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ガチャを回しまくってSSS級アイテムを装備
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ケイオス帝国へ戻り、冒険者ギルドへ。受付嬢に討伐報告した。もちろん、失敗に終わったけど――これでいい。
「討伐出来なかったのですね」
「でも得るモノもあったよ。ありがとう」
「えっ、そうなのですか?」
受付嬢のお姉さんは不思議そうに首を傾げた。別れを告げ、俺はローザと共に中央噴水広場にあるベンチへ腰掛けた。今は装備を整えて、それから高難易度の討伐クエストを受ける。このプランでいく。
「とりあえず、SSS級インビジブルガントレットを装備する」
装備画面を表示し、腕の部分をタップしていく。アイテムボックスには、初回ログインボーナスで手に入れたガントレットがあった。
【インビジブルガントレット】
【レアリティ:SSS】
【部位:右腕/左腕】
【詳細】
透明なガントレット。
相手に見えないので、どんな装備なのか見分けがつかない。
物理攻撃力 +3000。
魔法攻撃力 +3000。
全ポーションの回復力 + 50%。
ドロップアイテムを自動回収、アイテムボックスへ転送する。
コイツを装備完了。
透明で見えないけど、装備の効果は確かだった。ステータス上の補正数値が大幅にアップ。
物理攻撃力【10】【+3000】
魔法攻撃力【10】【+3000】
とんでもない数値になっていた。
これはつまり、単純に10ダメージだったのが、3010ダメージなった計算だ。だけど、実際は相手の防御力とか、レベル差にもよるから固定ダメージではないけど、あの洞窟にいたモグモグとか、もっと上の中級ダンジョンのモンスターなら余裕で倒せるはずだ。
――と、ローザから色々教えて貰った。
「装備は上から【上段頭装備】、【中段頭装備】、【下段頭装備】、【鎧】、【右手武器】、【左手武器】、【右腕】、【左腕】、【外套】、【靴】、【アクセサリー①】、【アクセサリー②】とあるので、それぞれに装備してくださいね」
「そんなに部位装備があるんだな。となると、まずは全部埋めたいかな」
「はい、三年分のログインボーナスを開封するか、ガチャを回してレア装備を入手するんです」
「その“ガチャ”ってなんだ?」
「さっきも言ったでしょう。魔晶石を使うんです」
魔晶石ガチャ。
基本的に、ガチャ限定アイテムとか超高難度ダンジョンのレアアイテムが低確率で入手できるようだ。
「へえ、どこでやればいいんだ?」
「そこの『噴水』です!」
真後ろだった。
そんなところにガチャがあったとはな。そういえば、他の冒険者が魔晶石を投げているな。そうか、この噴水に魔晶石を投げ込むとアイテムを入手できるんだ。
レアアイテムを入手して喜んでいる者、爆死して絶望している者。なんだか、喜怒哀楽が激しいな。
「なあ、魔晶石ってそんな入手し辛いものなのか」
「当然です。普通は高いお金を払って買うんですから。えっと、10個セットで100,000ベルです。最低10個からの販売で、バラ売りはしてくれないんです」
マジかよ。
しかも、回すには50個必要らしいし。それで10連ガチャが回せるとか。つまり、5,000,000ベルも必要なわけだ。
「って、まてまて。5,000,000ベルって、B~A級装備が買えるぞ。ガチャを回すより、お店で買った方がいいんじゃないのか」
「人間は“限定”とか“大当たり”に弱いものなのです。アビスさんもガチャをやってみれば分かりますよ~。当たりを引いた時の感動はたまりませんっ」
どうやら、この感じ。
ローザもそのガチャ中毒らしいな。
まあでも、俺の場合はお金が掛からないし、三年分の魔晶石が溜まっている。そういえば、金の魔晶石もあるんだよな。
今回は、普通の魔晶石でガチャをしてみよう。
「それじゃ、この魔晶石を投げ込めばいいんだな」
「はい。その赤い石をポイッと投げれば、後は噴水がアイテムを吐き出してくれるんです」
そういう理屈か。
よし、やってみよう。
俺は、魔晶石を50個ブン投げた。
――すると。
①レッドポーション改×10
②B級カトラス×1
③メテオゴーレムの破片×1
④C級ドラゴンキラー×1
⑤A級ドラゴンブーツ×1
⑥万能薬×10
⑦A級ホーリーローブ×1
⑧テレポートスクロール×1
⑨D級ロッド×1
⑩おいしいニンジン×5
マジで10個のアイテムを獲得できた。これら全ては、俺のアイテムボックスへ自動転送――保管された。
「A級アイテムが結構出たな」
「魔晶石ガチャは、10連ガチャで回した場合に限り、最低1個はB級以上のレアリティアイテム確定。排出が保証されるんです~」
「ほうほう、理解した」
さすがに金が掛かるだけあって、多少はお情け仕様になっているようだな。いや、それよりも、もうこんなにレアアイテムを入手してしまった。
これは衝撃事実だぞ。
今まで食うにも困っていた俺が……こんなにたくさんのアイテムに囲まれる状態になろうとは。
「ちなみに、メテオゴーレムの破片は珍しくて一個20,000ベルで売れますよ!」
「それは朗報だ。今はとにかくお金と装備が必要だからな」
結局我慢できなかった俺は、どんどん初回ログインボーナスを開封しまくった。なんか気づけば夢中になっていた。開封作業が楽しくて、楽しくてたまらない。
「わわ、アビスさん! そんなに開封しちゃうんですかぁ!?」
「問題ない。これでもまだ半年分に届いていないぞ。一ヶ月分は開封したかな」
欲が爆発して、結構な初回ログインボーナスを開けてしまった。
その結果――
【所持金:920,000ベル】
【アイテム所持数:211個】
と、なった。
SSS級が最初のガントレット含めて20個。これはログインボーナスによる固定ボーナス。他は、ガチャも回してSS級が6個、S級も6個。A級21個、B級17個、C級21個、D級18個、E級19個。その他、雑貨類や料理アイテム、クエストアイテムなど含めて“200個超え”となった。
俺の装備もかなりマシになった。
【上段頭装備】SSS級インビジブルヘルム
【中段頭装備】SSS級インビジブルグラス
【下段頭装備】SSS級インビジブルフェザー
【鎧】SSS級インビジブルアーマー
【右手武器】SSS級インビジブルスクエア
【左手武器】SSS級インビジブルスクエア
【右腕】SSS級インビジブルガントレット
【左腕】SSS級インビジブルガントレット
【外套】SSS級インビジブルマント
【靴】SSS級アークエンジェル
【アクセサリー①】SSS級クロウリング
【アクセサリー②】SSS級クロウリング
ほぼ透明装備だけどなっ!
「討伐出来なかったのですね」
「でも得るモノもあったよ。ありがとう」
「えっ、そうなのですか?」
受付嬢のお姉さんは不思議そうに首を傾げた。別れを告げ、俺はローザと共に中央噴水広場にあるベンチへ腰掛けた。今は装備を整えて、それから高難易度の討伐クエストを受ける。このプランでいく。
「とりあえず、SSS級インビジブルガントレットを装備する」
装備画面を表示し、腕の部分をタップしていく。アイテムボックスには、初回ログインボーナスで手に入れたガントレットがあった。
【インビジブルガントレット】
【レアリティ:SSS】
【部位:右腕/左腕】
【詳細】
透明なガントレット。
相手に見えないので、どんな装備なのか見分けがつかない。
物理攻撃力 +3000。
魔法攻撃力 +3000。
全ポーションの回復力 + 50%。
ドロップアイテムを自動回収、アイテムボックスへ転送する。
コイツを装備完了。
透明で見えないけど、装備の効果は確かだった。ステータス上の補正数値が大幅にアップ。
物理攻撃力【10】【+3000】
魔法攻撃力【10】【+3000】
とんでもない数値になっていた。
これはつまり、単純に10ダメージだったのが、3010ダメージなった計算だ。だけど、実際は相手の防御力とか、レベル差にもよるから固定ダメージではないけど、あの洞窟にいたモグモグとか、もっと上の中級ダンジョンのモンスターなら余裕で倒せるはずだ。
――と、ローザから色々教えて貰った。
「装備は上から【上段頭装備】、【中段頭装備】、【下段頭装備】、【鎧】、【右手武器】、【左手武器】、【右腕】、【左腕】、【外套】、【靴】、【アクセサリー①】、【アクセサリー②】とあるので、それぞれに装備してくださいね」
「そんなに部位装備があるんだな。となると、まずは全部埋めたいかな」
「はい、三年分のログインボーナスを開封するか、ガチャを回してレア装備を入手するんです」
「その“ガチャ”ってなんだ?」
「さっきも言ったでしょう。魔晶石を使うんです」
魔晶石ガチャ。
基本的に、ガチャ限定アイテムとか超高難度ダンジョンのレアアイテムが低確率で入手できるようだ。
「へえ、どこでやればいいんだ?」
「そこの『噴水』です!」
真後ろだった。
そんなところにガチャがあったとはな。そういえば、他の冒険者が魔晶石を投げているな。そうか、この噴水に魔晶石を投げ込むとアイテムを入手できるんだ。
レアアイテムを入手して喜んでいる者、爆死して絶望している者。なんだか、喜怒哀楽が激しいな。
「なあ、魔晶石ってそんな入手し辛いものなのか」
「当然です。普通は高いお金を払って買うんですから。えっと、10個セットで100,000ベルです。最低10個からの販売で、バラ売りはしてくれないんです」
マジかよ。
しかも、回すには50個必要らしいし。それで10連ガチャが回せるとか。つまり、5,000,000ベルも必要なわけだ。
「って、まてまて。5,000,000ベルって、B~A級装備が買えるぞ。ガチャを回すより、お店で買った方がいいんじゃないのか」
「人間は“限定”とか“大当たり”に弱いものなのです。アビスさんもガチャをやってみれば分かりますよ~。当たりを引いた時の感動はたまりませんっ」
どうやら、この感じ。
ローザもそのガチャ中毒らしいな。
まあでも、俺の場合はお金が掛からないし、三年分の魔晶石が溜まっている。そういえば、金の魔晶石もあるんだよな。
今回は、普通の魔晶石でガチャをしてみよう。
「それじゃ、この魔晶石を投げ込めばいいんだな」
「はい。その赤い石をポイッと投げれば、後は噴水がアイテムを吐き出してくれるんです」
そういう理屈か。
よし、やってみよう。
俺は、魔晶石を50個ブン投げた。
――すると。
①レッドポーション改×10
②B級カトラス×1
③メテオゴーレムの破片×1
④C級ドラゴンキラー×1
⑤A級ドラゴンブーツ×1
⑥万能薬×10
⑦A級ホーリーローブ×1
⑧テレポートスクロール×1
⑨D級ロッド×1
⑩おいしいニンジン×5
マジで10個のアイテムを獲得できた。これら全ては、俺のアイテムボックスへ自動転送――保管された。
「A級アイテムが結構出たな」
「魔晶石ガチャは、10連ガチャで回した場合に限り、最低1個はB級以上のレアリティアイテム確定。排出が保証されるんです~」
「ほうほう、理解した」
さすがに金が掛かるだけあって、多少はお情け仕様になっているようだな。いや、それよりも、もうこんなにレアアイテムを入手してしまった。
これは衝撃事実だぞ。
今まで食うにも困っていた俺が……こんなにたくさんのアイテムに囲まれる状態になろうとは。
「ちなみに、メテオゴーレムの破片は珍しくて一個20,000ベルで売れますよ!」
「それは朗報だ。今はとにかくお金と装備が必要だからな」
結局我慢できなかった俺は、どんどん初回ログインボーナスを開封しまくった。なんか気づけば夢中になっていた。開封作業が楽しくて、楽しくてたまらない。
「わわ、アビスさん! そんなに開封しちゃうんですかぁ!?」
「問題ない。これでもまだ半年分に届いていないぞ。一ヶ月分は開封したかな」
欲が爆発して、結構な初回ログインボーナスを開けてしまった。
その結果――
【所持金:920,000ベル】
【アイテム所持数:211個】
と、なった。
SSS級が最初のガントレット含めて20個。これはログインボーナスによる固定ボーナス。他は、ガチャも回してSS級が6個、S級も6個。A級21個、B級17個、C級21個、D級18個、E級19個。その他、雑貨類や料理アイテム、クエストアイテムなど含めて“200個超え”となった。
俺の装備もかなりマシになった。
【上段頭装備】SSS級インビジブルヘルム
【中段頭装備】SSS級インビジブルグラス
【下段頭装備】SSS級インビジブルフェザー
【鎧】SSS級インビジブルアーマー
【右手武器】SSS級インビジブルスクエア
【左手武器】SSS級インビジブルスクエア
【右腕】SSS級インビジブルガントレット
【左腕】SSS級インビジブルガントレット
【外套】SSS級インビジブルマント
【靴】SSS級アークエンジェル
【アクセサリー①】SSS級クロウリング
【アクセサリー②】SSS級クロウリング
ほぼ透明装備だけどなっ!
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