泥棒冒険者!恵まれなスキルですが勇者目指して頑張ります。

真っ白 磨代

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第一章【幼少期】

【0.5】 モンスター

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何故か、この村の大人は野生の動物を魔物やモンスターと言うような呼び方をする。

まぁ~……小さい頃から聞いていたので、今では気にならなくなったが……

……そんな事は、どうでも良い!!!

僕は、どの薬草がお婆さんの病気に効くか分からなかったが……
大人達に、いろんな事を教えてもらっている為……

回復系の薬草を片っ端から採取した。

一通り薬草を採取し終えると……

僕は、帰る事にした。

あいにくモンスターにも出会わなかったので、一安心。

「村までは、あと10分くらい……
急いで帰れば問題ないだろう!!!」

そう僕が、安心していると……

周りで、何かが動く気配を感じた!

僕は、立ち止まり……

気配を消した。

(…………1…2.3…4……5.6……)

僕は、周囲を囲まれていた。

正面から現れたのは、オオカミ……

ゆっくりと、こちらを警戒しながら近づいてくる。

僕は、少し考えた……

(あと10分……子供の足では、確実に追いつかれる)

しかし、オオカミは警戒して! まだ、襲って来ない……

なら!!!

僕は、一気に正面のオオカミに突っ込む形で駆け出した!!!

そして、オオカミとの距離が近くなると!

思いっきり!!! ジャンプをして飛び越えた。

僕は、出来る限りの力を振り絞り! 全力で
ダッシュをした。

そして、出来るだけ大きな木によじ登り!
しがみついた。


オオカミは、一瞬怯んで
その後! 追いかけて来たが……

僕の方が、木に登るのが一足早かった為。

オオカミは、木の周りをぐるぐると回る形となった。

「……ふぅ~…………案の定! オオカミは、登って来られない!!!」

僕は、とりあえず助かったと思ったが……

オオカミは、一向に僕から離れて行かない!!!

「……これは!!! 困ったワンッ!!!」

グルルゥ~~!!! ワンッワンッ!!!

木にしがみついて、数十分……

下には、オオカミが唸り声を上げながら……

僕が、力尽きるのを待っている。

村の大人達は、皆んな仕事をしている為に
まだまだ助けには来てくれないだろう……


「う~ん……困った…………」

そろそろ手の握力が、無くなって来た。

今にも放しそうになる手に必死に力を入れて我慢する……

しかし、自分では分かっている。

あと、数十分も持たない事を……

僕は、何かいい方法が無いか必死に考えた!

良い案は、浮かばない……


すると!

ガサッ!ガサッ!!!


……何か来る!?

____________________________________
あとがき

この作品を読んで頂き、ありがとうございます。
私は、この作品で何処かで何かしらの結果を出さなければ小説を書くのを辞めようかと思っています。
そんな気持ちで書き溜めをしました!
ですので、少しでも面白いと思った方は評価してい頂けると、とても嬉しいです。

第16回ファンタジー小説大賞に参加しております。
そちらの応援の方も宜しければお願い致します。
では、これからも無駄な努力にならないように、精一杯頑張ります!!!
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