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新章
第79話 第四エリア攻略開始
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「―――レベル投げえええッ!!!」
ドォォォォンとデスクラウンに命中する。因みに、デスクラウンは、その名の通り……死のピエロ。レベル700付近とかなりハイレベル。しかも、目からビームを放ってくるヤベェピエロだ。
ただ、移動速度は遅い。鈍足だった。
それが幸いして何とか回避は容易。
だが油断はならない。
「こ、ここが第四エリア……またも不気味ですね」
俺の後ろをついてくるフルクが小さく震えていた。そうだな、第四エリアも混沌というか、謎の宇宙空間らしきダンジョンだった。
道こそ広くて回避もしやすいが、遮蔽物がほとんどなく……隠れるという手段はとれない。だから、攻撃あるのみ
カルニの防御スキル『スクトゥム』は鉄壁だ。ほぼ物理攻撃を受け付けず、しかもオートヒーリング機能付き。そりゃ簡単には死なないよな。
「ヒール!」
しかも、回復スキルの使えるフルクもいる。おかげで回復アイテムいらずである。そこに、マルガの『アニムス』スキル。これを浴びた者は受けるダメージが倍になる。
更に、経験値やドロップ率が二倍になる。おまけで宝石アイテムのドロップもあるが、そこそこの資金になっている。
「よし、カルニ。そのままを維持。フルクもヒールを続けて……! マルガ、アニムスを入れ続けてくれ」
てきぱきと指示しながら先へ進んでいく。
どうやら第四エリアは、デスクラウンしか出現しないようだな。相変わらず動きは呪いが、目からビームってのが不気味だ。
尚、普通にダメージを受けていれば、体力の半分を削られるのではないかとカルニ談である。……やばすぎるな。
「支援とかもしますね、グロリアスブレッシングとアジリティです」
せっせと動くフルク。こう頑張っている姿は、なんだか応援したくなるっていうか、こっちも頑張れる。なので、俺はどんどん【レベル投げ】でモンスターを減らしていく。
デスクラウンを倒すと、大量のドロップアイテム。
「ふむぅ、S級ブーツか。こりゃ良いな! 靴はかなり需要があるし、エンチャントもしやすいからな。大量生産すれば大金持ちだろう」
これにカルニが反応した。
「そうでしょうね。靴は普段使いも出来ますし、なにより効果もつけやすい箇所ですから、帝国でかなりの額で売れるでしょう」
デスクラウンのビームを受けまくって平然としている。さすが鉄壁スキルだな。このままの調子で狩りを続けよう。
ドォォォォンとデスクラウンに命中する。因みに、デスクラウンは、その名の通り……死のピエロ。レベル700付近とかなりハイレベル。しかも、目からビームを放ってくるヤベェピエロだ。
ただ、移動速度は遅い。鈍足だった。
それが幸いして何とか回避は容易。
だが油断はならない。
「こ、ここが第四エリア……またも不気味ですね」
俺の後ろをついてくるフルクが小さく震えていた。そうだな、第四エリアも混沌というか、謎の宇宙空間らしきダンジョンだった。
道こそ広くて回避もしやすいが、遮蔽物がほとんどなく……隠れるという手段はとれない。だから、攻撃あるのみ
カルニの防御スキル『スクトゥム』は鉄壁だ。ほぼ物理攻撃を受け付けず、しかもオートヒーリング機能付き。そりゃ簡単には死なないよな。
「ヒール!」
しかも、回復スキルの使えるフルクもいる。おかげで回復アイテムいらずである。そこに、マルガの『アニムス』スキル。これを浴びた者は受けるダメージが倍になる。
更に、経験値やドロップ率が二倍になる。おまけで宝石アイテムのドロップもあるが、そこそこの資金になっている。
「よし、カルニ。そのままを維持。フルクもヒールを続けて……! マルガ、アニムスを入れ続けてくれ」
てきぱきと指示しながら先へ進んでいく。
どうやら第四エリアは、デスクラウンしか出現しないようだな。相変わらず動きは呪いが、目からビームってのが不気味だ。
尚、普通にダメージを受けていれば、体力の半分を削られるのではないかとカルニ談である。……やばすぎるな。
「支援とかもしますね、グロリアスブレッシングとアジリティです」
せっせと動くフルク。こう頑張っている姿は、なんだか応援したくなるっていうか、こっちも頑張れる。なので、俺はどんどん【レベル投げ】でモンスターを減らしていく。
デスクラウンを倒すと、大量のドロップアイテム。
「ふむぅ、S級ブーツか。こりゃ良いな! 靴はかなり需要があるし、エンチャントもしやすいからな。大量生産すれば大金持ちだろう」
これにカルニが反応した。
「そうでしょうね。靴は普段使いも出来ますし、なにより効果もつけやすい箇所ですから、帝国でかなりの額で売れるでしょう」
デスクラウンのビームを受けまくって平然としている。さすが鉄壁スキルだな。このままの調子で狩りを続けよう。
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