袋アイテムボックスにしまっておいた。
お肉を取り出すとアルに食べさせながら答えた。

「……そうだけ…………ど……それが、どうしたの?
僕、テイマーのスキルも所有しているから……」

アルに、ご飯を食べさせながら淡々と答える。

すると……

「では、私のこともテイムしては頂けないでしょうか……?」

「・・・」

僕は、考えた……

ダンジョンボスは、果たしてテイム出来るのだろうか……………………。

「コイツは、強いし…… 
良いんじゃないか、主人!」

「ありがとうございます!」

食い気味で、喜ぶ! ダンジョンボス!!!

「いや……僕じゃ、テイム出来ないんじゃないかなぁ~」

そう言うと、ダンジョンボスはあからさまに落ち込んでいた……

別に彼女を落ち込ませたい訳では、ない。

ただ……

この3匹の魔物も従わせる事が出来ない僕が……
ダンジョンボスをテイム!!!

果たして! 可能なのだろうか……

すると、ユキが……

「大丈夫だと思いますよ。」

「えっ! 僕なんかで、いけるの?」

「…………ええ……私達のマスターですし……
それに、彼女も仲間になりたがっているので
可能だと思います」

「そっか~……
ユキが、そう言うなら。 やってみるよ!」

「お願いします!!!
何卒! わたくしを仲間にして下さい!」

そうして、僕はダンジョンボスをテイムする事に

彼女に軽く触れて……呪文を唱える。

「……テイム!!!」

____________________________________
あとがき

この作品を読んで頂き、ありがとうございます。
私は、この作品で何処かで何かしらの結果を出さなければ小説を書くのを辞めようかと思っています。
そんな気持ちで書き溜めをしました!
ですので、少しでも面白いと思った方は評価してい頂けると、とても嬉しいです。

第16回ファンタジー小説大賞に参加しております。
そちらの応援の方も宜しければお願い致します。
では、これからも無駄な努力にならないように、精一杯頑張ります!!!
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