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偏食男子とヴァンパイア/吸血表現、甘々

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 あれからどのくらいの時間が経っただろうか――。
 誉也がパジャマがわりに着ていたスウェットは何度も出された白濁によりドロドロでもう使い物にならなくなっていた。
 これだけ吸われてもまだ死んでいないどころか、萎えることを知らない熱杭に誉也は場違いに感心する。

 ――――俺って、こんなに性欲強かったっけ?
 
 初めの勢いは失われ、今は首筋に出来た二つの穴をちゅうちゅうと可愛らしい音を立てて吸っている。戯れるように牙を軽く這わせ舌で周囲をぺろぺろと舐めるアリスを見ながら、未だギンギンに滾った熱杭を持て余しながら誉也はどうしたものかと小さく溜息を吐いた。

 知らぬ間に解放されていた右手を下半身に持っていき誉也が熱杭を取り出したその時、アリスが久しく顔を上げた。牙が抜けた瞬間、またあの快感が身体を突き抜けたと同時に、取り出した熱杭をアリスの下半身にグリグリと押しつぶされて、誉也は声を押さえる間もなくアリスに見られながら果ててしまった。

「たかや、」
「見んな、っ! ぁあっ、ン、やめ、ッ!」
「たかや、好き、好きだ」
「だめ、そこっ、ぁ、っああん、やだ、ぁッ、!」

 アリスはだいぶ良くなった顔色を一瞬のうちに驚きに染めた。だがすぐに誉也の恍惚とした表情と下半身の違和感に気付いたかと思うと、無防備に外気に晒されているその熱棒を掴みしゅこしゅこと扱き始めた。
 誉也は腕で顔を隠すと、快感に背を仰け反らせて甘い嬌声を上げる。
 すると、突き出すように差し出された胸が露わになるまでアリスはシャツをたくし上げると、喘ぐ誉也が息つく暇もなくその頂点にある桃色の蕾に齧り付いた。

「っ、ぁ、ちくび、だめッ、だから、ぁ! きもちよく、ぁぁ、っなっちゃう、ッ、ぁあん!」

 じゅるるっと吸い付くアリスの牙が時々掠れては誉也の腰がずんと重くなる。右の乳首を吸われ、熱杭を扱かれて、左の乳首も悪戯にコリコリと捏ねて押し潰され、誉也は今まで感じたことのない快楽で身悶え震えた。
 
 ――――こんなの、ダメだ。気持ち良すぎて、おかしくなる、っ!

 再び白濁を吐き出し息も絶え絶えになり余韻で身体を震わせ蕩け顔を晒す誉也の唇に、アリスの唇がそっと重なる。
 誉也の頬に優しく手が添えられ少し上向きになると、唇が深く合わされ軽く開いた隙間から熱い舌がぬるりと侵入した。ゆったりと味わうように口内をアリスの舌が動き回る。ふとその舌が上顎を掠めた時、誉也の身体に力が入ったのを抱いていたアリスは感じた。そして反応した敏感なソコを重点的に攻めながら、時折誉也の舌を絡め上げ、吸い付き、アリスはキスを存分に楽しんだ。

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