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【277】 占いスキルと癒し
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ジェネラル氏、プライム、ナイツさん、モニカちゃんに二階にある客室を貸した。その後、俺は直ぐにルナとソレイユ、そして帰ってきたミーティアに情報を共有。
「そのパラレログラムのパラレログラムの方達が困っているのですね」
「ルナ、ややこしいからパラレログラムだけでいいよ!」
「……そ、そうですね」
ツッコんで訂正させた所で、ソレイユが黒いタイツを穿いていた。
「何やってるんだ、ソレイユ」
「最近、寒いし。ほら、冬になりかけているじゃん~」
「そういえば、そうだな。そろそろ冬将軍の到来かね」
「帝国は標高も高いし、多分、そろそろ雪が降るんじゃないかしら」
なるほど、それでタイツか。
エロ……じゃなくて、なんだか新鮮でいいな。普段、超絶ミニスカの聖騎士モードだからな。さすがに寒いってわけか。
「ふぅん、パラレログラムね」
「なんだ、ミーティア。知ってるのか?」
「うん。ほら、私って『占いスキル』あるでしょ。今日もね、たくさんの人達を占っていたの。で、さっき、ジェネラルさんを占ったの」
「えっと……つまりなんだ、このイルミネイトに来る前にミーティアの占いに寄っていたって事か?」
「そそ。あの魔術師の人だったよ」
ジェネラル氏、んな所で金使ってんじゃねぇ~~~! 多分、ミーティアの占いで金が尽きたか、もしかすると帝国観光とかして案外楽しんでいたのかもな。
「もう分かった……」
「まあまあ、海人様」
「肩を揉んでくれてありがとう、ルナ。君だけが癒しだよ」
軽い眩暈を覚えていると、ソレイユが頬を膨らませて、突然俺の腕を揉み始めた。
「ちょっと、カイト。ルナだけが癒しって!」
「わ、悪い。別にそういう意味じゃなかったんだがな~。ソレイユだって癒しだよ」
「それならいい」
その状況を追うようにミーティアも俺の足を揉む。
「お兄ちゃん。私だって癒せるよ!」
「知ってる。ごめんな、妹よ」
三人から癒され、俺は疲れを吹っ飛ばした。さっきまでのストレスは、宇宙の彼方へと消え去ったな。
――それから二時間後。すっかり夜になって腹も減った頃。書斎で仕事をしていると、ルナがやって来た。可愛いメイド姿で。
「お待たせしました、海人様。お食事になりますので、食堂へお集まり下さい」
「そんな時間か。ルナ、その前にこっちおいで」
「?」
今は二人だけの空間。
手招きして、ルナを呼び寄せ――そっと抱いた。
「ルナ、いつもありがとうな」
「……はい。海人様の為なら、わたしの人生を捧げられます」
「うん、俺も君の為なら、なんだって出来る。だから……またこれからシャロウとぶつかるかもしれない。でも元メンバーらしいから安心して欲しい」
「無茶だけはしないで下さいね。わたしは、いつだって海人様を心配しているんですから」
少し悲しそうにルナは、俺の胸に頭を預けてきた。俺はルナのクリーム色のふわふわした髪を優しく撫でる。
元シャロウのメンバー『ガラテイア』……いったい、どんな人物なんだろうな。パラレログラムへ行けば分かるだろうけど、俺が出るべきかどうか。
ジェネラル氏達のレベルを無償とは言わないが、ある程度は引き上げれば……きっと勝てるはず。でも、なぜだろう。漠然とだが違和感があった。この未知の不安と焦燥感はいったい……なんだ?
「そのパラレログラムのパラレログラムの方達が困っているのですね」
「ルナ、ややこしいからパラレログラムだけでいいよ!」
「……そ、そうですね」
ツッコんで訂正させた所で、ソレイユが黒いタイツを穿いていた。
「何やってるんだ、ソレイユ」
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ジェネラル氏、んな所で金使ってんじゃねぇ~~~! 多分、ミーティアの占いで金が尽きたか、もしかすると帝国観光とかして案外楽しんでいたのかもな。
「もう分かった……」
「まあまあ、海人様」
「肩を揉んでくれてありがとう、ルナ。君だけが癒しだよ」
軽い眩暈を覚えていると、ソレイユが頬を膨らませて、突然俺の腕を揉み始めた。
「ちょっと、カイト。ルナだけが癒しって!」
「わ、悪い。別にそういう意味じゃなかったんだがな~。ソレイユだって癒しだよ」
「それならいい」
その状況を追うようにミーティアも俺の足を揉む。
「お兄ちゃん。私だって癒せるよ!」
「知ってる。ごめんな、妹よ」
三人から癒され、俺は疲れを吹っ飛ばした。さっきまでのストレスは、宇宙の彼方へと消え去ったな。
――それから二時間後。すっかり夜になって腹も減った頃。書斎で仕事をしていると、ルナがやって来た。可愛いメイド姿で。
「お待たせしました、海人様。お食事になりますので、食堂へお集まり下さい」
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「?」
今は二人だけの空間。
手招きして、ルナを呼び寄せ――そっと抱いた。
「ルナ、いつもありがとうな」
「……はい。海人様の為なら、わたしの人生を捧げられます」
「うん、俺も君の為なら、なんだって出来る。だから……またこれからシャロウとぶつかるかもしれない。でも元メンバーらしいから安心して欲しい」
「無茶だけはしないで下さいね。わたしは、いつだって海人様を心配しているんですから」
少し悲しそうにルナは、俺の胸に頭を預けてきた。俺はルナのクリーム色のふわふわした髪を優しく撫でる。
元シャロウのメンバー『ガラテイア』……いったい、どんな人物なんだろうな。パラレログラムへ行けば分かるだろうけど、俺が出るべきかどうか。
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