24 / 38
ウッドゴーレム出現!! SSS級インビジブルマントの反撃
しおりを挟む
違和感の正体は不明だ。
今考えるのは止そう。それよりも今はダンジョン攻略だけに集中すべきだ。
とにかく、ローザを風呂に入れてやらないと動いてくれそうにない。
「じゃあ、俺とミランダで壁になってやるから」
「ありがとうございます! まさか、こんな素敵なお風呂に入れるとは感激ですよ。さすがアビスさんです!」
「いや、なんとなく思いついたんだ。それじゃ、俺前を向いているから」
「こっち見ないで下さいね」
俺の背後で服を脱ぎだすローザ。……さすがにちょっとドキドキするな。少し振り向いてやろうかなと悪戯心が働く俺。
首を動かそうとした瞬間、ミランダに手で首を固定されて邪魔された。
「ぐっ! ミランダ、何をするぅ!?」
「いけません。アビスさんは前を向いて下さい」
「ちぇー」
それから直ぐにローザから「入りましたので、振り向いていいですよ~」と合図があった。だから俺は振り向いた。
すると、肩までドラム缶風呂に浸かるローザの姿があった。なんだ、気持ちよさそうだな。
そんな光景が大手ギルドのヴァナルガンドにも異様に映ったらしく、大注目。全員がこちらに駆け寄ってきた。
「これ、アビスくんが作ったの!?」「な、なんだこの製造スキル、聞いたことないぞ!」「え、あの職人の建築スキルじゃね?」「ガチィ~? 何者だよぉ」「おにーさん、ダークエルフなのー?」「こりゃ驚いた。ダンジョンで風呂とはな」「素晴らしい能力だ。これで金儲けできるぞ」
なんだか知らんが絶賛されとる。
あのヘルですら珍獣でも見るかのようにしていた。
「いったい、何なんですの」
「風呂だよ、風呂。ヘルも入るか?」
「お風呂ですって!? そ、それは興味がありますわね。いちいち帝国へ帰るのが面倒だと思っていましたし」
そうか、大手ギルドですら帰還するのって面倒に思えるんだな。ということは……まてよ。このドラム缶風呂をいくつか設置して商売ができるんじゃ。
ダンジョン温泉――とか。
いいね、無事に辺境伯になったら事業を始めてみようかな。
とりあえず、残り二つは作れるから俺は設置した。
「ほれよ。ヘルのギルドも入ればいいさ」
「いいのですか?」
「構わんよ。お近づきの印っていうかな」
「ありがとうございます、アビスさん。お優しいのですね」
「ま、まあな……」
ヘルの笑顔に俺は胸がドキッとした。
▼△▼△▼△
地下十六階。
背景がガラリと変わり、通路は緑の自然によって支配されていた。そこら中コケだらけ。
「溶岩、氷の次は……自然?」
「アビスさん、ここはどうやら『ウッドゴーレム』の生息地のようです」
警戒しながら進んでいると、正面から巨大なウッドゴーレムが出現。全身が“木”で出来ていた。それと少々の緑。草が生い茂っていた。
なんだ、たいしたことなさそうだぞ。
今までのゴーレムと比べれば迫力不足。ぜんぜん強そうに見えなかった。
俺はいつものように『インビジブルスクエア』を取り出し、構えた。
余裕、余裕。
――そう思っていた。
「うおッ!!」
突然、俺は吹き飛ばされて固い壁に衝突しそうになった。けど、踏ん張って壁に着地。
……な、何が起きた?
ウッドゴーレムを見る。
すると、ヤツは枝とか蔦を触手のように伸ばしていた。ウネウネと。
まるでタコかイカ系モンスターだな。
そうか、あれで攻撃されたらしい。
「まずいですよ、アビスさん!」
「どうした、ローザ」
「あのウッドゴーレムですが、とんでもなく強いです!!」
モンスターの詳細が飛んできた。
【ウッドゴーレム】
【Lv.90】
【地属性】
【詳細】
HP:60200。
攻撃力が高く、枝による遠距離物理攻撃が非常に危険。レアアイテム『ユグドラシルの葉』を落とすと言われている。
なるほど、枝攻撃か。
しかも、遠距離物理攻撃扱いなのか。そりゃ厄介だ。
接近するのは難しい。
近づく前には枝でやられる可能性が高い。
「ミランダ、魔法は何が使える?」
「わ、わたくしは基本的に水と風魔法だけなんです~…ごめんなさい」
やっぱり、火とかそれ以外は習得していないんだ。
「分かった。――って、ぐっ!!」
また凄まじく重い枝攻撃が向かってきた。俺は咄嗟の判断で“剣”に切り替え、防御した。
やべえ、防御したのに反動で吹き飛ばされそうだ。
『ブォォォォォォ……』
ウッドゴーレムの威圧感も、今までのゴーレムと桁違い。恐ろしいスピードで動き、針のように鋭い枝を何十本も俺に向けてくる。
「こ、これでは、さすがのわたしも接近できません!!」
「ローザ、お前は後方支援に回れッ!!」
「で、でも……」
「死ぬぞ!! お前だけが頼りなんだ。俺が死んだら『リザレクション』してくれ!!」
「は、はい……分かりました。でも、なるべく死なないで下さい!」
変わったことを言う。けどな、ローザがいるから死んでも安心感があった。体の原形さえ残っていれば幽霊となり、蘇生の可能性があるのだからな。
幸い、あの攻撃なら死体になるだけで済みそうだが――。
俺は、枝を叩き切ろうとしたのだが、別の触手によって足をからめとられた。……くそっ! 絡みついてきやがった!
「こんなものォ!!」
インビジブルアックスで――なッ!
やっべ、両手も両足も枝でグルグル巻きにされた。脱出できない。このままでは殺される……。
「スプラッシュ!!」
ミランダの水属性魔法が飛んでいくが、効果はいまひとつ。地属性に有効なのは『火』だからだ。
枝が俺の胸を貫く。
「がはっ!!」
体力を一気に削られ……死ぬ――ものかぁ!!
こんなところで死んでいられるかってーの。俺のアイテムボックスには、初回ログインボーナスでゲットした大量の回復アイテムがある。
今こそ『レッドポーション改』を連打する!!
「ちょ、アビスさん……まさか!」
「心配するな、ローザ! 今、俺は全力で残り少ないレッドポーション改を使いまくっている!!」
だが、そんな間にもウッドゴーレムの枝はローザを狙い始める。
「とぅ! こんな単純な枝攻撃!!」
ローザは、ぴょんと華麗に飛び跳ね、後退していく。へえ、やるな。さすが“殴り大聖女”だな。
だけど、ミランダは自分の身を守れるほど強くは無かった。
「きゃあ!!」
「ミランダ!!」
「ミランダさん!!」
俺もローザもなんとかミランダを守ろうと藻掻く。だが、枝が図太くて脱出できない。ローザも枝で攻撃されまくって回避でそれどころではない。
なら、俺が守ってやる!!
【インビジブルマント】
【レアリティ:SSS】
【部位:外套】
【詳細】
防御力:100。
ダメージを受けた時、一定の確率でオートスキル[ダークネビュラ]Lv.5を発動する。(闇属性攻撃1000%~10000%のランダムダメージおよび全種類の状態異常を与える)
このアイテムの精錬値が +7 以上のとき、全ての種族から受ける物理攻撃・遠距離物理攻撃・魔法攻撃のダメージを30%軽減する。
ダメージを受け続けた俺は、オートスキル[ダークネビュラ]Lv.5が発動。禍々しい闇属性攻撃が拡散し、枝を一斉に弾く。それどころか消滅させた。
『ブォオオオオオオオ!!』
今だ!
俺はミランダの方まで向かい、彼女を己肉体で庇った。枝が俺の腹部を貫く。
「アビス様、お腹に穴が!!」
「大丈夫か、ミランダ。……いや、いいんだ。ミランダが無事ならそれで」
「で、でも……でも」
「俺はこのダンジョンに来て分かったことがある」
「え……」
「大切な仲間を傷つけられたら、嫌だって思うようになった。前まで何もかも失い、ひとりぼっちで身も心もボロボロで……なにもなかった。空っぽだった。
でも、今は違う。俺には守るべき仲間ができちまった。だから――」
インビジブルスクエアを“弓”へ
「ミランダ、エルフの矢をくれ!!」
「あああああああああ!!」
「!? どうした、ミランダ! 矢をくれ! 今こそトドメを……」
「ご、ごめんなさい。エルフの矢は在庫切れですぅぅ……」
「な、なんだってえええええええ!!」
せっかくカッコよく決まるところだったのに! 焦っていると、いきなり矢が飛んできた。
「やれやれですね、アビスさん」
「こ、この矢って!?」
「それ、十階で拾ったやつです。おそらく、犯罪者ギルドの誰かが弓職だったのでしょう。何かで使えるかなぁと回収しておいたんです」
「ナイス、ローザ!!」
しかも『猛毒の矢』じゃないか。
地属性相手には、なにげに弱点属性。
俺は、インビジブルアーバレストで矢を放つ。
疾風となった矢は、ウッドゴーレムの頭に命中。見事なヘッドショットを決めた。
『ガアアアアアアアアアア…………』
なんとウッドゴーレムは一撃で消滅した。
た、倒した……。
倒したぞ!!
おっしゃあああああ!!
【EXP:26,800】
【ITEM:ユグドラシルの葉×1】
【ITEM:未鑑定アイテム×3】
今考えるのは止そう。それよりも今はダンジョン攻略だけに集中すべきだ。
とにかく、ローザを風呂に入れてやらないと動いてくれそうにない。
「じゃあ、俺とミランダで壁になってやるから」
「ありがとうございます! まさか、こんな素敵なお風呂に入れるとは感激ですよ。さすがアビスさんです!」
「いや、なんとなく思いついたんだ。それじゃ、俺前を向いているから」
「こっち見ないで下さいね」
俺の背後で服を脱ぎだすローザ。……さすがにちょっとドキドキするな。少し振り向いてやろうかなと悪戯心が働く俺。
首を動かそうとした瞬間、ミランダに手で首を固定されて邪魔された。
「ぐっ! ミランダ、何をするぅ!?」
「いけません。アビスさんは前を向いて下さい」
「ちぇー」
それから直ぐにローザから「入りましたので、振り向いていいですよ~」と合図があった。だから俺は振り向いた。
すると、肩までドラム缶風呂に浸かるローザの姿があった。なんだ、気持ちよさそうだな。
そんな光景が大手ギルドのヴァナルガンドにも異様に映ったらしく、大注目。全員がこちらに駆け寄ってきた。
「これ、アビスくんが作ったの!?」「な、なんだこの製造スキル、聞いたことないぞ!」「え、あの職人の建築スキルじゃね?」「ガチィ~? 何者だよぉ」「おにーさん、ダークエルフなのー?」「こりゃ驚いた。ダンジョンで風呂とはな」「素晴らしい能力だ。これで金儲けできるぞ」
なんだか知らんが絶賛されとる。
あのヘルですら珍獣でも見るかのようにしていた。
「いったい、何なんですの」
「風呂だよ、風呂。ヘルも入るか?」
「お風呂ですって!? そ、それは興味がありますわね。いちいち帝国へ帰るのが面倒だと思っていましたし」
そうか、大手ギルドですら帰還するのって面倒に思えるんだな。ということは……まてよ。このドラム缶風呂をいくつか設置して商売ができるんじゃ。
ダンジョン温泉――とか。
いいね、無事に辺境伯になったら事業を始めてみようかな。
とりあえず、残り二つは作れるから俺は設置した。
「ほれよ。ヘルのギルドも入ればいいさ」
「いいのですか?」
「構わんよ。お近づきの印っていうかな」
「ありがとうございます、アビスさん。お優しいのですね」
「ま、まあな……」
ヘルの笑顔に俺は胸がドキッとした。
▼△▼△▼△
地下十六階。
背景がガラリと変わり、通路は緑の自然によって支配されていた。そこら中コケだらけ。
「溶岩、氷の次は……自然?」
「アビスさん、ここはどうやら『ウッドゴーレム』の生息地のようです」
警戒しながら進んでいると、正面から巨大なウッドゴーレムが出現。全身が“木”で出来ていた。それと少々の緑。草が生い茂っていた。
なんだ、たいしたことなさそうだぞ。
今までのゴーレムと比べれば迫力不足。ぜんぜん強そうに見えなかった。
俺はいつものように『インビジブルスクエア』を取り出し、構えた。
余裕、余裕。
――そう思っていた。
「うおッ!!」
突然、俺は吹き飛ばされて固い壁に衝突しそうになった。けど、踏ん張って壁に着地。
……な、何が起きた?
ウッドゴーレムを見る。
すると、ヤツは枝とか蔦を触手のように伸ばしていた。ウネウネと。
まるでタコかイカ系モンスターだな。
そうか、あれで攻撃されたらしい。
「まずいですよ、アビスさん!」
「どうした、ローザ」
「あのウッドゴーレムですが、とんでもなく強いです!!」
モンスターの詳細が飛んできた。
【ウッドゴーレム】
【Lv.90】
【地属性】
【詳細】
HP:60200。
攻撃力が高く、枝による遠距離物理攻撃が非常に危険。レアアイテム『ユグドラシルの葉』を落とすと言われている。
なるほど、枝攻撃か。
しかも、遠距離物理攻撃扱いなのか。そりゃ厄介だ。
接近するのは難しい。
近づく前には枝でやられる可能性が高い。
「ミランダ、魔法は何が使える?」
「わ、わたくしは基本的に水と風魔法だけなんです~…ごめんなさい」
やっぱり、火とかそれ以外は習得していないんだ。
「分かった。――って、ぐっ!!」
また凄まじく重い枝攻撃が向かってきた。俺は咄嗟の判断で“剣”に切り替え、防御した。
やべえ、防御したのに反動で吹き飛ばされそうだ。
『ブォォォォォォ……』
ウッドゴーレムの威圧感も、今までのゴーレムと桁違い。恐ろしいスピードで動き、針のように鋭い枝を何十本も俺に向けてくる。
「こ、これでは、さすがのわたしも接近できません!!」
「ローザ、お前は後方支援に回れッ!!」
「で、でも……」
「死ぬぞ!! お前だけが頼りなんだ。俺が死んだら『リザレクション』してくれ!!」
「は、はい……分かりました。でも、なるべく死なないで下さい!」
変わったことを言う。けどな、ローザがいるから死んでも安心感があった。体の原形さえ残っていれば幽霊となり、蘇生の可能性があるのだからな。
幸い、あの攻撃なら死体になるだけで済みそうだが――。
俺は、枝を叩き切ろうとしたのだが、別の触手によって足をからめとられた。……くそっ! 絡みついてきやがった!
「こんなものォ!!」
インビジブルアックスで――なッ!
やっべ、両手も両足も枝でグルグル巻きにされた。脱出できない。このままでは殺される……。
「スプラッシュ!!」
ミランダの水属性魔法が飛んでいくが、効果はいまひとつ。地属性に有効なのは『火』だからだ。
枝が俺の胸を貫く。
「がはっ!!」
体力を一気に削られ……死ぬ――ものかぁ!!
こんなところで死んでいられるかってーの。俺のアイテムボックスには、初回ログインボーナスでゲットした大量の回復アイテムがある。
今こそ『レッドポーション改』を連打する!!
「ちょ、アビスさん……まさか!」
「心配するな、ローザ! 今、俺は全力で残り少ないレッドポーション改を使いまくっている!!」
だが、そんな間にもウッドゴーレムの枝はローザを狙い始める。
「とぅ! こんな単純な枝攻撃!!」
ローザは、ぴょんと華麗に飛び跳ね、後退していく。へえ、やるな。さすが“殴り大聖女”だな。
だけど、ミランダは自分の身を守れるほど強くは無かった。
「きゃあ!!」
「ミランダ!!」
「ミランダさん!!」
俺もローザもなんとかミランダを守ろうと藻掻く。だが、枝が図太くて脱出できない。ローザも枝で攻撃されまくって回避でそれどころではない。
なら、俺が守ってやる!!
【インビジブルマント】
【レアリティ:SSS】
【部位:外套】
【詳細】
防御力:100。
ダメージを受けた時、一定の確率でオートスキル[ダークネビュラ]Lv.5を発動する。(闇属性攻撃1000%~10000%のランダムダメージおよび全種類の状態異常を与える)
このアイテムの精錬値が +7 以上のとき、全ての種族から受ける物理攻撃・遠距離物理攻撃・魔法攻撃のダメージを30%軽減する。
ダメージを受け続けた俺は、オートスキル[ダークネビュラ]Lv.5が発動。禍々しい闇属性攻撃が拡散し、枝を一斉に弾く。それどころか消滅させた。
『ブォオオオオオオオ!!』
今だ!
俺はミランダの方まで向かい、彼女を己肉体で庇った。枝が俺の腹部を貫く。
「アビス様、お腹に穴が!!」
「大丈夫か、ミランダ。……いや、いいんだ。ミランダが無事ならそれで」
「で、でも……でも」
「俺はこのダンジョンに来て分かったことがある」
「え……」
「大切な仲間を傷つけられたら、嫌だって思うようになった。前まで何もかも失い、ひとりぼっちで身も心もボロボロで……なにもなかった。空っぽだった。
でも、今は違う。俺には守るべき仲間ができちまった。だから――」
インビジブルスクエアを“弓”へ
「ミランダ、エルフの矢をくれ!!」
「あああああああああ!!」
「!? どうした、ミランダ! 矢をくれ! 今こそトドメを……」
「ご、ごめんなさい。エルフの矢は在庫切れですぅぅ……」
「な、なんだってえええええええ!!」
せっかくカッコよく決まるところだったのに! 焦っていると、いきなり矢が飛んできた。
「やれやれですね、アビスさん」
「こ、この矢って!?」
「それ、十階で拾ったやつです。おそらく、犯罪者ギルドの誰かが弓職だったのでしょう。何かで使えるかなぁと回収しておいたんです」
「ナイス、ローザ!!」
しかも『猛毒の矢』じゃないか。
地属性相手には、なにげに弱点属性。
俺は、インビジブルアーバレストで矢を放つ。
疾風となった矢は、ウッドゴーレムの頭に命中。見事なヘッドショットを決めた。
『ガアアアアアアアアアア…………』
なんとウッドゴーレムは一撃で消滅した。
た、倒した……。
倒したぞ!!
おっしゃあああああ!!
【EXP:26,800】
【ITEM:ユグドラシルの葉×1】
【ITEM:未鑑定アイテム×3】
10
お気に入りに追加
2,328
あなたにおすすめの小説
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
全スキル自動攻撃【オートスキル】で無双 ~自動狩りで楽々レベルアップ~
桜井正宗
ファンタジー
おっさんに唯一与えられたもの――それは【オートスキル】。
とある女神様がくれた素敵なプレゼントだった。
しかし、あまりの面倒臭がりのおっさん。なにもやる気も出なかった。長い事放置して、半年後にやっとやる気が出た。とりあえず【オートスキル】を極めることにした。とはいえ、極めるもなにも【オートスキル】は自動で様々なスキルが発動するので、24時間勝手にモンスターを狩ってくれる。起きていようが眠っていようが、バリバリモンスターを狩れてしまえた。そんなチートも同然なスキルでモンスターを根こそぎ狩りまくっていれば……最強のステータスを手に入れてしまっていた。これは、そんな爆笑してしまう程の最強能力を手に入れたおっさんの冒険譚である――。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました!
高見南純平
ファンタジー
最弱ヒーラーのララクは、ついに冒険者パーティーを100回も追放されてしまう。しかし、そこで条件を満たしたことによって新スキルが覚醒!そのスキル内容は【今まで追放してきた冒険者のスキルを使えるようになる】というとんでもスキルだった!
ララクは、他人のスキルを組み合わせて超万能最強冒険者へと成り上がっていく!
ハズレ職業のテイマーは【強奪】スキルで無双する〜最弱の職業とバカにされたテイマーは魔物のスキルを自分のものにできる最強の職業でした〜
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティー【黄金の獅子王】に所属するテイマーのカイトは役立たずを理由にパーティーから追放される。
途方に暮れるカイトであったが、伝説の神獣であるフェンリルと遭遇したことで、テイムした魔物の能力を自分のものに出来る力に目覚める。
さらにカイトは100年に一度しか産まれないゴッドテイマーであることが判明し、フェンリルを始めとする神獣を従える存在となる。
魔物のスキルを吸収しまくってカイトはやがて最強のテイマーとして世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを追放した【黄金の獅子王】はカイトを失ったことで没落の道を歩み、パーティーを解散することになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる