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タワーダンジョンに冒険者殺到
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「クリムゾンブレイク!!」
[クリムゾンブレイク]
[Lv.10]
[スキル]
[効果]
火属性魔法ダメージ3000%。スキルレベルがアップすると【+500%】上昇する。弱点属性の場合、三倍のダメージを与える。
火属性魔法の最上位に位置する魔法スキル。通常は長い詠唱があるが、もちろん僕は無詠唱。しかも、絶大な威力を誇る。
本来の力なら広範囲に炎を撒き散らすが、今回はスキルレベルを押さえて発動した。紅色の槍のような塊が敵へ命中。
「うぎゃあああああああああああ!!」
その隙に俺はモフモフちゃんを華麗に救出。余裕だったな!
「カ、カムイ様……怖かったです!」
「なんだ、モフモフちゃん。会話すると金を取るんじゃなかったのか?」
「助けていただいたのでカムイ様は対象外です」
「そりゃ良かった」
しかし、ゴロツキがまだ二人残っている。俺はそのままクリムゾンブレイクを放つ。
「な、なんだこの炎おおおお! うあああああああ!」
「ちょ、こっちにも!! あぎゃあああああああ!!」
ついに全滅した。
女の子を人質にするとは、最低な野郎達だったな。まあ、あんなヤツ等ならどのみちタワーダンジョンには入れないけどな。
排除を完了すると、ガーネットスターの連中がやって来た。
「凄いです、カムイ様!!」「やるなぁ、アンちゃん!」「素晴らしい能力をお持ちで……本当に案内人?」「お兄ちゃんすごぉーい!」『サスガ、オレガ、ミトメタダケアル』
レイア、ケイ、ドウェイン、モフモフちゃん、フェンリルが喜んでくれた。なんかこう褒められると悪い気はしないな。
それに、濃い連中でヤバイ人かと思ったけど、あのゴロツキ集団に比べたらマトモなのかもしれない。
「お怪我はありませんか、カムイ様」
コーラルが僕の体をくまなく擦る。くすぐったいっ。
「だ、大丈夫だよ。僕の完全勝利だったし」
「よ、良かったです。心配しましたから」
「コーラルってば、僕を心配してくれたのかい」
「……そ、それは当たり前ですっ!」
おぉ、顔が真っ赤だなあ。
照れている表情も可愛い。
――って、それはいいか。それよりタワーダンジョンだ。
「それじゃ、向かうか。レイア、それでいいかい?」
「はい、よろしくお願いします」
さっそくテレポートを開始した。
転移は一瞬で終わり――タワーダンジョン前。
「ようこそ、タワーダンジョン前に……って、ん?」
周囲を見渡すと、たくさんの冒険者が待機していた。……まてまて、いつの間に! 百人はいるぞ。
「ど、どうしてこんなに人が」
「分からない。コーラル、僕から離れるなよ」
「はい……」
恐らく、塔がニ十階にもなって目立つし、噂を聞きつけた冒険者が殺到しているんだろうな。でも、権限がないと入れないし、どう入るか模索しているってところかな。
状況を把握していると、レイアが困った顔を向けた。
「カムイ様、どうしましょう?」
「うーん、これだけ多いと扉を開けたら僕ら意外もダンジョンに入れちゃうからねえ」
いっそ、この冒険者も受け入れるか? でも、ニ十階程度ならすぐクリアされそうだ。出来れば、百階は作ってからと思っていたんだけど。……うん、そうだな、まだ開通するには早い。
「レイア、今回は僕達だけでいこう」
「でも、扉を開けると他の方も入ってきちゃうのでは?」
「大丈夫。僕はこのタワーダンジョンの管理人だからね」
「え、ええッ!?」
あれ、レイアには言ってなかったけ。てか知っているかと思ったけど。詳細までは聞かされていなかったのかもしれない。
「なんとかなるさ、行こう!」
[クリムゾンブレイク]
[Lv.10]
[スキル]
[効果]
火属性魔法ダメージ3000%。スキルレベルがアップすると【+500%】上昇する。弱点属性の場合、三倍のダメージを与える。
火属性魔法の最上位に位置する魔法スキル。通常は長い詠唱があるが、もちろん僕は無詠唱。しかも、絶大な威力を誇る。
本来の力なら広範囲に炎を撒き散らすが、今回はスキルレベルを押さえて発動した。紅色の槍のような塊が敵へ命中。
「うぎゃあああああああああああ!!」
その隙に俺はモフモフちゃんを華麗に救出。余裕だったな!
「カ、カムイ様……怖かったです!」
「なんだ、モフモフちゃん。会話すると金を取るんじゃなかったのか?」
「助けていただいたのでカムイ様は対象外です」
「そりゃ良かった」
しかし、ゴロツキがまだ二人残っている。俺はそのままクリムゾンブレイクを放つ。
「な、なんだこの炎おおおお! うあああああああ!」
「ちょ、こっちにも!! あぎゃあああああああ!!」
ついに全滅した。
女の子を人質にするとは、最低な野郎達だったな。まあ、あんなヤツ等ならどのみちタワーダンジョンには入れないけどな。
排除を完了すると、ガーネットスターの連中がやって来た。
「凄いです、カムイ様!!」「やるなぁ、アンちゃん!」「素晴らしい能力をお持ちで……本当に案内人?」「お兄ちゃんすごぉーい!」『サスガ、オレガ、ミトメタダケアル』
レイア、ケイ、ドウェイン、モフモフちゃん、フェンリルが喜んでくれた。なんかこう褒められると悪い気はしないな。
それに、濃い連中でヤバイ人かと思ったけど、あのゴロツキ集団に比べたらマトモなのかもしれない。
「お怪我はありませんか、カムイ様」
コーラルが僕の体をくまなく擦る。くすぐったいっ。
「だ、大丈夫だよ。僕の完全勝利だったし」
「よ、良かったです。心配しましたから」
「コーラルってば、僕を心配してくれたのかい」
「……そ、それは当たり前ですっ!」
おぉ、顔が真っ赤だなあ。
照れている表情も可愛い。
――って、それはいいか。それよりタワーダンジョンだ。
「それじゃ、向かうか。レイア、それでいいかい?」
「はい、よろしくお願いします」
さっそくテレポートを開始した。
転移は一瞬で終わり――タワーダンジョン前。
「ようこそ、タワーダンジョン前に……って、ん?」
周囲を見渡すと、たくさんの冒険者が待機していた。……まてまて、いつの間に! 百人はいるぞ。
「ど、どうしてこんなに人が」
「分からない。コーラル、僕から離れるなよ」
「はい……」
恐らく、塔がニ十階にもなって目立つし、噂を聞きつけた冒険者が殺到しているんだろうな。でも、権限がないと入れないし、どう入るか模索しているってところかな。
状況を把握していると、レイアが困った顔を向けた。
「カムイ様、どうしましょう?」
「うーん、これだけ多いと扉を開けたら僕ら意外もダンジョンに入れちゃうからねえ」
いっそ、この冒険者も受け入れるか? でも、ニ十階程度ならすぐクリアされそうだ。出来れば、百階は作ってからと思っていたんだけど。……うん、そうだな、まだ開通するには早い。
「レイア、今回は僕達だけでいこう」
「でも、扉を開けると他の方も入ってきちゃうのでは?」
「大丈夫。僕はこのタワーダンジョンの管理人だからね」
「え、ええッ!?」
あれ、レイアには言ってなかったけ。てか知っているかと思ったけど。詳細までは聞かされていなかったのかもしれない。
「なんとかなるさ、行こう!」
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