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052 飛行
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「わたしだけ仲間はずれなんて・・・」
「ごめん、ユリ。本当に、そんなつもりじゃ無かったんだよ」
わたしはヘリコプター作りに一人だけお呼ばれされなかったことに腹を立て、作業台でいじけ続けていた。
「二人が揃ったところで、わたしを呼びにきてくれても良かったじゃないですか。あんまりですよ」
「あれー、もしかしてユリちゃん、私がアドルと二人っきりだった事を妬いてるのー?」
「ぶっ飛ばしますよ?」
「嘘です。ごめんなさい」
わたしはヤキモチとか、そんな気持ちは全くもってなかった。
純粋にヘリコプターの試作に混ざりたかっただけだ。
別にエスカを女性だと思っていないとか、そんなつもりは一切ない。
・・・まあ、研究馬鹿のエスカなら、安全牌ぐらいには思ってるけど。
「ユリちゃん、機嫌直して。直してくれたらとっておきの魔道具をあげるからさ」
「とっておき?」
さっきからの急なちゃん付けと、物で釣ってわたしの機嫌が直ると思うなよ、と思いつつも、とっておきの魔道具とやらが気になって顔を上げる。
「これ。あたしのとっておき」
イヤリング?
結構でかい。
耳が痛くなりそうだ。
何に使う魔道具なのだろうか。
「これは幻術の魔道具。左右で効果が違うんだよ。耳につけたら、右の赤い方に魔力を注いでみて」
わたしは右手で赤いイヤリングを触り、魔力を注ぐ。
んー何も変わらない?
「髪の毛を見てごらん」
「わわっ!色が変わってる!」
わたしの髪の毛の色が黒から真っ赤に変わっていた。
もちろん、ポニーテールの先まで真っ赤だ。
「すごい!『ジャンクフード』を食べて槍で戦う『魔法少女』みたい!」
「なんだって?」
「なんでもないから気にしなくていいわよ」
わたしは続けて、左手で左耳の青いイヤリングに触り、魔力を注いでみる。
「あっ!青い方は気をつけてね。結構魔力を使うから」
ぞわっと魔力が引き出されるのを感じる。
今度はどんな変化が起きたのだろう。
手を見てみる。あれ?手がない。
「ねえ、これ、姿隠し・・・うえええ?」
エスカの方を見ると、そこにうろたえているわたしがいる。どういう事?
「青い方は、自分の横に、自分の幻影を作るんだ。本体は姿隠しの要領で見えなくなる。面白いでしょ?」
確かに面白い。
幻影はわたしの真横で、わたしと全く同じ動きをしている。
ものまね番組とかで、棒で人形と体をつないで、人形と一緒に踊る芸をするアレを思い浮かべた。
試しに幻影が作業台にぶつかるように移動してみる。
案の定、幻影は作業台をすり抜けて移動した。
ハイテクな立体映像のようだ。
「めちゃくちゃ魔力を馬鹿喰いするので、あたし達にはうまく使えないんだ。ユリちゃんなら使えると思って」
「すごいよ。面白いわ。ありがとう!」
装飾としても綺麗なので、ありがたく貰っておく。
少し重たいから、普段からつけて慣れておく事にしよう。
「ところで、右側の赤いイヤリングは髪の毛の色が変わるだけなの?。随分左右で機能が違いすぎるんだけど」
「最初は、全く違う容姿に変わる魔道具にするつもりだったんだよ。だけど難しすぎて、途中でやめちゃった。あはっ」
なるほど、途中で投げたのか。
右側のほうは違う機能にしてもいいかもね。
髪の毛の色が変わるだけじゃつまらないし。
何か思いついたら相談してみよう。
わたしの機嫌が少し良くなったところで、残りの武器の量産を再開し、午後には予定数よりも多くの武器を作ることが出来た。
量産作業は無事に終了した。
エスカとアドルが夜なべをしたおかげである。
心からのお礼は言えないけど。
「よーし。作業終わり。作った武器は明日の朝に馬車に積むことにしよう。ユリ、エスカ、ディーネ。お疲れ」
「終わったー。おつかれさま!」
「お疲れ!さて、ユリちゃん。まだ時間はあるよ。よかったら試してみない?」
・・・それってやっぱり魔力ヘリコプターですよね。
わたしに怒られたせいでか、わたしをちゃん付けで呼ぶ事が定着してしまったエスカは、『ヘリコプターの試運転』という、さらなる懐柔策を出してきた。
◇
最終的な動作の確認と調整を行い、ヘリコプターもどきを小屋の外に出す。
全体の大きさは観覧車のゴンドラを一回り小さくした感じだろうか。
ちゃんと入り口に扉もあるので、飛行中に転げ落ちることもないだろう。
座席は一人乗りだけど、詰めればギリギリ二人は乗れる程度のスペースがある。
本体の下にはソリのような脚がついている。わたしの書いた雑な絵を参考にしたのだろう。
座席の前に操作台のようなものがあり、台の表面には魔石を埋め込んである。
ぱっと見、タッチパネルのようにも見えた。
そしてヘリのボディだが、メインローターは付いているものの、テールローターらしきものがない。
・・・これだと姿勢制御できなくない?
「ねえ。テールローターが無いよ。姿勢制御はどうするの?」
「本体に姿勢制御の魔石回路を組み込んであってね。メインローターの回転力の影響で本体が回ろうとしたら、風の魔石の力で反対方向に打ち消す力を生み出すんだ。回転制御だけじゃなくて、想定外の傾きに対しても姿勢制御をするから、変にひっくり返ったりすることもないよ。ここの開発、苦労したんだよ!」
超絶笑顔でエスカが説明する。
アドルは、うん、うんと頷いている。
超楽しそうでなによりです。
やっぱりわたしも参加したかったよ。
「小屋の中の実験では、小型の試作機を作って試してみたんだ。でも魔石回路の方が重くて、満足のいく実験はできなかったんだけど、一応浮いた。本当に浮くなんて、実際に見るまで信じられなかったよ!」
「そりゃ、よござんしたねえ」
超楽しそうに語るアドルに、またイライラしてきた。
落ち着け、わたし。
「で、早速実機で試したいんだけど・・・どうしようか」
「そうだね。少しずつ浮かしてみる?」
「そもそも、誰が乗る?」
お互い、顔を見合わせる。
万が一暴走したら、地面を転げ回ったり、墜落するかもしれない。
「やはり、ここはオレが・・・」
アドルが意を決して吐いた言葉を遮って、ディーネちゃんがバサッと羽根を上げる。
「ディーネ!?」
「ここは妾に試させてくれんかの?万が一の事があっても、妾なら外に飛び出して、飛んで逃げる事が出来るのじゃ」
なるほど、合理的である。
しかし、空を飛べる鳥がヘリコプターを操縦して空を飛ぶというのは、とても無駄な気がする。
まあ、実験なのでかまわないけど。
◇
ハシビロコウがヘリコプターの操縦席に乗っている。
実にシュールだ。写真に撮りたい。
「それじゃディーネちゃん。ここがメインローターの回転力を調整する魔石。魔力量で回転力は調整できるからね。こっちの魔石が前進で、右に行くときは・・・」
エスカがディーネに操作台の説明をする。
もしも操作が操縦桿やボタンであったら、ディーネにはうまく操作できなかっただろう。
手が羽根だし。
しかしこのヘリコプターもどきの操縦は、魔力を流すだけの簡単なお仕事なので、むしろディーネの得意とするところだ。
「まずは上昇と下降だけ試してみて。降りたら感触を聞かせて」
「承知したのじゃ」
わたし達はヘリコプターもどきから少し離れる。
ディーネが姿勢を正し、操作台に向き直ったのが見える。
ディーネが左の羽根を操作台に近づけると、やがて、メインローターが回り始めた。
「回った・・・もっと回って・・・」
「飛べ・・・飛べ!」
エスカとアドルが思いを口に出す。
わたしは固唾を飲んで見守る。
・・・お願い、ディーネちゃん。ご安全に!
メインローターの勢いが増す。
風が舞い、土埃を上げる。
わたしは目を普通に開けることができなくなり、手で目を覆って、細目でなんとかヘリコプターを見た。
その時、ヘリコプターもどきの本体がゆっくりと地面から離れた。
少しぐらぐらしているが、宙に浮いている。
本体が回り出すこともない。
そして、メインローターの速度がさらに上がると、ヘリコプターもどきは上空に向けて上昇し続けた。
「飛んだ・・・飛んだよ、ユリ!」
「飛んだよユリちゃん!」
「飛んだ・・・すごい!ディーネちゃんもすごい!」
それからヘリはゆっくりと高度を下げると、多少着地は乱暴だったが、無事に着陸もこなせた。
ヘリコプターもどきの初飛行は大成功だった。
この世界で初の有人飛行(?)を成功させたのは、ハシビロコウとなった。
「ごめん、ユリ。本当に、そんなつもりじゃ無かったんだよ」
わたしはヘリコプター作りに一人だけお呼ばれされなかったことに腹を立て、作業台でいじけ続けていた。
「二人が揃ったところで、わたしを呼びにきてくれても良かったじゃないですか。あんまりですよ」
「あれー、もしかしてユリちゃん、私がアドルと二人っきりだった事を妬いてるのー?」
「ぶっ飛ばしますよ?」
「嘘です。ごめんなさい」
わたしはヤキモチとか、そんな気持ちは全くもってなかった。
純粋にヘリコプターの試作に混ざりたかっただけだ。
別にエスカを女性だと思っていないとか、そんなつもりは一切ない。
・・・まあ、研究馬鹿のエスカなら、安全牌ぐらいには思ってるけど。
「ユリちゃん、機嫌直して。直してくれたらとっておきの魔道具をあげるからさ」
「とっておき?」
さっきからの急なちゃん付けと、物で釣ってわたしの機嫌が直ると思うなよ、と思いつつも、とっておきの魔道具とやらが気になって顔を上げる。
「これ。あたしのとっておき」
イヤリング?
結構でかい。
耳が痛くなりそうだ。
何に使う魔道具なのだろうか。
「これは幻術の魔道具。左右で効果が違うんだよ。耳につけたら、右の赤い方に魔力を注いでみて」
わたしは右手で赤いイヤリングを触り、魔力を注ぐ。
んー何も変わらない?
「髪の毛を見てごらん」
「わわっ!色が変わってる!」
わたしの髪の毛の色が黒から真っ赤に変わっていた。
もちろん、ポニーテールの先まで真っ赤だ。
「すごい!『ジャンクフード』を食べて槍で戦う『魔法少女』みたい!」
「なんだって?」
「なんでもないから気にしなくていいわよ」
わたしは続けて、左手で左耳の青いイヤリングに触り、魔力を注いでみる。
「あっ!青い方は気をつけてね。結構魔力を使うから」
ぞわっと魔力が引き出されるのを感じる。
今度はどんな変化が起きたのだろう。
手を見てみる。あれ?手がない。
「ねえ、これ、姿隠し・・・うえええ?」
エスカの方を見ると、そこにうろたえているわたしがいる。どういう事?
「青い方は、自分の横に、自分の幻影を作るんだ。本体は姿隠しの要領で見えなくなる。面白いでしょ?」
確かに面白い。
幻影はわたしの真横で、わたしと全く同じ動きをしている。
ものまね番組とかで、棒で人形と体をつないで、人形と一緒に踊る芸をするアレを思い浮かべた。
試しに幻影が作業台にぶつかるように移動してみる。
案の定、幻影は作業台をすり抜けて移動した。
ハイテクな立体映像のようだ。
「めちゃくちゃ魔力を馬鹿喰いするので、あたし達にはうまく使えないんだ。ユリちゃんなら使えると思って」
「すごいよ。面白いわ。ありがとう!」
装飾としても綺麗なので、ありがたく貰っておく。
少し重たいから、普段からつけて慣れておく事にしよう。
「ところで、右側の赤いイヤリングは髪の毛の色が変わるだけなの?。随分左右で機能が違いすぎるんだけど」
「最初は、全く違う容姿に変わる魔道具にするつもりだったんだよ。だけど難しすぎて、途中でやめちゃった。あはっ」
なるほど、途中で投げたのか。
右側のほうは違う機能にしてもいいかもね。
髪の毛の色が変わるだけじゃつまらないし。
何か思いついたら相談してみよう。
わたしの機嫌が少し良くなったところで、残りの武器の量産を再開し、午後には予定数よりも多くの武器を作ることが出来た。
量産作業は無事に終了した。
エスカとアドルが夜なべをしたおかげである。
心からのお礼は言えないけど。
「よーし。作業終わり。作った武器は明日の朝に馬車に積むことにしよう。ユリ、エスカ、ディーネ。お疲れ」
「終わったー。おつかれさま!」
「お疲れ!さて、ユリちゃん。まだ時間はあるよ。よかったら試してみない?」
・・・それってやっぱり魔力ヘリコプターですよね。
わたしに怒られたせいでか、わたしをちゃん付けで呼ぶ事が定着してしまったエスカは、『ヘリコプターの試運転』という、さらなる懐柔策を出してきた。
◇
最終的な動作の確認と調整を行い、ヘリコプターもどきを小屋の外に出す。
全体の大きさは観覧車のゴンドラを一回り小さくした感じだろうか。
ちゃんと入り口に扉もあるので、飛行中に転げ落ちることもないだろう。
座席は一人乗りだけど、詰めればギリギリ二人は乗れる程度のスペースがある。
本体の下にはソリのような脚がついている。わたしの書いた雑な絵を参考にしたのだろう。
座席の前に操作台のようなものがあり、台の表面には魔石を埋め込んである。
ぱっと見、タッチパネルのようにも見えた。
そしてヘリのボディだが、メインローターは付いているものの、テールローターらしきものがない。
・・・これだと姿勢制御できなくない?
「ねえ。テールローターが無いよ。姿勢制御はどうするの?」
「本体に姿勢制御の魔石回路を組み込んであってね。メインローターの回転力の影響で本体が回ろうとしたら、風の魔石の力で反対方向に打ち消す力を生み出すんだ。回転制御だけじゃなくて、想定外の傾きに対しても姿勢制御をするから、変にひっくり返ったりすることもないよ。ここの開発、苦労したんだよ!」
超絶笑顔でエスカが説明する。
アドルは、うん、うんと頷いている。
超楽しそうでなによりです。
やっぱりわたしも参加したかったよ。
「小屋の中の実験では、小型の試作機を作って試してみたんだ。でも魔石回路の方が重くて、満足のいく実験はできなかったんだけど、一応浮いた。本当に浮くなんて、実際に見るまで信じられなかったよ!」
「そりゃ、よござんしたねえ」
超楽しそうに語るアドルに、またイライラしてきた。
落ち着け、わたし。
「で、早速実機で試したいんだけど・・・どうしようか」
「そうだね。少しずつ浮かしてみる?」
「そもそも、誰が乗る?」
お互い、顔を見合わせる。
万が一暴走したら、地面を転げ回ったり、墜落するかもしれない。
「やはり、ここはオレが・・・」
アドルが意を決して吐いた言葉を遮って、ディーネちゃんがバサッと羽根を上げる。
「ディーネ!?」
「ここは妾に試させてくれんかの?万が一の事があっても、妾なら外に飛び出して、飛んで逃げる事が出来るのじゃ」
なるほど、合理的である。
しかし、空を飛べる鳥がヘリコプターを操縦して空を飛ぶというのは、とても無駄な気がする。
まあ、実験なのでかまわないけど。
◇
ハシビロコウがヘリコプターの操縦席に乗っている。
実にシュールだ。写真に撮りたい。
「それじゃディーネちゃん。ここがメインローターの回転力を調整する魔石。魔力量で回転力は調整できるからね。こっちの魔石が前進で、右に行くときは・・・」
エスカがディーネに操作台の説明をする。
もしも操作が操縦桿やボタンであったら、ディーネにはうまく操作できなかっただろう。
手が羽根だし。
しかしこのヘリコプターもどきの操縦は、魔力を流すだけの簡単なお仕事なので、むしろディーネの得意とするところだ。
「まずは上昇と下降だけ試してみて。降りたら感触を聞かせて」
「承知したのじゃ」
わたし達はヘリコプターもどきから少し離れる。
ディーネが姿勢を正し、操作台に向き直ったのが見える。
ディーネが左の羽根を操作台に近づけると、やがて、メインローターが回り始めた。
「回った・・・もっと回って・・・」
「飛べ・・・飛べ!」
エスカとアドルが思いを口に出す。
わたしは固唾を飲んで見守る。
・・・お願い、ディーネちゃん。ご安全に!
メインローターの勢いが増す。
風が舞い、土埃を上げる。
わたしは目を普通に開けることができなくなり、手で目を覆って、細目でなんとかヘリコプターを見た。
その時、ヘリコプターもどきの本体がゆっくりと地面から離れた。
少しぐらぐらしているが、宙に浮いている。
本体が回り出すこともない。
そして、メインローターの速度がさらに上がると、ヘリコプターもどきは上空に向けて上昇し続けた。
「飛んだ・・・飛んだよ、ユリ!」
「飛んだよユリちゃん!」
「飛んだ・・・すごい!ディーネちゃんもすごい!」
それからヘリはゆっくりと高度を下げると、多少着地は乱暴だったが、無事に着陸もこなせた。
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