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【186】 家へ帰ろう
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一気にスキルレベルをアップさせた。
Lv.9999となったルナのスキル『グロリアスオッフェルトリウム』の火力は倍増し、果てしない力となってアトモスフィアの力を凌駕した。
「これで、終わりだぁぁあッ!!!」
「――――これが愛の力だと、いうのか……」
驚愕するアトモスフィアは、赤黒い波動に包まれていく。やがて光を拡散させた。――もう何も見えない。そこに何があって、今何があるのか分からない。
「……どうなった?」
何分が経過して、視界が戻っていくと……そこには、かなりの傷を負ったアトモスフィアの姿があった。衣服がボロボロだ。
しかし、あれほどの出力をまともに受けても、まだ立ち尽くしているとは。向こうもそれ程までに本気だったという事か。
「…………っ、これは想定外だった。ほんの余興のつもりだったのだがな……。ここまで手傷を負う羽目になろうとは……認めよう。お前たちを侮りすぎた」
「アトモスフィア、お前を捕らえて全てを終わらせる」
「……そうはいかない……」
クレーターに降り、ベルガマスクに近寄ると『グリーントルマリン』の指輪を示した。……あれは転移可能な希少宝石。まず入手不可能な神器アイテム。そんなモノを所持していたとはな。
よくよく見れば、アイツの全身が緑塗れ。
あらゆる装備で固めてやがる。
「カイト様、わたしが」
物凄い勢いで飛び跳ねて、クレーターへ向かうルナを止める暇もなかった。なんてスピードだ。レベルがカンストしているだけあるな。
「逃げるな、卑怯者……!」
ルナがクレーターに降り立ち、二人を捕まえようとしたが――逃げられた。……惜しかった。あと少しで指輪を奪取出来そうだったのだが。
「申し訳ございません」
こちらに戻って来るなり、ルナは謝った。
「いや、それは違う。ルナが謝る必要なんてない。よくやってくれた……いつも済まないな。戻って来てくれて、ありがとう」
「そう言って戴けて嬉しいです」
お互いに微笑み合っていれば、エクリプス家の方から全員が向かって来た。さすがに、これだけド派手にやれば、気づくわな。
「ちょ、ちょっと……これなんの騒ぎ!?」
「よう、ソレイユ。花園をぶっ壊しちまった……弁償する」
「……それはいいけど、何があったの。あれ、ルナもいつの間に帰って来ていたのよ」
「先ほどです。これについての詳しい事情は後程。あら、ミーティアちゃん」
「ルナさん! おかえりなさい」
ミーティアも、ルナを心配してくれていたんだな。目尻に涙を溜め、自ら走ってルナに飛びついていた。
「ただいまです。心配させて申し訳ありませんでした」
「うん、淋しかった……ルナさん、もう何処にも行かないで」
「ええ、わたしはもう何処にも行きませんよ」
小さなダークエルフの頭を優しく撫でるルナの光景を見て、俺はやっと安堵した。なんとか生き延びたな。
「カイト、あとで詳しく」
ソレイユから肩を叩かれ、俺は頷いた。
「ああ、全部話す……」
◆
「――――なるほどね」
食堂に集まり、ソレイユ、ミーティア、皆にも全て話した。中でも元シャロウに所属していたやトラモントが渋い顔で反応を示す。
「アトモスフィアが帝国に居たとはな……相変わらず気配を感じさせない、無のような女だ。カイト、ヤツは逃げたのだな」
「ああ、転移しちまったよ。あの指輪は厄介だな」
「グリーントルマリンか。あれは、無限に転移できるアイテムと聞き及んでいる。まずはそれを破壊しないとヤツを止められんだろうな。それに、侵入もされる。今回で帝国はかなり痛い目を見た。となると……」
「転移禁止処置が取られるでしょうね」
ソレイユの言う通り、国全体の転移が不可能になるだろうな。という事は、テレポートもワープも出来ない。スキルもアイテムも使えない。関連する商売も禁止になるだろう。
「話は以上だ」
解散となり、俺はルナの元へ。
「ルナ……」
「分かっております。アトモスフィアの容姿の事ですね。ミーティアちゃんには内緒に……いえ、それは違いますね。近いうちにお話ししたいと思います」
そう、アトモスフィアの顔は、ミーティアそっくりだった。つまり……確信はないけど、姉妹とか……考えたくはないが、クローンとか可能性はあるかもしれない。
俺の知る限り、クローン技術があるとは思えないが。
「? カイト……私の顔に何かついてる?」
「……いや、可愛い顔だよ、ミーティア。どれ、抱っこしてやるよ」
「うん、嬉しい!」
ミーティアを自然に抱っこして、顔をよく見た。……やっぱりな。――にしても、俺がアトモスフィアの顔を忘れていたって事は、きっと記憶操作系のスキルを掛けられていたんだろうな。ずっと認識阻害された線もあるが。
もし次の機会があるのなら、問いただしてみるか。
◆
エクリプス家で一泊した。
あのアトモスフィアとの一件以来、オルビス騎士団が現場検証だとかで殺到していた。居心地が悪くなってしまったし、そろそろ『イルミネイト』へ帰ろうと考えた。
「カイト様……そこはちょっと……んっ。気持ちいです」
ルナの肩を揉んでいた。
この前の戦闘で随分と凝ったらしい。
たまには俺が癒してやらないとな。
そうそう、レベルは『1』に戻した。
「呪いは平気か?」
「ええ、寿命も縮まらないようです。一時的あれば問題ないようですね」
「そっか。でも俺としては、もう無茶して欲しくないから、9999にはなるべくしたくないな」
「分かりました。そこまで仰るのでしたら無理はしません」
そう断言してくれて、俺はホッとした。
「さて、そろそろ行くか」
「ええ、我が家へ」
外では、ミーティアとソレイユが待機しているはず。無理を言って、俺とルナの二人の時間を作って貰っていたのだが、あんまり待たせるのもな。
廊下を歩いていく。
前に壊れた壁は修復されていて元通りだった。執事のダンさんやメイド達と挨拶を交わし、玄関へ向かった。ちなみに、トラモントは護衛を外され、ゾンタークの家に戻ったようだ。
ルナの手を引いてエクリプス家の外へ。
歩いていれば、祝福するような鐘の音。
目映い白い光が俺達を迎えた――。
「お待たせ、ミーティア、ソレイユ」
「待ってたよ~」
「さあ、行きましょう」
ようやく俺たちは帰路へ就けた。
――『家』へ帰ろう。
Lv.9999となったルナのスキル『グロリアスオッフェルトリウム』の火力は倍増し、果てしない力となってアトモスフィアの力を凌駕した。
「これで、終わりだぁぁあッ!!!」
「――――これが愛の力だと、いうのか……」
驚愕するアトモスフィアは、赤黒い波動に包まれていく。やがて光を拡散させた。――もう何も見えない。そこに何があって、今何があるのか分からない。
「……どうなった?」
何分が経過して、視界が戻っていくと……そこには、かなりの傷を負ったアトモスフィアの姿があった。衣服がボロボロだ。
しかし、あれほどの出力をまともに受けても、まだ立ち尽くしているとは。向こうもそれ程までに本気だったという事か。
「…………っ、これは想定外だった。ほんの余興のつもりだったのだがな……。ここまで手傷を負う羽目になろうとは……認めよう。お前たちを侮りすぎた」
「アトモスフィア、お前を捕らえて全てを終わらせる」
「……そうはいかない……」
クレーターに降り、ベルガマスクに近寄ると『グリーントルマリン』の指輪を示した。……あれは転移可能な希少宝石。まず入手不可能な神器アイテム。そんなモノを所持していたとはな。
よくよく見れば、アイツの全身が緑塗れ。
あらゆる装備で固めてやがる。
「カイト様、わたしが」
物凄い勢いで飛び跳ねて、クレーターへ向かうルナを止める暇もなかった。なんてスピードだ。レベルがカンストしているだけあるな。
「逃げるな、卑怯者……!」
ルナがクレーターに降り立ち、二人を捕まえようとしたが――逃げられた。……惜しかった。あと少しで指輪を奪取出来そうだったのだが。
「申し訳ございません」
こちらに戻って来るなり、ルナは謝った。
「いや、それは違う。ルナが謝る必要なんてない。よくやってくれた……いつも済まないな。戻って来てくれて、ありがとう」
「そう言って戴けて嬉しいです」
お互いに微笑み合っていれば、エクリプス家の方から全員が向かって来た。さすがに、これだけド派手にやれば、気づくわな。
「ちょ、ちょっと……これなんの騒ぎ!?」
「よう、ソレイユ。花園をぶっ壊しちまった……弁償する」
「……それはいいけど、何があったの。あれ、ルナもいつの間に帰って来ていたのよ」
「先ほどです。これについての詳しい事情は後程。あら、ミーティアちゃん」
「ルナさん! おかえりなさい」
ミーティアも、ルナを心配してくれていたんだな。目尻に涙を溜め、自ら走ってルナに飛びついていた。
「ただいまです。心配させて申し訳ありませんでした」
「うん、淋しかった……ルナさん、もう何処にも行かないで」
「ええ、わたしはもう何処にも行きませんよ」
小さなダークエルフの頭を優しく撫でるルナの光景を見て、俺はやっと安堵した。なんとか生き延びたな。
「カイト、あとで詳しく」
ソレイユから肩を叩かれ、俺は頷いた。
「ああ、全部話す……」
◆
「――――なるほどね」
食堂に集まり、ソレイユ、ミーティア、皆にも全て話した。中でも元シャロウに所属していたやトラモントが渋い顔で反応を示す。
「アトモスフィアが帝国に居たとはな……相変わらず気配を感じさせない、無のような女だ。カイト、ヤツは逃げたのだな」
「ああ、転移しちまったよ。あの指輪は厄介だな」
「グリーントルマリンか。あれは、無限に転移できるアイテムと聞き及んでいる。まずはそれを破壊しないとヤツを止められんだろうな。それに、侵入もされる。今回で帝国はかなり痛い目を見た。となると……」
「転移禁止処置が取られるでしょうね」
ソレイユの言う通り、国全体の転移が不可能になるだろうな。という事は、テレポートもワープも出来ない。スキルもアイテムも使えない。関連する商売も禁止になるだろう。
「話は以上だ」
解散となり、俺はルナの元へ。
「ルナ……」
「分かっております。アトモスフィアの容姿の事ですね。ミーティアちゃんには内緒に……いえ、それは違いますね。近いうちにお話ししたいと思います」
そう、アトモスフィアの顔は、ミーティアそっくりだった。つまり……確信はないけど、姉妹とか……考えたくはないが、クローンとか可能性はあるかもしれない。
俺の知る限り、クローン技術があるとは思えないが。
「? カイト……私の顔に何かついてる?」
「……いや、可愛い顔だよ、ミーティア。どれ、抱っこしてやるよ」
「うん、嬉しい!」
ミーティアを自然に抱っこして、顔をよく見た。……やっぱりな。――にしても、俺がアトモスフィアの顔を忘れていたって事は、きっと記憶操作系のスキルを掛けられていたんだろうな。ずっと認識阻害された線もあるが。
もし次の機会があるのなら、問いただしてみるか。
◆
エクリプス家で一泊した。
あのアトモスフィアとの一件以来、オルビス騎士団が現場検証だとかで殺到していた。居心地が悪くなってしまったし、そろそろ『イルミネイト』へ帰ろうと考えた。
「カイト様……そこはちょっと……んっ。気持ちいです」
ルナの肩を揉んでいた。
この前の戦闘で随分と凝ったらしい。
たまには俺が癒してやらないとな。
そうそう、レベルは『1』に戻した。
「呪いは平気か?」
「ええ、寿命も縮まらないようです。一時的あれば問題ないようですね」
「そっか。でも俺としては、もう無茶して欲しくないから、9999にはなるべくしたくないな」
「分かりました。そこまで仰るのでしたら無理はしません」
そう断言してくれて、俺はホッとした。
「さて、そろそろ行くか」
「ええ、我が家へ」
外では、ミーティアとソレイユが待機しているはず。無理を言って、俺とルナの二人の時間を作って貰っていたのだが、あんまり待たせるのもな。
廊下を歩いていく。
前に壊れた壁は修復されていて元通りだった。執事のダンさんやメイド達と挨拶を交わし、玄関へ向かった。ちなみに、トラモントは護衛を外され、ゾンタークの家に戻ったようだ。
ルナの手を引いてエクリプス家の外へ。
歩いていれば、祝福するような鐘の音。
目映い白い光が俺達を迎えた――。
「お待たせ、ミーティア、ソレイユ」
「待ってたよ~」
「さあ、行きましょう」
ようやく俺たちは帰路へ就けた。
――『家』へ帰ろう。
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