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コックリさん・・・その2

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僕の攻撃が、コックリさんをかすめると・・・

「小わっぱ!待て・・・」

「なに?良いところなんだから止めないで!」

「いや!しかし・・・
わっぱのその棒に付いてるお札!
その札は、誰が書いたものじゃ!?」

「あ・・・これ!?
・・・これは、お爺ちゃんが書いたのかなぁ・・・?
分からないや!」

「いや!そこをしっかりと教えてくれて!」

「そう言われても・・・適当に持って来た物だから・・・・わからないよ。」

「なら・・・わっぱのお爺さんは、ギンコと言わんか・・・!?」

「ギンコ・・・あっ!うん。
多分!爺ちゃんの名前、銀子で合ってるよ。」

「そうか!やっぱり・・・ギンコじゃったか・・・」

「お爺ちゃんを知ってるの?」

「あぁ…ギンコか・・・懐かしいのぉ・・・
実は・・・」

実は、コックリさんは

うちの爺ちゃんの爺ちゃんの頃から家に仕えていたらしく。

今のお爺ちゃんが、当主になった頃に

この学校に召喚され!

それから戻れなくなっていたらしい・・・

「へぇ~・・・
じゃー!続きを始めよう。」

「いや!いや!待て、待て!!!わっぱ・・・
わたしは、お前とは戦えぬ!」

「何で!?」

「当たり前でしょ!佳くん」

「そうじゃ!お主は、我が主人の子孫・・・
それが分かった今は、戦えぬ!」

「そうなの・・・
別に気にしなくていいのに・・・」

「何言ってるの!佳くん!!!
コレで!コックリさんと戦う出用が、無くなったのよ!いい事じゃない。」

「あっ!そっか・・・
戦いが、楽しくて!つい、当初の予定を忘れていたよ!」

「忘れないで!大事な事よ。」

「ごめん!ごめん!
じゃー!コックリさん、コックリさん!
花子さんの呪いを解いておくれ・・・!」

「あい!わかった。」

すると・・・花子さの呪いは解かれ!

これで!全ての呪いが解かれた!!!

「後は、体を探すだけだね。」

「そうね。やっと・・・ここまで・・・
佳くんと出会ってからは、早かったけど・・・」

「で・・・!コックリさんは、どうするの?
このまま学校に居るの!?」

「いや・・・分かった今なら!
お主の式神に喜んで!なろう。」

「そう!じゃー・・・
式神の契約って、どうすればいいの?
書面に一筆残す?」

「何を言ってるのは、分からんが・・・
わたしが、主人と認めたお主が!名前を付けてくれ!」

「それだけで!いいの!?」

「あぁ・・・名前が気に入れば!すぐ式神になろう。」

「分かった!じゃー・・・ポックリさん!」

「・・・いやじゃ!!!」

「なんで!?」

「ふざけるな!もともとコックリさんも・・・
わたしの名前では、無い!
お主ら人間が、勝手に呼んでる名前であろう・・・!」

「・・・なら・・・九尾だから・・・Qちゃん!」

「いやじゃ!!!」

「即答かよ!」

「当たり前じゃ!!!そんな・・・ふざけた名前!嬉しい訳がなかろう!!!」

そんな言い合いを2時間ほど続けた後・・・

最終的には、【クラマ】と言う名前に決まった。
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