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第二章【仲間】
【15】誕生と孤独
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ダンジョンボスの誕生
私は、数十年……数百年……いつ産まれたのかは、分からない。
しかし、ずっと!ずっと! 前にダンジョンに生まれ落とされた。
そして、その途方もないくらい長い時間をダンジョンボスとして君臨し……
このダンジョンに入って来た侵入者を排除する使命を待っている。
しかし……
何十年……何百年……このダンジョンには、侵入者は現れなかった。
しかし、ダンジョンはモンスターを産み落とし続けた。
時間が経つと朽ちていくモンスター達……
ダンジョンには、ダンジョンコアと言う最深部に巨大なエネルギー体が備わっている。
それを守るのが私達の使命……
しかし、侵入者を吸収で来ないダンジョンが少しずつ弱って行っているのが分かった私は、ダンジョンの制御をしようと努力した。
時間なら十分にある。
そして、私はどれぐらい掛かったのかも分からないが……制御に成功!
ダンジョンと同化に成功した私は……
ダンジョンから無駄なモンスターを生み出さないようにした。
しかし、それは良い事と悪い事2つが待っていた。
良い事は、ダンジョンが無駄にエネルギーを消費しなくなった為に、弱らなくなった事。
しかし、その反面……
誰も居なくなったダンジョンに、私は1人になってしまった。
私は、その後もダンジョンに侵入して来るモノを待ち続けた……
何年も……何十年も……何百年も…………
私は、寂しさのあまり毎日……泣いて過ごした。
そして、泣き疲れて寝て過ごす日々……
…………………。
「…………ここが、最深部かな~……」
「モンスターなどは、1匹も現れませんでしたね」
「ここは、本当に……ダンジョンなのか?」
「ボク……お腹すいた…………」
「あっ! 女の人が、寝てる。
あの人に聞いてみよう。
すいません…………」
「……ふぇ……なに…………ゆめ…………?」
私は、数十年……数百年……いつ産まれたのかは、分からない。
しかし、ずっと!ずっと! 前にダンジョンに生まれ落とされた。
そして、その途方もないくらい長い時間をダンジョンボスとして君臨し……
このダンジョンに入って来た侵入者を排除する使命を待っている。
しかし……
何十年……何百年……このダンジョンには、侵入者は現れなかった。
しかし、ダンジョンはモンスターを産み落とし続けた。
時間が経つと朽ちていくモンスター達……
ダンジョンには、ダンジョンコアと言う最深部に巨大なエネルギー体が備わっている。
それを守るのが私達の使命……
しかし、侵入者を吸収で来ないダンジョンが少しずつ弱って行っているのが分かった私は、ダンジョンの制御をしようと努力した。
時間なら十分にある。
そして、私はどれぐらい掛かったのかも分からないが……制御に成功!
ダンジョンと同化に成功した私は……
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しかし、それは良い事と悪い事2つが待っていた。
良い事は、ダンジョンが無駄にエネルギーを消費しなくなった為に、弱らなくなった事。
しかし、その反面……
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そして、泣き疲れて寝て過ごす日々……
…………………。
「…………ここが、最深部かな~……」
「モンスターなどは、1匹も現れませんでしたね」
「ここは、本当に……ダンジョンなのか?」
「ボク……お腹すいた…………」
「あっ! 女の人が、寝てる。
あの人に聞いてみよう。
すいません…………」
「……ふぇ……なに…………ゆめ…………?」
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