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【284】 臨時の最強パーティを作り上げろ!!
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ほぼ廃墟と化したイルミネイト最上階。
俺とルナの寝ていた一室は消し飛び、瓦礫しか残っていない。他の温泉や娯楽施設も消し飛んだ。けれど、それよりもショックな事がある。
突然現れたヤークト公爵に奪われた……俺の大切な仲間を。
「ルナ、ミーティア、ソレイユ……必ず救い出してやるからな……待っていてくれ」
ヤツは俺が欲しいとか言っていた。
だから、少なくともルナ達にこれ以上の危害が加えられる心配はないはずだ。そう祈りたい。
立ち尽くしていると、派手な星柄ドレスが視界に入る。栗色の長い髪を靡かせ、俺の目の前に立つモニカ。
「きっとウチらのせいだよね、ごめんなさい……おにーさん」
「いや、君達のせいではない。悪いのは全部ヤークト公爵だ。俺は一人でも行く……ジェネラルさん、悪いけどイルミネイトを頼む」
ジェネラル氏は静かに頷く。
「分かりました。低レベルな私どもでよければお店の留守番を任されましょう。ですが、あなたを一人にはしない。大恩人でありますし、こちらも是非手助けがしたい。ひとり選んで連れて行って下され」
「ジェネラルさん……分かりました。そうですね……」
ジェネラル氏の魔術師の力は魅力だ。高レベルにすれば申し分ない戦力だろう。だが、纏め役がいないと大変そうだし――除外か。
プライムは? 彼の力は未知数だが、その腰に携える『ノコギリ』の武器はパワーがありそうだ。イルミネイトの仕事もそつなく熟すし、嫌がる素振りも見せなかった。ありっちゃありだな。
ビリヤードのキュー・スティックを武器にするナイツさんは、女性だが頼り甲斐がありそうなお姉さん。まだ親しくなるほど話してもいないけど、案外面白いかもな。
最後にお人形のように可愛いモニカちゃん。少女だが、不思議な力を感じる。この子は、普段は優しいけど怒らせるとヤバいタイプと見た。可能性を感じる。
さてどうしたものか。
悩ましいぞこれは。
「う~ん……」
「難しい顔をなされ、だいぶ悩まれておりますな、カイト殿。ならば、いっそ全員でも構いませんが」
「全員か……留守番がいなくなるが、まあいいか! よし、思い切って全員にする。みんな、ついて来てくれ!!」
「「「「おおう!!!!」」」」
「――って、ちょっと待った!!」
「どうした、カイトさん」
腕を組み首を傾げるプライムに睨まれる。微妙に目つき悪いから怖いんだけど、それはいいとして。
「いや、大事な事を忘れていた」
「大事な事? なんだ」
「ヤークト公爵の居場所が分からん」
「オイオイ、なんだ、分かんねぇのか。仕方ねぇなぁ……おい、ナイツ」
プライムはナイツさんに何かを要求する。軽い溜息を吐くナイツさんは「分かったわ」とあの例のスティックを取り出した。
「キュー・スティック?」
「ええ、そうです。私のこのキュー・スティックは実は神器クラスの武器なんですよ」
「はい!?」
「これは元来『聖槍』の扱いであり、名を『パルジファル』というのです」
「す、すごい武器をお持ちで」
「ええ、ですがレベルが低すぎて扱いきれない難点が……悔しいです。レベルさえあれば、神器の能力で“人を探す力”が発揮できるのです」
そう悔しそうに唇を噛むナイツさん。マジかよ。それが本当なら公爵の家を特定できるな。――にしても、そうだったな……この人達かなりレベルが低いんだった。改めて全員のレベルをチェックしよう。
ジェネラル Lv.3
プライム Lv.2
ナイツ Lv.1
モニカ Lv.1
こりゃミンチよりヒデェや……スライムでもいいから狩れよと突っ込みたいところだが、故郷の国が乗っ取られてそれどころじゃないらしいし、まあ、もうこうなったら俺がレベルアップしてやった方が早いまである。
よし、こうなったら臨時のパーティを結成し、彼らを『最強』にしてやる。ルナ達を取り戻す為に。
俺とルナの寝ていた一室は消し飛び、瓦礫しか残っていない。他の温泉や娯楽施設も消し飛んだ。けれど、それよりもショックな事がある。
突然現れたヤークト公爵に奪われた……俺の大切な仲間を。
「ルナ、ミーティア、ソレイユ……必ず救い出してやるからな……待っていてくれ」
ヤツは俺が欲しいとか言っていた。
だから、少なくともルナ達にこれ以上の危害が加えられる心配はないはずだ。そう祈りたい。
立ち尽くしていると、派手な星柄ドレスが視界に入る。栗色の長い髪を靡かせ、俺の目の前に立つモニカ。
「きっとウチらのせいだよね、ごめんなさい……おにーさん」
「いや、君達のせいではない。悪いのは全部ヤークト公爵だ。俺は一人でも行く……ジェネラルさん、悪いけどイルミネイトを頼む」
ジェネラル氏は静かに頷く。
「分かりました。低レベルな私どもでよければお店の留守番を任されましょう。ですが、あなたを一人にはしない。大恩人でありますし、こちらも是非手助けがしたい。ひとり選んで連れて行って下され」
「ジェネラルさん……分かりました。そうですね……」
ジェネラル氏の魔術師の力は魅力だ。高レベルにすれば申し分ない戦力だろう。だが、纏め役がいないと大変そうだし――除外か。
プライムは? 彼の力は未知数だが、その腰に携える『ノコギリ』の武器はパワーがありそうだ。イルミネイトの仕事もそつなく熟すし、嫌がる素振りも見せなかった。ありっちゃありだな。
ビリヤードのキュー・スティックを武器にするナイツさんは、女性だが頼り甲斐がありそうなお姉さん。まだ親しくなるほど話してもいないけど、案外面白いかもな。
最後にお人形のように可愛いモニカちゃん。少女だが、不思議な力を感じる。この子は、普段は優しいけど怒らせるとヤバいタイプと見た。可能性を感じる。
さてどうしたものか。
悩ましいぞこれは。
「う~ん……」
「難しい顔をなされ、だいぶ悩まれておりますな、カイト殿。ならば、いっそ全員でも構いませんが」
「全員か……留守番がいなくなるが、まあいいか! よし、思い切って全員にする。みんな、ついて来てくれ!!」
「「「「おおう!!!!」」」」
「――って、ちょっと待った!!」
「どうした、カイトさん」
腕を組み首を傾げるプライムに睨まれる。微妙に目つき悪いから怖いんだけど、それはいいとして。
「いや、大事な事を忘れていた」
「大事な事? なんだ」
「ヤークト公爵の居場所が分からん」
「オイオイ、なんだ、分かんねぇのか。仕方ねぇなぁ……おい、ナイツ」
プライムはナイツさんに何かを要求する。軽い溜息を吐くナイツさんは「分かったわ」とあの例のスティックを取り出した。
「キュー・スティック?」
「ええ、そうです。私のこのキュー・スティックは実は神器クラスの武器なんですよ」
「はい!?」
「これは元来『聖槍』の扱いであり、名を『パルジファル』というのです」
「す、すごい武器をお持ちで」
「ええ、ですがレベルが低すぎて扱いきれない難点が……悔しいです。レベルさえあれば、神器の能力で“人を探す力”が発揮できるのです」
そう悔しそうに唇を噛むナイツさん。マジかよ。それが本当なら公爵の家を特定できるな。――にしても、そうだったな……この人達かなりレベルが低いんだった。改めて全員のレベルをチェックしよう。
ジェネラル Lv.3
プライム Lv.2
ナイツ Lv.1
モニカ Lv.1
こりゃミンチよりヒデェや……スライムでもいいから狩れよと突っ込みたいところだが、故郷の国が乗っ取られてそれどころじゃないらしいし、まあ、もうこうなったら俺がレベルアップしてやった方が早いまである。
よし、こうなったら臨時のパーティを結成し、彼らを『最強』にしてやる。ルナ達を取り戻す為に。
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