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017 上陸
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徐々に浅くなっていく大陸だなを眺めながら、水中遊覧を続ける。
あと少し、と思って気を緩めると、疲労が一気に押し寄せてくる。
まだ体が動くのは、今までの常識で測れない、あり得なさすぎるファンタジックな事や、命がけのドタバタのせいで、アドレナリンやらドーパミンやらが出まくっていたのだろう。
油断すると意識が持っていかれそうになる。ただでさえ睡眠不足だし。
でもあと一踏ん張りだ。頑張れわたし!
浅瀬に入り、足がギリギリ届くほどになったので、一度水面から顔を出してみる。
「陸だ・・・」
初めて見る陸地は、人の営みを感じる港町のようだった。
(ここは王都の城よりだいぶ西の辺りじゃの。王都管理区内の港町じゃ)
「王都管理区?」
(この星はいくつかの地域に分けて、それぞれを分割統治しているのじゃ。ここは王都直轄の地域という事じゃ)
「なるほどねー」
アドルの道具屋も王都にあると言っていたので、王都管理区内に属するのだろう。
ただ、この街では無さそうだ。
「とりあえず、人気の無いところから上陸しようか」
海水浴客でもいれば紛れ込めるかなと思ったのだが、泳いでいる人は誰もいない。
上陸できそうな浜辺を見つけ、やはり誰もいなかったので、チャンスとばかりに上陸する。
水から上がり、砂浜を歩く。
長い時間水の中にいたせいで、陸に上がった体が重たい。
二本の足にかかる重さがあらためて疲労を思い出させる。
しかし初めての陸地だ。ちょっと感動を噛み締める。
日差しは強く、気温は結構高い。
日本の夏日か、真夏日くらいの気温だ。
天気も良くて絶好の海水浴日和だと思う。
「ねえ、この星は海で泳ぐ文化はないのかしら?」
(魚取りや魔獣討伐のことかの?)
「いや、仕事ではなく、遊びで泳ぐ人はいないのかなって」
(魔獣が出るかもしれぬ海で呑気に遊ぶ者はおらぬな)
文化の違いではなく、環境の違いだったよ。
「あれ、でもここに来るまでに魔獣っぽい生き物に遭遇しなかったね」
(妾もすこし気にはなったがの。会わぬに越したことは無いから良いのではないか?)
まあ、海の魔獣に遭遇して、無駄に体力を使う事になっていたよりかはいいね。
その時、遠くのほうから『コーン』という澄んだ鐘の音が聞こえてきた。何度か鳴ると、鐘の音は止んだ。
「ねえ、今の鐘の音、何か分かる?」
(今のは昼の鐘じゃ)
なるほど、お昼の時報か。そういえばお腹も空いてきた。
「とりあえずどうしよう。街に行ってもいいけど、この服だと目立つよね。出来ればこの国に馴染みのある服に着替えたいし、ご飯も食べたいけど、お金を持ってないし」
街に目を向けてしばし考えるが、何も良い手が思いつかない。
軒先から洗濯された服でも拝借する?いやいや泥棒は良くない。
手詰まり感に、頭を抱えてしゃがみ込む。
これならいっそ町ではなく、山が近い場所に上陸して、キャンプもどきでもしながら機会を伺った方が良かったかもしれない。
上陸場所、失敗したかな?と思っていると、不意に後ろから声をかけられた。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
ビクッとして軽く斜め前方に飛び上がり、体を半回転させ、着地と同時に飛び上がった勢いを利用して後ずさるという器用な動きをして、声をかけられた方向を見る。
クリクリお目々の、可愛いらしい女の子が私を見ていた。
年は七、八歳くらいだろうか。
亜麻色の袖の短いシャツに、同じく亜麻色の膝丈ほどのズボンで、首からは魔石と思われる緑色の石のついたネックレスを付けている。
「大丈夫?」
もう一度聞かれた。二回も聞かれた。
わたしの珍妙な動きを心配したのだろうか。
「うん、大丈夫!元気だよ!」
「お姉ちゃん、誰?」
ぐいぐい来る質問に、ちょっとたじろぎそうになる。
「えーっと、お姉ちゃんはねえ・・・」
回答に困り、汗がタラリと頬を伝う。
何と答えるのが無難だろうか・・・
「・・・お嬢ちゃんはどうしたのかな?さっきまでいなかったと思うけど」
わたしは質問に質問で返すという最低回答を繰り出した。
「えっとね、お姉ちゃんが海から上がってきたのがおうちから見えたの。それからしゃがんで動かなくなったから、心配になって見に来たの」
女の子は、浜辺に近い場所に建っている民家を指さす。
きっとこの子の家なのだろう。
そこからわたしが上陸する様を見たらしい。
とりあえず、なんとかそれっぽい回答を考えねば。
「えっとね、お姉ちゃんは・・・船から落ちて溺れちゃって、ここに流れ着いた、みたいな?お嬢ちゃんは、あそこの家の人ですか?」
「お姉ちゃん、大道芸の人?」
今度はわたしが質問で返された。
この世界に馴染みのない服装のせいだろう。
何かの衣装だと思っているのかもしれない。
「えーとね、たぶん、そう、かな。そうかもしれない。海で溺れちゃったせいで、思い出せないの」
「ふーん・・・お姉ちゃん、困ってる?」
「はい、困っています!すっごく困っています!」
反射的に答えると、女の子は少し考えるそぶりをしてから、私の方に向き直り、小さな手で私の手を握った。
そして私の手を引くと、家の方に向かって歩き出そうとする。
「困ってる人は助けてあげるんだよって、母様に言われてるの」
女の子のお母様!あなたの教育は素晴らしいです!
ご厚意に甘える事にして、わたしは女の子と一緒に家に向かった。
◇
女の子の家は石かレンガのようなもので建築されていて、白を基調とした壁は陽の光を軽く反射している。
「お邪魔しまーす・・・」
扉を開けてもらい、中に入らせていただく。
家の人は留守だろうか。女の子以外はいないようだ。
仕事に行っている時間なのかもしれない。
綺麗に磨かれた木の床。
入ってすぐのリビングのような場所には、木のテーブルや水差し、食器などの生活必需品が並べられている。
外から見た印象よりも天井は高い。
内装も綺麗で、部屋も幾つかあるようだ。
それなりの生活水準があるご家庭、という印象だ。
「お服、着替える?」
濡れたままの服で他所様の家の中に入るという不作法に今更ながら気がつき、あわてて頷く。
「お着替え、貸してくれるとうれしいです!でもお嬢ちゃんの服は着れそうもないから」
「母様の服、持ってくるね」
お母様の服を貸していただければ、と言おうとして先を越された。
女の子は小走りで、部屋の一つに飛び込んで行った。
ひとり、玄関先で待っていると、水の精霊が語りかけてきた。
(ユリよ)
「なに?」
(其方はあんな幼な子にも、随分と丁寧な物言いで話すのじゃな)
「知らない人に物を尋ねたり、お願いする時に敬語を使うのは当たり前でしょう?歳なんて関係ないわよ」
(なるほど、そういうものか)
「そういうものよ」
そうこうしているうちに、女の子が戻ってくる。
青い色の服を抱えているのが見える。
「うわあ、素敵な服・・・」
広げて見てみると、それはちょっとした民族衣装のような服だった。
鮮やかな青い生地に、控えめに刺繍が施されている。
チャイナドレス?いや、アオザイに近い?あんまり詳しくないけど。
長さは膝ほどまであり、腰付近から横にスリットが入っている。
これだけ着たらかなりセクシーだが、ズボンも合わせて履くスタイルのようだ。
ズボンは白い生地で、ベルトではなく腰紐を使って止めるようだ。
少しダボついたズボンだが、裾の先にも紐が付いており、足首付近で縛って調節するのだろう。
ちょっとしたコスプレの気分だ。
実際、コスプレをしたことはなかったが、興味はあった。
せいぜい京都で舞妓さんの格好をした事がある程度だ。
早く着てみたい!
心が躍りまくる。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・お姉ちゃん、着替えないの?」
服を持ったまま動かない私に、女の子が声をかける。わたしは恥を忍んで答えた。
「・・・すみません。出来れば下着も貸していただければと・・・」
お母様の肌着と下着も貸していただき『替えのパンツが無い問題』がひとまず解決したわたしは、なんとか無事にこの国の服に着替える事ができた。
あと少し、と思って気を緩めると、疲労が一気に押し寄せてくる。
まだ体が動くのは、今までの常識で測れない、あり得なさすぎるファンタジックな事や、命がけのドタバタのせいで、アドレナリンやらドーパミンやらが出まくっていたのだろう。
油断すると意識が持っていかれそうになる。ただでさえ睡眠不足だし。
でもあと一踏ん張りだ。頑張れわたし!
浅瀬に入り、足がギリギリ届くほどになったので、一度水面から顔を出してみる。
「陸だ・・・」
初めて見る陸地は、人の営みを感じる港町のようだった。
(ここは王都の城よりだいぶ西の辺りじゃの。王都管理区内の港町じゃ)
「王都管理区?」
(この星はいくつかの地域に分けて、それぞれを分割統治しているのじゃ。ここは王都直轄の地域という事じゃ)
「なるほどねー」
アドルの道具屋も王都にあると言っていたので、王都管理区内に属するのだろう。
ただ、この街では無さそうだ。
「とりあえず、人気の無いところから上陸しようか」
海水浴客でもいれば紛れ込めるかなと思ったのだが、泳いでいる人は誰もいない。
上陸できそうな浜辺を見つけ、やはり誰もいなかったので、チャンスとばかりに上陸する。
水から上がり、砂浜を歩く。
長い時間水の中にいたせいで、陸に上がった体が重たい。
二本の足にかかる重さがあらためて疲労を思い出させる。
しかし初めての陸地だ。ちょっと感動を噛み締める。
日差しは強く、気温は結構高い。
日本の夏日か、真夏日くらいの気温だ。
天気も良くて絶好の海水浴日和だと思う。
「ねえ、この星は海で泳ぐ文化はないのかしら?」
(魚取りや魔獣討伐のことかの?)
「いや、仕事ではなく、遊びで泳ぐ人はいないのかなって」
(魔獣が出るかもしれぬ海で呑気に遊ぶ者はおらぬな)
文化の違いではなく、環境の違いだったよ。
「あれ、でもここに来るまでに魔獣っぽい生き物に遭遇しなかったね」
(妾もすこし気にはなったがの。会わぬに越したことは無いから良いのではないか?)
まあ、海の魔獣に遭遇して、無駄に体力を使う事になっていたよりかはいいね。
その時、遠くのほうから『コーン』という澄んだ鐘の音が聞こえてきた。何度か鳴ると、鐘の音は止んだ。
「ねえ、今の鐘の音、何か分かる?」
(今のは昼の鐘じゃ)
なるほど、お昼の時報か。そういえばお腹も空いてきた。
「とりあえずどうしよう。街に行ってもいいけど、この服だと目立つよね。出来ればこの国に馴染みのある服に着替えたいし、ご飯も食べたいけど、お金を持ってないし」
街に目を向けてしばし考えるが、何も良い手が思いつかない。
軒先から洗濯された服でも拝借する?いやいや泥棒は良くない。
手詰まり感に、頭を抱えてしゃがみ込む。
これならいっそ町ではなく、山が近い場所に上陸して、キャンプもどきでもしながら機会を伺った方が良かったかもしれない。
上陸場所、失敗したかな?と思っていると、不意に後ろから声をかけられた。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
ビクッとして軽く斜め前方に飛び上がり、体を半回転させ、着地と同時に飛び上がった勢いを利用して後ずさるという器用な動きをして、声をかけられた方向を見る。
クリクリお目々の、可愛いらしい女の子が私を見ていた。
年は七、八歳くらいだろうか。
亜麻色の袖の短いシャツに、同じく亜麻色の膝丈ほどのズボンで、首からは魔石と思われる緑色の石のついたネックレスを付けている。
「大丈夫?」
もう一度聞かれた。二回も聞かれた。
わたしの珍妙な動きを心配したのだろうか。
「うん、大丈夫!元気だよ!」
「お姉ちゃん、誰?」
ぐいぐい来る質問に、ちょっとたじろぎそうになる。
「えーっと、お姉ちゃんはねえ・・・」
回答に困り、汗がタラリと頬を伝う。
何と答えるのが無難だろうか・・・
「・・・お嬢ちゃんはどうしたのかな?さっきまでいなかったと思うけど」
わたしは質問に質問で返すという最低回答を繰り出した。
「えっとね、お姉ちゃんが海から上がってきたのがおうちから見えたの。それからしゃがんで動かなくなったから、心配になって見に来たの」
女の子は、浜辺に近い場所に建っている民家を指さす。
きっとこの子の家なのだろう。
そこからわたしが上陸する様を見たらしい。
とりあえず、なんとかそれっぽい回答を考えねば。
「えっとね、お姉ちゃんは・・・船から落ちて溺れちゃって、ここに流れ着いた、みたいな?お嬢ちゃんは、あそこの家の人ですか?」
「お姉ちゃん、大道芸の人?」
今度はわたしが質問で返された。
この世界に馴染みのない服装のせいだろう。
何かの衣装だと思っているのかもしれない。
「えーとね、たぶん、そう、かな。そうかもしれない。海で溺れちゃったせいで、思い出せないの」
「ふーん・・・お姉ちゃん、困ってる?」
「はい、困っています!すっごく困っています!」
反射的に答えると、女の子は少し考えるそぶりをしてから、私の方に向き直り、小さな手で私の手を握った。
そして私の手を引くと、家の方に向かって歩き出そうとする。
「困ってる人は助けてあげるんだよって、母様に言われてるの」
女の子のお母様!あなたの教育は素晴らしいです!
ご厚意に甘える事にして、わたしは女の子と一緒に家に向かった。
◇
女の子の家は石かレンガのようなもので建築されていて、白を基調とした壁は陽の光を軽く反射している。
「お邪魔しまーす・・・」
扉を開けてもらい、中に入らせていただく。
家の人は留守だろうか。女の子以外はいないようだ。
仕事に行っている時間なのかもしれない。
綺麗に磨かれた木の床。
入ってすぐのリビングのような場所には、木のテーブルや水差し、食器などの生活必需品が並べられている。
外から見た印象よりも天井は高い。
内装も綺麗で、部屋も幾つかあるようだ。
それなりの生活水準があるご家庭、という印象だ。
「お服、着替える?」
濡れたままの服で他所様の家の中に入るという不作法に今更ながら気がつき、あわてて頷く。
「お着替え、貸してくれるとうれしいです!でもお嬢ちゃんの服は着れそうもないから」
「母様の服、持ってくるね」
お母様の服を貸していただければ、と言おうとして先を越された。
女の子は小走りで、部屋の一つに飛び込んで行った。
ひとり、玄関先で待っていると、水の精霊が語りかけてきた。
(ユリよ)
「なに?」
(其方はあんな幼な子にも、随分と丁寧な物言いで話すのじゃな)
「知らない人に物を尋ねたり、お願いする時に敬語を使うのは当たり前でしょう?歳なんて関係ないわよ」
(なるほど、そういうものか)
「そういうものよ」
そうこうしているうちに、女の子が戻ってくる。
青い色の服を抱えているのが見える。
「うわあ、素敵な服・・・」
広げて見てみると、それはちょっとした民族衣装のような服だった。
鮮やかな青い生地に、控えめに刺繍が施されている。
チャイナドレス?いや、アオザイに近い?あんまり詳しくないけど。
長さは膝ほどまであり、腰付近から横にスリットが入っている。
これだけ着たらかなりセクシーだが、ズボンも合わせて履くスタイルのようだ。
ズボンは白い生地で、ベルトではなく腰紐を使って止めるようだ。
少しダボついたズボンだが、裾の先にも紐が付いており、足首付近で縛って調節するのだろう。
ちょっとしたコスプレの気分だ。
実際、コスプレをしたことはなかったが、興味はあった。
せいぜい京都で舞妓さんの格好をした事がある程度だ。
早く着てみたい!
心が躍りまくる。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・お姉ちゃん、着替えないの?」
服を持ったまま動かない私に、女の子が声をかける。わたしは恥を忍んで答えた。
「・・・すみません。出来れば下着も貸していただければと・・・」
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