上 下
12 / 98

10

しおりを挟む
「リオン殿、、、リオン様、、、!!!」

皆の声に止まるリオン見ると、、、
自分の家が、完成していた。

「ぉおー!!!スゲー!!!」

「気に入ってもらえたなら、何よりです。」

「家具とかも一式揃えてさせて頂きましたので、何か足らないものがあれば
お申し付け下さい。」

「おう!大丈夫だ!!!
後は自分で、何とかする。」

自分の家が、完成した事で少しテンションが上がっていたリオン。

「よし!コレで今日から風呂に入れるな。」

凄く嬉しそうなリオン、、、
それもそのはず
リオンは今、風呂を入らず2日目を迎えている。
そのおまけに
走った事や剣を作るさいの工房での汗、、、
もうお風呂に入りたくて、たまらなかった。

「お風呂?」

だか、そう簡単にはいかなかった。

「リオン殿、、、
お風呂と言うのは、貴族や王族などが入るもの
平民は、水浴びか濡らしたタオルで体を拭くぐらいのものですよ!」

「そ、、、そ、ん、、な、ぁ、、、、、、」

落ち込むリオン、、、
村人も村を救ってくれた恩人の願いを叶えてあげたいではいた。

だか、、、

「すいません、、、
リオン殿、実はこの村は
深刻な水不足で、体を拭く水さえ用意出来ないのすよ、、、」

「じゃ。お前達は、どうやって、、、」

「はい!その代わりに
お酒や果物のジュースなどで喉を潤しています。」

それを聞いて少し心多ありがあった。

「そっか。それは、、、残念だ、、、。」

少し暗い雰囲気が流れた、、、

「なら川や湖は、近くに無いのか?」

「はい。少し離れた所になら、、、」

「急いで地図をご用意します。」

「頼む!」

数分後、、、
地図が用意され。
湖の場所を教えてもらった。

リオンは、村人に一つ注文をした。

「どこかに大きな樽は、無いのか?」

「?」

「樽ですか?」

「おう!」

「村で大きな樽とは、このくらいの物しかございませんが、、、」

「それでは、小さい!
もっと大きな物は、ないか、、、?」

「そう言われましても、、、」

「お!!!そうだ。作れば
いいじゃねーか!!!材料なら家を作った余りがある事だし。」

「おお!それなら、、、
皆んな急いで取り掛かるぞ!!!」

皆んなは、急いで動き始めた。

「リオン様、、、
明日までには、完成させますので、、、
どうぞ食事を取られてお休みになって下さい。」

「嫌だ!!!」

「はぃ?」

「そんな待てない、、、俺が作る!!!」

そう言って、、、
急いで作り始めるリオン。
ものの1時間足らずで巨大な樽を作ってしまたった。
始める村人も手伝っていたが、、、
あまりのスピードに
後半は唖然と見ている事しか、出来なかった。
そして、作り終わると、、、

「ちょっと行ってくる、、、」

村人は、巨大な樽を持って走り去って行く
リオンを見送る事しか出来なかった。

30分ほどたって、リオンが戻ってきた。
どーーーン!!!と
言う大きな音と共に
水の入った樽を置いた。
木にぶつからないよう気おつけて走ったため
少し遅くなってしまったらしい、、、

「リオン殿、、、
コレは水ですか、、、?」

「おう!コレで
皆んな水浴びぐらいは、出来るよな!」

「我々も、、、よろしいのでしょうか。」

「いいに決まってるだろ!!」

「やッッッ、、、たーーーーーー!!!」

村人、全員が、、、久しぶりに
体を流せる事を喜んだ!!!

「リオン殿、、、今からは、お風呂を用意する事は出来ませんが、、、
水を用意出来るのであれば!明日にでも
お風呂を用意させて頂きます。」

「おう!頼む。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

闇の世界の住人達

おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
そこは暗闇だった。真っ暗で何もない場所。 そんな場所で生まれた彼のいる場所に人がやってきた。 色々な人と出会い、人以外とも出会い、いつしか彼の世界は広がっていく。 小説家になろうでも投稿しています。 そちらがメインになっていますが、どちらも同じように投稿する予定です。 ただ、闇の世界はすでにかなりの話数を上げていますので、こちらへの掲載は少し時間がかかると思います。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件

後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。 転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。 それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。 これから零はどうなってしまうのか........。 お気に入り・感想等よろしくお願いします!!

処理中です...